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バイオリンに酔う その4

2013.05.13 (月)


かく言う私も、クラシックならクロスオーバーより普通にクラシックとして聞きたい。

ポップやロックをバイオリンで弾くのはいいが、あえてクラシックをロックにアレンジしてもらわなくてもいい。そのままで楽しく聞ける。

私はクラシックではビバルディとバッハが一番好き。特にアレグロ。クイーンも好きなので、「あんたは音がいっぱい詰まっててテンポの速いのが好きなわけね」と姉がまとめる。

始めからロックもクラシックも好きな場合、橋渡しはいらない。せっかくのデイヴィッドの試みも、かわいそうだが、私にはたいして重要ではない。

むしろ、彼の純粋なクラシックの演奏を聴きたいと思う。

しかし、彼のおかげでバイオリンの魅力に目覚めたのは確かだ。

私があまり騒ぐので、「ちょっと、バイオリンならヤッシャ・ハイフェッツよ」と姉に諭されて、パガニーニを聞き、こちらはこちらで「参りました」というところか。

私のバイオリン熱はさらに高まった。


          *


それにしても、ビジュアルは大事である。

デイヴィッドが小太りの醜いおじさんだったら、ここまで成功しない。身長コンプレックスのある私は、彼が長身というだけで合格にしてしまう。

彼は魅力的だが、絶世の美男子ではないし、洗練されてもいない。それがバイオリンを弾くと、120%よく見える(私だけ?)。

これまでバイオリニストといえば、胸焼けか偏頭痛で苦しんでいるような表情で弾くイメージだった。デイヴィッドのように、うれしそうに(ただし、どこか寂しげに)弾く姿が新鮮に映る。

自分ではかっこいいと思ってはいないと言うが、ステージでのクローズアップを十分計算しているだろう。しかし、16歳の頃のビデオでも、似た表情が垣間見えるので、自然にそうなるのかもしれない。


          *


次男が一時帰宅したときにもデイヴィッドのビデオを見せ、「いいでしょ? お母さん、毎日聞いてるのよ、バイオリン。アメリカでもツアーしたみたい。ニューヨークに住んでるって。本物見たいわー。コンサート行きたいわー」と訴えると、「じゃあ、行けば?」と次男はいとも簡単に言う。

そうよね。行くわ!

しかし、今年も来年もヨーロッパ・ツアーしか見つからない。

そういえば、先日、夫が 「長男をヨーロッパに連れて行ってやりたいな。美術館めぐりとか」と言った。「ヨーロッパなら、私も行くわよ」とドイツにいるパヴェルに会いたい私は答えた。

「えっ、きみも来るの?」と夫は驚いた。

私は乗り物と外出が苦手なので、旅行の誘いはまず断る。まあ、逸脱するときは往々にして不純な動機があるわけだ。

その話をしたときは、デイヴィッド・ギャレットは未知の人だった。

私は夫の出張につきあってイギリスに1週間滞在した以外、アメリカしか住んだことがない。メキシコやカリブ海すら行ったことがない。それどころか、アメリカ国内だって、訪れた州は数えるほどだ。うちにいるのが一番いいと思う。

そういう人間をヨーロッパまで連れ出そうというのだから、たいしたバイオリニストではないか。

ミーハーが世界を動かすと言ったのは誰だっけ。


         *


ボストンのデュオとデイヴィッドの「カシミール」で、懐かしいハードロックを聞きたくなった。

確か夫はザ・フーのCDを持っている。

「あなた、レッド・ツェッペリン持ってない?車の中で聞きたいんだけど。」

「え? 何? 誰?」と夫。

「誰って、レッド・ツェッペリンよ。知らないの?」とゆっくり言い直したが、夫は首をかしげる。私も自信がなくなって、「Led Zepperinって、あれ、Redだっけ? いやLedでしょ。でも、ツェッペリンのほうはRでしょ。Lなのかしら」と混乱してきた。

「ああ、レッド・ゼプリンか!」とやっとわかってもらえた。そういえば、飛行船もアメリカではゼッペリンだった。イギリスのバンドなのに、律儀な日本人はわざわざドイツ風に発音するのだ。

「あれはへヴィメタルだぞ。そんなの聞くのか?」と夫。

「へヴィメタルというよりハードロックでしょ」と、デイヴィッド・ギャレットのおかげで初めてメタリカなんか聞いていることは夫に言わない。


          *


ところで、デイヴィッド主演の映画が今秋ドイツで公開される。

題して、 Paganini - The Devi's Violinist

世界最初のロックスターとも言われ、女たらしだったパガニーニ。悪魔に魂を売り飛ばして手に入れたという噂が立ったほどのバイオリン演奏技術。

パガニーニを主人公にした映画はいくつかあった。1989年にクラウス・キンスキーが主演・監督したのはポルノまがいで、1946年の白黒イギリス映画は学芸会レベル。ど素人の私からしても、その指使いはないだろうと思う。パガニーニの難曲を本当に弾けるデイヴィッドは適役だ。

まだトレーラーもないし、アメリカでのリリース情報もない。

プロの俳優ではないのだから、あまり期待するとガッカリするかもしれない。それでも期待してしまう。今年一番の楽しみができた。



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 |  わたし  |  コメント(1)

Comment

コメットさんのブログでレッドツェッペリンやメタリカという言葉が出てきたのがなんだかちょっと意外なような。
メタリカのヴォーカルJames Hetfieldのお母さんはオペラ歌手だったんだとか。それもかなり意外ですよね。
紹介されてたデイヴィッドの動画見ましたが、確かにかっこいい!
Youtubeのコメントにもあったけど、Kurt Cobainに似てますね。
Neo |  2013.05.16(木) 06:15 | URL |  【編集】

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