スポンサーサイト

--.--.-- (--)


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



クリック募金を始めました。下記サイトにて協賛企業のリンクを各社1回クリックすると、1円ずつ募金できます。
    JWordクリック募金

 |  スポンサー広告

女の権利

2013.07.20 (土)


テキサスの州議会上院で、中絶を制限する法案が可決された。

先日、民主党のウェンディ・デイヴィス議員が11時間も演説を続けて、いったん阻止できたものの、州知事リック・ペリーが署名して法律になった。ブッシュといい、ペリーといい、まったくテキサスはどうしようもないクズを知事に選出してくれる。

私はニュージャージーに6年、ニューヨークに18年暮らした。どちらも夫の仕事の都合だったので、選択の余地はなかった。

どちらも自由な、あまり他人に干渉しない町で、いま思うと非常に幸運だった。教会に所属しない人間が異端視される保守的な町や(汝の隣人を愛せよ?)、一家に何丁もの猟銃やピストルが標準装備になっている狂信的な町(汝、殺すなかれ?)に住むはめになったかもしれないのだ。

渡米前、私はアメリカの政治はあまり知らなかったし、興味もなかった。日本の政治についても同じだったので、どこに住んでも人間はたいして変わらないのかもしれない。

ただし、自分はリベラルだという意識はあった。

結婚するにあたって、ものの考え方は経済力と同じくらい重要だと思っていた。夫はその点で合格だったし、思想の違いによる諍いをせずに済んだ。ものをためこむとか時間にルーズだとか、気に食わないところは山ほどあるが、夫も私に注文はあるだろうし、お互いさまか。

私は「保守反動の牙城」と言われる田舎で生まれ育ったのに、いつどうやって左に傾いたのだろうか。

もっとも夫に言わせると、私は社会的な問題にはリベラルで、財政的にはコンサーバティブなのだそうだ。


        *


テキサスの法案は、妊娠20週以降の堕胎を禁止するだけでなく、中絶手術を行うクリニックは大病院並みの登録条件を満たさなければならないなど、1973年にアメリカ最高裁判所の判決でやっと合法化された中絶を制限しようという企みである。

ミシシッピやアラバマ、アリゾナなど他の保守的な州でも同じような動きがあるらしい。

私は自分がフェミニストだと思わないし、何の活動もしていない。

女性が重要なポストについたり、目ざましい活躍をしたりするのを聞けば喜ばしいが、しょせん私には関係ない。まあ優秀な皆さんはがんばってくださいと思うだけだ。

しかし、中絶の権利だけは絶対に譲れない。

中絶の経験はないし、中絶したという知り合いすらいない。でも、中絶が合法でなかったころ、闇医者で堕胎手術を受けたり、針金のハンガーなど空恐ろしい手段で自分で堕胎を試みたりした女たちの話は読んだ。命を落とすか、不具になるか、健康を損なってつらい人生を送るか、こんなに理不尽なことはないと思った。

どういう理由であれ、中絶するかどうかは女が決めるものだ。

それを政治家や宗教団体に勝手に押し付けられると、無性に腹が立つ。

ほどんどの団体で男が過半数を占めている。女でもペイリンやバックマンみたいに頭が空っぽな輩もいるので、女を政治家にすれば万事解決ではないが、女の体をどう扱うかを男に指図されるなんて、考えるだけでムカムカする。


        *


今回の法案により、テキサス州政府の理不尽な規定に満たないクリニックは閉鎖に追い込まれる。あの広いテキサス全体で5軒しか残らないという報道もあった。テキサスの女は堕胎できる病院を求めて、遠方へ行かねばならない。そのためのお金や手段がなければ、「非合法な」やり方で堕胎するしかない。

合法化して40年たって、これか。

今回の中絶法案に賛成したテキサスの男どもは全員去勢してやりたい。

中絶する権利を阻害するなら、最初から妊娠させるなと思っていたら、「あなたのためを一番に思ってくれない男とはセックスするな」とテキサスの女性たちにセックス・ストライキなるものを呼びかけるコラムを見つけた。

異議なし。


<今日の英語>

That reminds me.
それで思い出した。


最近とくに物忘れの激しい夫と私。話をしながら、なにかの拍子に「そういえば」と他のことを思い出す。お互い、このフレーズを使わない日はない。



クリック募金を始めました。下記サイトにて協賛企業のリンクを各社1回クリックすると、1円ずつ募金できます。
    JWordクリック募金

 |  社会  |  コメント(1)

Comment

同感!

知人が大学生の時に妊娠してしまい、中絶が非合法の国だったので、やむなく出産、大学は中退しました。その時初めて、中絶が出来ない国があると知りました。調べたら日本でも中絶が合法化された歴史は割と浅く、祖母が経済的理由で第四子を中絶したのは合法化された翌年のことでした。
私も自分の身体のことは自分で決めたい。
kometto3の主張、全てに同感です。
加奈 |  2013.07.26(金) 11:46 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

URL
コメント
パスワード  編集・削除するのに必要
非公開  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲ページトップへ

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://halfwaymark.blog114.fc2.com/tb.php/967-06be06cb

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲ページトップへ

 | ホーム | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。