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2011年度確定申告

2012.02.26 (日)


今年もIncome Tax Return(アメリカ版確定申告)の季節がやってきた。

とはいっても、締め切りは4月15日。日本は確か3月15日。これだけ時間があるのに、毎年4月15日の夜に郵便局に並ぶ人たちがニュースになる。

オンラインで申告できるようになってから、郵送する人は減ったのだろうが、ギリギリまでやらなければ同じこと。IRSや州政府のサイトも締め切り直前はアクセスしにくいという。

私は暇なので、年末には医療費や配当金などを集計し、1月半ばにはH&R Blockのサイトでソフトをダウンロードした。銀行や投資会社からの書類も2月20日に出揃い、あとはデータを入力するだけとなった。

お金が戻ってくると思えば、これくらいなんでもない。

夫が休職してから少し込み入ったが、うちは養育費支払いもセカンドハウスも自営ビジネスもなく、ごく単純な確定申告である。私はケチなので、これっぽっちの用件をお金を出して誰かにやってもらう気にはならない。

過去に何度か間違いをして、申請後2年経って改めて還付されたり、多少の利子がついて追加請求されたりしたこともある。

最初はIRSの封筒を見るだけでドキリとしたが、なにごとも慣れるものだ。

それに、悪意のない単純なミスだという妙な自信が私にはあるので、IRSに指摘されたら「そうでしたか。直します」と訂正すればいいと思っている。期限までに確定申告を済ませるのが第一の目標であり、早めにやれば精神的にも楽になる。

いつからソフトウェアが流通し始めたのか忘れたが、アメリカに来て最初の何年かは紙と鉛筆と電卓で書類と首っ引きで取り組んだのを思うと、隔世の感がある。記入方法のパンフレットをわざわざIRSから取り寄せたり、地元の図書館まで取りに行ったりしたのだ。

もちろん、今でも株の売却などは自分でデータを入れるし、複数の投資会社を使えば、もれなく記入しなくてはならない。

私はインポートするより、自分で着実に埋めていくのが性に合っている。

そうして、少なくとも3回は銀行の書類その他の数字を照合する。ソフトウェアがエラーチェックもしてくれるが、あくまでも私が入力したデータを元にした判断にすぎない。

頼りになるのは、自分の頭と目


          *


夫が年末の2週間だけ支払った退職後の健康保険料はおそらく控除の対象だろうと思ったが、念のためIRSに電話した。

まだ今の時期なら、待ち時間は15分ほど。

中年女性が出て、私の話を聞き、あちらもフローチャートらしきものに従って、Yes/Noで答えられる質問を続ける。決まったやり方なのだろうが、素人くさい。

すでに私はIRSの関連フォームも記入説明書にも目を通し、ウェブで検索して似たような事例も探した。その上で、IRSから直に回答をもらうつもりで電話したのだ。

IRSのおばさんが記入方法を読み上げようとしたので、「それは私もいまオンラインで見ています」とさえぎった。時間の無駄である。

彼女は、他で調べてみるといって電話を保留にした。税金のプロという印象は受けない。IRSに電話すると、たいていこんなふうに、マニュアルを読み上げるケースが多い。特にこれから問い合わせが増えると、臨時雇いがますます増えるんじゃないだろうか。

しばらくして戻った彼女の最終回答は、「控除できる」というものだった。

しかし、私とIRSの会話は録音されていない。仮にその解釈が間違っていたら、おそらく私のミスとしてペナルティが課される。

アメリカの税法はややこしくなるばかりで、アメリカ人は一般的に計算が苦手だし、書類の記入も下手なので、かなり適当な申告をしているんじゃないかと勘ぐってしまう。「Tax Returnでよくある間違い」として、扶養者の数が正しくないだの、ソーシャルセキュリティ番号が違うだの、署名し忘れだの、普通の日本人ならまずやらない凡ミスが並んでいたりする。

一方で、有能会計士を雇って、脱税スレスレの抜け道をこれでもかと使って節税する大金持ちもいたりして、「私は正々堂々、まじめにきっちり申告しています」と申告書類のどこかに大書したくなる。


               *


去年は夫の収入がほとんど障碍手当てだけだったが、後半に株をかなり売った儲けに課税されたせいもあって、連邦政府からの還付金は1465ドル。NY州政府からは222ドルしか戻ってこない。

一昨年はそれぞれ11000ドルと3210ドルだったので、かなり少ない。でも、それだけ余分な税金を払っていなかったのだから、よしとしよう。

「今度のTax Return全部できたけど、見たい?」と夫に聞いた。

「いや、きみを信用してるから見なくていいよ。それとも、特になにか大きな変更でもあるのか?」と、本人も何を言っているのかわからないような返事。

「別に。いつも同じようなリターンだけど。じゃあ、もう出すわよ」と私。

最初からわかっていたことである。この会話は単なる儀式にすぎない。

夫が自分の確定申告を見もしなくなって、何年になるだろう。

紙でやっていたときは直筆の署名が必要だったが、オンラインで処理するようになってからは私が夫の代わりにPINを入れて、該当箇所をクリックしている。夫は触りもしない。署名したときでさえ、中身を確かめなかった。私が渡米した最初の年からそうだった。

夫は私を信用しているというより、めんどくさいだけなのだ。

私が死んだら、その翌年の4月15日までに夫が私の最後の確定申告をしなくてはならない。ちゃんとDeceased(故人)をクリックして、もれなくやれるだろうか。サンプルでも用意しておくべきか。

なんだか気になって、死ぬに死ねない。


         *


アメリカ人夫婦は伝統的に夫が家計全般を把握していたので、未亡人となった妻は小切手の書き方も知らなかったなんていう話を読んだことがある。

共稼ぎが増えた現在は事情が変わってきただろうが、夫がいくら稼いでいるか、家の貯金や借金がいくらあるか、知らない妻もいるはずだ。特に専業主婦、あるいは夫の収入が圧倒的に多い場合は、夫任せになりがちだと思う(アメリカでの最後のタブーはお金といわれるくらい、なぜかお金の話は表立ってしない。みんなが自分の給料をおおっぴらに話すという中国人や、家の購入値段を率直に教えるらしいヨーロッパ人とちがう)。

夫がそういうことが得意ならいいのかもしれないが、たいてい女のほうが長生きするのだから、基本的なことはおさえておかないと困るのは女。

うちは逆の分業なので、私が夫の心配をしている。

なるべく自動引き落としにして、カレンダーにも支払いのリマインダーをセットして、当座にはある程度多めに入れて、小切手はいつもこの引き出しにしまって、株と債券のバランスもときどき調整してと、どれもたいしたことではないが、ADDの傾向がある夫には一つ一つが非常に重荷らしい。

たまたま結婚した相手(私)がお金の管理が好きで、長年やっているうちに上手になって知識も増えたのだが、23年間の結婚生活のあいだに、夫はほとんど「我関せず」という危うい状況に陥ってしまった。

G氏のビジネスへの出資や、コーディング作業を請け負うルーマニア人への支払いなど、いちいち私が手配せねばならない。支出をコントロールできる点はいいが、ある日私が心筋梗塞あるいは脳卒中で倒れたらどうする?

日本の母にすすめた「コクヨ・エンディングノート」やらを私も書いたほうがいいかもしれない。

夫には、もっと手取り足取り、ステップ・バイ・ステップのマニュアルも必要だ。

年間予定表もつけよう。

たとえば、3月は猫の健診がある。獣医が葉書で知らせてくれても、夫は郵便物をほったらかしにするし、きっと忘れる。猫は自分で「暖かくなったから、そろそろ獣医さんに行くころだニャア」と教えることもできない。そもそも兄妹猫は獣医はもちろん、車も移動用のカゴも大嫌い。夫が忘れたら、これ幸いと知らん顔するのが目に浮かぶ。


<今日の英語>   

You are definitely on to something.
それはほんとに言えてるね。


アメリカでも重要なテニス・トーナメントを開催中なのに、なぜかフランスのイベントに出たアメリカ人選手について、鋭いコメントをしたテニス・ファンがいた。同意した他のファンが一言。



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 |  生活  |  コメント(1)

Comment

健康保険料はSchedule Aでアイテマイズの対象になりますよ。(私はVAでタックスリターンを仕事にしているCPAです。)ただAGI(Adjusted Gross Income)の7%のFloorがありますので、実際に控除になるのは収入が低くて医療費が多くないと難しいですね。電話よりもIRSのサイトの方が頼りになるかもしれません。http://www.irs.gov/publications/p502/ar02.html
チェックしてみてください。いつもブログ楽しみに読んでいます。
シネマガール |  2012.02.27(月) 01:51 | URL |  【編集】

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