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縮む日本

2012.02.03 (金)



少し前に、「2060年までに日本の人口は今の3分の2まで減る」という記事をBBCで読んだ。これについての日本の報道は見落としていた。検索したら、読売新聞の特集が見つかった。

低い出生率からして人口が減っていくのはわかっていたが、この数字には驚いた。寿命が延びるので、もっとゆっくり減るだろうと私は思っていた。

2060年はそう遠い未来ではない。あと48年後だ。下手すると、私は98歳でまだ生きてるかもしれない。

その頃には、65歳以上の人口は総人口の39.9%に達するという。

今だって日本に帰ると老人が多く、小さい子、若い人をあまり見かけない(実家は田舎にある)。2010年の人口統計では高齢化率はすでに23%だった。それが2倍とまで行かなくても、5人に2人が老人になるわけか。

高齢化率が21%を超えると、超高齢社会と呼ばれるそうだが、高齢化の速度に定義が追いつかない感がある。

「後期高齢者」という呼び方が論争になったのを思い出した。前期が(65~74歳)で後期は75歳以上だそうだ。これも見込みが甘い。あっという間に75歳から100歳の人の割合が増えそうだ。そうしたら、超後期とか末期とか新たな区分を作るのか。ややこしい。

私がその年になったら、自分はどのカテゴリーなのか忘れてしまいそうである。


          *


今回の推計によると、合計特殊出生率(女性1人あたりの出産人数)は、現在の1.39から2060年には1.35に下がる(最も悲観的な予測は1.12)。

0.04の差ならたいしたことないような気がする。

しかし、50年後に生まれる子どもの数なんか、どうやって予想するのだろう。今でも未婚者・晩婚者が多くて、子どもを持たない選択をする人がたくさんいるのに、今とほとんど変わらないとは、ずいぶん楽観的だなと思う。

私は2人生んだが、それでは計算上は人口は増えない(最低2.07なければ人口は減り続ける)。しかも、私は住民票は日本にない。戸籍はあるが、この統計の勘定には入らないんじゃないだろうか。子どもたちもまだ二重国籍だが、おそらくアメリカ人として生きる。日本人としては数えられない。

狭い日本列島に1億2800万人がひしめいているのだから、人口が3分の2に減って通勤ラッシュや住宅難が緩和される点はいいんじゃないかと一瞬考えた。しかし、そのころには就業人口が減ってしまって、現役1.3人が高齢者1人を支える図になっているのだ。

北欧ほどの高い税率で支える手厚い福祉はなく、昔のように3世帯が同居して老人を世話していた時代でもない。フリーターや派遣の仕事ばかりでは年金や退職金も当てにならないし、老後の生活は苦しそうだ。

そういう社会があと数十年でやってくる。

いや、いったいそういう社会が成り立つのだろうか。


           *


私は日本の年金を納めていない。もらうつもりはない。

アメリカ移住後をカラ期間として日米双方の年数を合計する方法があるらしいが、日本でまともに働いたのは4年足らず。アメリカでもやはり4年で、こちらではソーシャル・セキュリティ・タックスを天引きされた。しかし、最低40クレジット(1年間に4クレジットまで)貯めないと、受給資格がない。

どっちにしても、夫の遺族年金としてもらうソーシャル・セキュリティのほうがずっと高額なので、自分のはあきらめた。

「日本の年金は手続きしなかったわ。どうせもらえたとしても、微々たるもんだしねえ」と姉に言ったら、「それはまちがってるよ」と断定されてしまった。

毎月たとえ100円でももらえるように努力すべきかと悩む(100円はまったくのあてずっぽうなので、本気にしないように)。

日本の年金は65歳から全額支給だが、アメリカでは1960年以降に生まれた人は67歳(62歳から受給できるが、かなり減額される)。イギリスは68歳らしい。英米とも更なる引き上げを検討中で、アメリカは69歳、イギリスは70歳という案が浮上している。

世界一の長寿国で。高齢化が高速度で進んでいる日本が65歳のままでいいのか。

今50歳の私が15年後にもらえると仮定して、そのころの日本の年金積立金残高を想像すると、やっぱりやる気が出ないのだ。


            *


日本のメーカーの今期決算の数字が報道される。

パナソニック7000億円の赤字。ソニー2200億円の赤字。金額が巨大すぎてピンとこない。地震・津波と原発事故に加えて、タイの洪水でさらにダメージを受けたのに、円高は続く。

なぜか商社は儲かったらしいが、勤勉な日本人を持ってしてもこの状況から脱却できるだろうか。

バブル景気の始まる前にアメリカに移住した私は、バブルそのものも、バブルがはじけたときも、失われた10年(20年?)も肌で感じることがなかった。

三菱地所がロックフェラー・センターを買ったり、ソニーがコロンビア・ピクチャーズを買収したりするのを現地報道で知り、「なにもアメリカの象徴みたいなものをお金で買わなくても」と肩身が狭かった。

もちろんバブル経済だったとはつゆ知らず、そういう買い物はもうやめてもらいたいと思っていたら、日経平均が暴落して、まさかの長銀倒産となって、あとはなにがなんだかわからないまま、悪いニュースばかりが届くようになった。

このままでは、日本の人口だけでなく、日本そのものが縮んでしまいそうだ。


          *


日銀が円高に介入しない理由についていくつか見解を読んだが、なんとも歯がゆい。

輸出で食べている日本の会社がよく怒らずにいられるなあと不思議だ。円高が進むたびに、日本企業はさらに努力してこれまで切り抜けてきたのだろうが、今度ばかりはperfect stormのど真ん中に放り込まれたようで不安になる。

それなのに、日本政府は「子ども手当て」を「子どものための手当て」と改称して仕事をした気になっているらしい。

読売の特集の中で、「民主党は『チルドレンファースト』を掲げ、『子ども・子育て』を優先課題に位置づけた」という一節があった。Children First? なんだ、これは? 

英語でカッコよくキメたつもりでも、中身が伴わなければ無意味だといういい例である。


<今日の英語>  

I did so deliberately.
わざとそうしたんだよ。


せっかくの熱いコーヒーをカウンターに置きっぱなしにした夫。「冷めちゃったじゃない」と言う私へ、猫舌の夫が反論した。



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 |  社会  |  コメント(1)

Comment

こんにちは

老人大国・・・日本を考えるだけで恐ろしいです。
いま、日本で景気のいいのは、復興特需が入ってる東北だけです。
一つの県だけに5兆円も入ってるから、もう、勢いいいらしですよ。
(ただし、原発事故に晒された福島の現状は酷いばかり)

こちら、九州は、不景気の風を感じますね。
それも、今までと違ったような、今だけをなんとか乗り切れば?とは違う、長期にわたる不景気にこれから入っていくんでなかろうか?的なもの。

でも、まだまだ、中高年がお金持ちなので、消費はそこそこなのではないでしょうか。


子供手当やら人気とりみたいな政策ばかりやって、肝心なことは、何もやれず先延ばし。
消費税アップだけは、政治生命かけて頑張ってるようで、その前に、やることやってが先でしょ!と言いたいです。

為替介入には、私は反対なのです。
何度もやって、結局は、更なる円高になってしまってる。
この為替介入だけでも、結局は、国民の税金を使いまくって、その為替差損だけでも酷い損失です。

早ければ、今年の終わり頃から、日本経済の実体に見合った円安に移行していくんではないでしょうか。

でも、その円安の始まりは、日本の衰退の始まりを表したものになるかもです。

わたしも、同じ50歳。

果たして、年金がもらえるのか?
子供らは、どうなるのか?
その先は、、、、、?
hitomin |  2012.02.04(土) 09:55 | URL |  【編集】

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