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決断

2012.02.23 (木)


A大学から2校目の合格通知が届いたのが2月14日。

残り2校からはまだ何の連絡もない。おそらくA大学が一番いいのだろうが、残り2校も捨てがたい。もしかして、もっといいファイナンシャル・パッケージがもらえるかもしれない。どちらも見学に行き、どちらもよさそうだった。

A大学は昨夏のオープンハウスに出て、長男が教授陣を気に入ったところだ。なんといっても、1万ドルの奨学金授与は魅力である。

ただし、今のところキャンパスが2つに分かれていて、シャトルを利用しなくてはならないところが気にかかる。オープンハウスで、2013年秋までに移転して1つにまとめる計画を聞いたが、資金繰りによっては遅れるかもしれないと言っていた。アート関連の建物だけで、寮やダイニングホールを見なかった点も悔やまれる。

まだ2月だし、もう少し待とうと言いつつ、時間ばかりが過ぎていく。

合格通知が来た日に、夫は義父と久しぶりに話した。2人ともA大学で即決すべきだという意見で一致したそうだ。

大学からは、新規学生としての登録料に300ドル(これは年間授業料の一部に充てられる。もし気が変われば、5月1日以前なら返金可)、大学寮の申し込みに追加で300ドル(返金不可)を払うようにという通知があった。なぜか支払い期限は書いてない。

しかし、ぎりぎりまで待っていたために、3人部屋しか残っていなかったという話も聞いたことがある。いつ返事があるかわからない2大学をのんびり待つのも危ない。


            *


長男は例によってのたらのたらしている。誰の大学の話なのか、わかってるんだろうか。

しびれを切らした夫は、とりあえず大学にメールで受諾の返事をしろと、わざわざ原稿を作成して長男と私にメールしてきた。さすがに上手な文面で、そのまま使えると私は思ったが、長男は「ちょっとハイスクールの子が書いた感じじゃない」とえらそうなことを言って、ほったらかしにした。

その後も毎日郵便受けを見るが、大きい封筒は届かない。

M大学は審査に5~6週間かかるとのことだったが、すぐに終わるようなことを言っていたU大学もなんだか手間取っている。

だめならだめで、早く不合格の連絡をくれたらいいのだが、なぜこんなに時間がかかるのかわからない。奨学金の割り振りだろうか。もしかして、長男は合否のボーダーラインにいるのかもしれない。

あまり待ちすぎて、せっかく合格したA大学で「もうあなたの専攻したい分野は定員となりました」と言われては元も子もない。

決断のときである。

合格通知の封筒に入っていた書類に記入し、長男に署名させ、600ドルの小切手をホチキスでとめた。これだけでいいのだが、夫は正式な受諾とお礼の手紙も同封すべきだと言い張った。確かに、大学からはレターヘッドのオフィシャルな手紙が来たし、ディレクターの直筆署名がしてあった。マナーとしては、きちんと返事をしたほうがいいのだろう。

それと同時に、長男の願書受付を担当してくれた係りにカジュアルなメールを書かせることにした。なんといっても、最初からファーストネームでやり取りしていた相手である。


             *


私は日本でも大学寮に住んだことがない。

A大学では2人で1部屋というパターンが多いようだ。いかにも学生寮らしい大きな建物だけでなく、近辺の一般住宅を大学が買い上げて寮にしたのもある。そうなると、4人あるいは6人が共同生活をするわけで、ちょっと神経質なところのある長男にはきついだろうと思う。2人部屋で相性が悪いのも最悪。

そのへんは大学側も考えていて、申込書の半分はアンケートだった。

  • タバコは吸いますか。
  • 静かな環境を希望しますか。
  • お酒やドラッグ禁止の寮を希望しますか。
  • あなたの趣味、好きなこと、好きな音楽は何ですか。
  • どういう活動をする寮がいいですか。コミュニティ活動・リーダーシップ・芸術・体育・自然保護・健康保持
  • 自分について知ってもらいたいことはありますか。

「好きなことって、何て書くの?」といまだにこういう書類を記入してやっている私。

「アニメとマンガとビデオゲーム。マジックのカードも入れていいのかなあ。空手と、あ、そうだチェスも。学校の昼休みにいつもやってるんだよ。ぼく負けたことないよ。あと好きなものは、えーと、猫」

寮はペット禁止である。魚ならOKという大学もあったが、A大学は一切禁止。

「毎晩お祈りするようなルームメイト、いやじゃない?」と話をふってみると、「うわー、ぼくそういうの大嫌い。Atheist(無神論者)って書いて。」

長男は片づけが苦手なので、散らかっていても気にしない人と書こうと思ったが、今以上にだらしなくなりそうで止めておいた。潔癖すぎるのも困るが、ゴキブリが出そうな暮らしでは喘息が再発するかもしれない。

「Japanese Foodは? あんたがラーメンかうどん食べてて、相手が変なにおいとか迷惑そうだったらいやじゃない?」と私はどうでもいいことが心配になってきた。食事はダイニングホールだから、部屋で料理することはないだろうが、なにしろ長男はラーメンとうどんが大好物なのだ。

「日本語が話せるっていうのは?」

「それ、書かないで。ぜんぜん合わないのに、日本語ができることだけでルームメイトにされたらいやだよ」とあっさり却下された。

それもそうか。もしかして日本からの留学生とか、こちらで育った日本人がいるかもしれない。長男が家を出ても日本語を話す機会があったほうがいいと思ったが、半分日本人であることは強調しないことにした。


          *


このアンケートをコンピュータに入れて相部屋の候補者を検出するのか、あるいは大学の担当者がアンケート用紙を見比べて、手作業で適当にペアを作るのか。詳しい方法はわからない。

どっちにしても、実際にいっしょに生活をしてみなければわからない。ギャンブルである。

私は他人とは暮らせないので、考えただけでストレスが溜まるが、これもアメリカの大学生活の通過儀礼。フレッシュマンは全員寮生活が義務付けられているところも多い。どうしても相性が悪ければ、年度途中で部屋替えもすると聞いた。

なんとかいい子といっしょになれたらいいのだが、これは相手の親御さんも同じ思いだろう。

合格したらしたで、新たな心配の種が出てくる。


<今日の英語>   

There are still some kinks to be worked out.
解決しないといけない問題がまだあります。


子どもたちをヘアカットに連れて行き、支払いをしようとしたら、非常に手間取った。お店の人が「時間がかかってすみませんね」と謝りながら、つい先日、新しいコンピュータ・システムに代えたばかりでスムーズに行かないという説明をした。kinkは、よじれ、もつれ。物事をスムーズに行うために解決すべきちょっとしたトラブル。電話やドライヤーのコードがくるくるになってしまうのも、kinks。We need to iron out the kinks.という言い方もある。



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 |  子ども  |  コメント(1)

Comment

初めまして

いつもブログを読ませていただいている、
同年代の主婦です。(仕事もたまにしています。)

こちらは県外私立大学に在学中の娘がいますが、アメリカの大学は、寮制なのですね。

娘は、寮を嫌がっていましたし寮の確保が出来なかったので、一人暮らしをしていますが、快適なようでよかったと考えています。

医療系の大学なので、学費は高いのですが、勉強の結果に対する奨学金と、病院からの貸与で学費は数万円程度で済んでいます。

長男君の大学生活のお話を楽しみにしています。
angel911 |  2012.04.05(木) 16:25 | URL |  【編集】

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