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長男の自動車教習 後編

2012.02.29 (水)


前編の続き)

Driver's Edレクチャー初日、夜7時にハイスクールまで長男を迎えに行った。

もう真っ暗なのに、2日後にはドライビングの練習が始まる。5時半ならまだしも明るいかもしれないが、いきなり夜の路上運転はさせないだろうと思った。

それにしても、これから4ヶ月間、毎週2回このお迎えがあるのか。

建物から生徒がぞろぞろ出てくる。レクチャー以外にも、クラブ活動その他で遅くまで残る生徒がいるらしい。

「どうだった?」と長男に聞くと、「5時間のと同じかな。次男の友だちのニックもいたよ。」

彼はまだソファモア(高校2年目)だが、もう16歳の誕生日がきた。ジュニアのうちに免許を取る子が多いらしく、長男のようにシニアの後半になって教習を受けるのはかなり遅い。

「インストラクターが、50時間運転しないとRoad Test受けられないって」と長男に言われて驚いた。そういえば、DMVのウェブサイトでそんなことを読んだような気がしないでもない。

調べてみると、18歳以下の場合、最低50時間の路上練習(免許を有する大人が同乗)が義務付けられ、そのうち15時間は日没後でなければならない。50時間のうち、10時間は中程度以上に混雑した状況で練習することを勧めている。

昔のハイスクールを舞台にしたハリウッド映画では、誰もが角ばったアメリカ車を適当に転がしているイメージがあるが、若者の免許取得は年々厳しくなっている。しばらく前までは、20時間程度の練習で試験が受けられたらしい。

今は、免許取得後も、夜間運転禁止や同乗者制限など規制が多い。


         *


どうやって50時間を証明するのか。

DMVのサイトに用紙があった。「日没後15時間を含む50時間の路上練習をしました」という文章が書いてあって、その下に保護者が署名するだけ。

試験官はプロだから、嘘をついてもすぐ見抜くだろうが、それにしても簡単な証明書である。

1日に1時間運転しても50日。平日は学校があるからまず無理だとして、1日30分なら100日。3ヶ月以上かかる計算だ。Driver's Edでの運転練習も計算に入れていいのだが、週1回90分を4人が入れ替わり運転するのだから、せいぜい20分。

大学に行く前に取らせたいのに、このペースじゃ間に合わないと私は焦った(その後の調べで、フルタイムの大学生の本住所はまだここなので、州外にある大学の休みの間に戻ってきてNYで免許を取得できることがわかった)。

そして、エクセルで運転時間を日中と日没後に分けて記録し、累計を出すことにした。先日の初練習10分間を入力。あと2990分。

こんなことならもっと前から練習させるんだったと後悔しても、もう遅い。


          *


そして、やってきたDriver's Edドライビング練習初日。

午後から雨になり、5時半にはもう暗かった。初日だし、ハイスクールの広い駐車場か、学校周辺を回るくらいだろうと思った。

私の車に乗り込んだ長男は、「死ぬかと思った」と疲れきった顔をしていた。

そりゃ最初はそうだろうと話を聞いていた私だったが、途中から「ええっー! ほんと? ちょっとそんな!」と驚きの連続だった。

長男の説明によると、5時半に集合したのは4名。長男を除く3名がすでに半年以上練習をしていたという。

そのうちの1人が運転席、インストラクターが助手席、残りの3名が後部座席でハイスクールを出発。

「ドクターMのところを通って、ずっとまっすぐいって、Bっていうdevelopment(集合住宅地)に入って、次の子がその中を一周して、3番目の子がもう一度その中を一周して、最後がぼく。インストラクターに『ぼく10分しか運転したことないんですけど』って言ったんだけど、『あ、そう。オーケー』って、それでぼくがみんなを乗せて学校まで運転して帰って来たんだよ。もう死ぬかと思った。車から降りたら、足ががくがくで歩けなかった。ぼく、もういやだ。」

地図で見ると、ハイスクールからBまでは2.8マイル(4.5キロ)。右折あり、左折あり、カーブに坂道。しかも、雨がしとしと降る夜。唯一の救いは、制限時速30マイル(48キロ)の部分が多い点だけだ。

インストラクターはときおりハンドルに手を貸したそうだが、それにしても無謀だ。長男の運転歴は10分間である。しかも、無人駐車場でのノロノロ運転。

日本ならありえない。

でも、アメリカには教習所がないので、いきなり路上で練習せざるをえない。私もそうだった。

私は日本の教習所に通ったことがないが、ミニチュアの町のようなコースを写真で見ると、うらやましくなる。ああいうところでみっちり習ったら、もっと運転が上手になっただろうなあと思う。

             
            *


「それで、インストラクターは鏡の合わせ方とか、ハンドルの持ち方とか教えてくれた?」と私。

ううん。ぜんぜん」ときっぱり否定する長男。

「なんにも? いきなり、すわって、はい運転してくださいなの?」

そう。いきなり。」

私は絶句した。Driver's EdはEducationじゃないのか。こんないい加減でいいのか。アメリカ人の運転が適当なわけだ。

「日本だと座り方からやるみたいよ。それに車の動く仕組みなんかも勉強するみたいだし。まあアメリカのドライバーズ・ライセンスはこの私が一発で合格したんだもんねえ。あれはまぐれだったけど、それでも合格しちゃうところがねえ。」

アメリカに暮らして23年。たいていのことには動じない私だが、今回は久々に唖然としてしまった。

最初の子である長男が独り立ちするまでは、まだまだ油断できそうにない。長男がナーサリースクールに入って以来、「初めての経験」だらけだったが、ティーンの運転免許取得もやはりそうなのだ。

なにごとにつけ、長男はいつも練習台だった。そして、次男の番にはすっかり慣れている。

今回も、5月に16歳になる次男には「あんたは筆記試験に受かったら、毎日私と練習するの。それで夏休み中にDriver's Edもやって、昼間と夜も練習して、さっさと路上テストに受かること!」と申し渡した。

「ぼく、運転はうまいと思うんだよね」と根拠のない自信をちらつかせる次男。

あんたの運転はアーケードゲームの暴走でしょ! 長男の恐る恐る運転も心臓に悪いが、次男の調子づいた運転はそれこそ寿命が縮みそうだ。
         

            *


こんなことがあって、先週の冬休み中は長男の運転練習につきあった。

無人の駐車場だけでは次回のDriver's Edでまた足が震えるだろうと、少しずつ距離を伸ばし、長いときは30分も練習した。

田舎なので、片道1車線が多く、交通量も交通標識も少ない。歩いている人はほとんどいない。さらに、時間を見計らって閑散とした時間帯に出た。

しかし、カーブや坂道もわりとあって、私は何度も息を呑んだ。ドアのハンドルをにぎりしめ、助手席の床にある「架空のブレーキ」を何度踏んだことか。

長男がご近所の郵便受をことごとくなぎ倒しそうで、気が気ではなかったが、その心配は子どもに運転を教える親に共通することだそうだ。

インストラクターが教えないなら、私が教え方を勉強するしかない。

いろんなサイトが見つかった。

Teaching Your Teen to Drive - Without driving each other crazy!

自動車教習所では教えてくれない運転上達のコツ

運転上手への道

そういえば、私はまともにバックできないのだった。バックで駐車できないどころか、うちのドライブウェイをバックで出られない。こんな人が運転を指導しているのである。

長男を日本の合宿教習所に送り込みたくなった。

いや、私もいっしょに泊りこんで、一からやり直すべきか。



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 |  子ども  |  コメント(1)

Comment

はじめまして

最近偶然ここにたどり着き、以降、よく読みに来ています。7年ぶりに北カリフォルニアに住んで1年。永住予定の者です。ひとり息子はまだ小さいのですが、これからこういうこともあるのかな、などと未来を想像しながら、特にカテゴリ中の「こども」をさかのぼって読んでいます。

さて、運転練習についてですが、日本でもこんな事故が最近ありました。どうぞお気を付けください。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120304-OYT1T00716.htm
たまゆら |  2012.03.08(木) 15:28 | URL |  【編集】

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