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まだ終わってなかった大学受験

2012.01.31 (火)



先週はハイスクールのmid-term exam(中間試験)だったので、長男も次男も自分の科目があるときだけ登校すればよかった。それなのに、2人とも毎朝定時に出かけて、夜は最後のバスに乗り、帰宅は5時半。

「毎日、何やってるの?」と聞けば、「友だちと何かやってる。カードとか。それと、友だちがステージやるの、みんなで手伝ってる」と言う。

そんなことしてないで勉強すればと思うが、仲良くしてくれる子がいるのはありがたくもあり、家でゴロゴロされるのもうっとうしい。長男が1校は合格したことで私も多少はリラックスできて、見逃してやっていた。

長男には毎日「どっかからメール来た?」と確かめ、郵便物もよく調べ、他の3校からの返事をソワソワと待つ。

子どもたちはもっぱらチャットとスカイプ、長男はそれとフェイスブックなので、メールはあまり使わない。私が送るメールだって、いつ開くかわからない。「今、お母さんがメールしたから、ちゃんと見てね」といちいち口頭で伝え、「読んだ?」と確認せねばならず、なんのためのテクノロジーかとあほらしくなる。

ふだんはジャンクメールしかなくても、これから大学進学に向けて大事なメールが届くのだ。当分は真剣にチェックするだろうと思った私が甘かった。


         *


金曜日の午後、弟より早めに帰ってきた長男に、また「メールちゃんとチェックしてるでしょうね?」と念を押した。「うん」と返事だけはいい。

そして、シャワーに入ったり、おやつを食べたり、夫とくだらない話をしたり、「明日か明後日、カードのトーナメントに行ってもいい?」などと私にお伺いを立てに来る。

夕食が終わってパソコンを開くと、ボストンのA大学からのメールが長男から転送されていた。題名はapplication update。私の受信箱に届いたのは午後5時11分。すでに8時過ぎだったが、長男はこのメールについて何も私に言っていなかったので、受験者全員に送る単なるお知らせだろうと思った。

メールを開けた私は青くなった。

エッセイと1学期の成績が未提出です。必要書類がすべて出そろった時点で、選考プロセスを始めます。

私は長男を大声で呼びつけた。

「これ、なに?! どうしてこんな大事なメールをお母さんにポイッて投げとくの? わたしに送ったのは5時ちょっと過ぎでしょ。どうしてすぐに大学に電話しなかったのよ。だいたい大学は水曜日の朝11時に出してくれてたじゃない! だから、毎日メールをチェックしろって言ったでしょ。もう金曜日の夜8時なのよ! 間に合わないじゃない。土曜日と日曜日があって、月曜日になったら1月終わりになっちゃうじゃない!」と私はわめき散らした。

長男は涙目になり、事情を知らない夫は「なんだ、なにがあったんだ?」と遠くから聞く。

私は夫を無視して、「とにかくメールの返事をすぐ書きなさい。エッセイもオプショナルじゃなくて、もう書くの! 成績表はもう一度ガイダンスから出してもらう!」と立て続けに命令をした。

怒り心頭に達したところへ、また長男からメールが届いた。

今度はフィラデルフィアのU大学である。こちらの送信時間は金曜日の午後4時半だったが、「推薦状が未提出。ポートフォリオのレビューも必要」。

残り3校のうち、2校がこんな状態だったのか!

合否の連絡どころではない。長男の大学受験はまだ終わっていなかったのである。


        *


成績表や推薦状の送付は、高校のガイダンス・カウンセラーの管轄。

これだけネットが浸透しているのに、大学によっては郵便で送らないといけない場合が少なくない。私はどこに何を再送してほしいかをガイダンスの先生にメールしておくことにした。そして、長男には月曜日の朝一番にガイダンス・オフィスへ行かせる。

こんな重要な書類がどうして簡単に迷子になるのだろうか。

何千通も願書が届くとはいえ、ガイダンスもアドミッションもそれが仕事じゃないのか? まったくアメリカ人のやることには油断ならない。

U大学のポートフォリオ・レビューに関しては、大学に直接来られない場合はオンラインでもよいと書いてあった。長男が自分の絵をアップロードしたとき、大学のアドミッション・オフィスにメールさせたのだが、いったいどうなったのだろう。

A大学のエッセイについても腑に落ちない。

再び大学のサイトで調べたところ、エッセイ免除の条件が変わっていた。「個人で予約を取り、大学内でアドミッション・オフィサーがレビューした場合のみ」と厳しくなっていた。ほんの2週間前までは、A大学でリビューした場合という緩やかな規定だった。昨夏のオープンハウスでディレクターに30分も作品を評してもらった長男は、その規定を利用したのだ。

よっぽどエッセイの提出率が低かったのだろうか。それにしても、なぜもっと早く連絡をくれないのだろう。

A大学は奨学金を一番もらえそうで、しかもボストンにある。マンハッタンのS大学がどうも気に入らない私にはそっちのほうがいいのだ。U大学も、残りの1校M大学よりは合格率が高そうだったのに。

「ぼく、もう今日と明日のゲームのトーナメント行かなくていいよ」とまだメソメソしている長男。

「あったりまえでしょっ!」と私の機嫌は悪い。


       *


あいかわらず非常に稚拙なドラフトから、編集すること8回。

やっとこれならというのができて、次男に読ませると、私が直した英語一ヶ所が不自然だという。そして、「gleam(キラリと光る)じゃなくてglean(収集する)だよ」と間違いを見つけてくれた。どちらの単語もあるので、スペルチェックに引っかからず、私は気がつかなかった(長男本人は指摘されたあとも、そうだっけ?と頼りない)。ああ、危ない。

また修正し、最終版を夫に見せると、さらに二ヶ所あった。一つは表現がまどろっこしいので、簡潔に。もう一つは、「傲慢不遜に聞こえる」ので、中立的な言い方に。

完成したのは日曜日の午後2時。

そして、夫は3時から始まるカードゲームのトーナメントに子どもたちを連れて行った。うちから北へ35分。おそらく夜7時までは帰ってこない。

久々に一人になれるのはうれしいものの、こんなに抜けている長男が果たして大学でやっていけるだろうかと本気で心配になった。


       *


それにしても作文が下手すぎる。

ツイッターやチャットのせいで、アメリカ人も長い文章が苦手になったと聞くが、まがりなりにも(家が一軒買えるくらいのお金を使って)高等教育を受けようとする人間がこの程度でいいのか。

最初のドラフトがひどかった。推敲の跡がまったく見られず、ピリオドやコンマの使い方もおかしいし、同じ言葉を何度も使い、同じことを何度も書く。キンダーガーテンから12年間、いったい何を勉強してきたのだ。夫は私の要求度が高い、自分もハイスクールのときは書くのが下手だったと長男をかばうが、そういう問題ではない。

なによりも、あれほど大事で急を要するメールを私に転送してほったらかしたことが信じがたい。

「あの子、私を私設秘書だと思ってるんじゃないの?」と夫にこぼした。しかし、夫もそうなのだ。自分の仕事以外、なんでも私に任せる。ほっておくと話が進まないので、私がやる。夫のことはあきらめた。今さらどうにもならない。

あと半年で家を出る子どもに、今からどうやって自助精神を植えつければいいのか。


        *


補習校に、私より少し年上の知り合いがいた。

ご主人のアメリカ駐在が10年以上になり、彼女のお子さんはすでにハイスクールで、アメリカのカレッジに進むということだった、ご夫婦とも日本人で、奥さんはあまり英語ができない。「娘には、ママ、アメリカの大学のことなーんにも知らないから、自分でやってって言ってるの。謙遜じゃなくて、ほんとにぜんぜんわからないんだもん。kometto3みたいに英語できないしね。」

「私だってアメリカの大学に行ったことないし、SATも何にも知らないわよ」とそのときは答えたが、結局、私が調べて全部お膳立てしているではないか。大学への返信メールすら、私が添削する。そのままでは出せないほどひどいのだ。

これはよくない。

よくないが、現実問題、長男はそれほどのんびり、ぼんやりしている。キンダーガーテンの担任に指摘されたときには、まさかハイスクール・シニアになってもそのままだとは思わなかった。三つ子の魂百までと言った先人は正しい。

一度は痛い目にあればシャキッとするだろうか。

男の子は女の子より育つのが遅いと赤ちゃんのころから聞き、うちは男の子2人でいまだに15歳なのか5歳なのかわからないようなところがあるのだが、「いったいいつになったら育つのよっ」と、金曜夜からの予想外の展開に私は憮然となった。

先週から風邪気味だったのと全豪オープン観戦の睡眠不足もあり、どうにか片付いて気が抜けたせいか、4時頃から寝込んでしまった。

夕食を食べ損なった猫たちもいい迷惑である。


<今日の英語>  

It was a shot in the arm for women's tennis.
女子テニスにとってのカンフル剤でした。


シャラポワをストレートで下し、世界ランク一位の座も手に入れたアザレンカの勝利を評したジャーナリストの一言。実力のある若手の台頭で、女子テニスも元気が出るか。文字通りには、腕に打つ注射。




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 |  子ども  |  コメント(2)

Comment

英語上達法

いつも、楽しく拝見しております。少し前、お休みが続いた時はもう止めてしまったのかと思い、少しがっかりしていたのですが、復活したようで何よりです。実は私もパートナーがNZ人なので、去年の12月よりNZに住んでいます。彼との会話は英語ですが、初めこそいろいろ新しい英語がありましたが、今ではたいした会話の内容でもないので、私の英語能力もそう進歩は有りません。が、kometto3さんは大学入試用のエッセイなども添削しているんですね。私にはNativeが書いた英語を添削できるか…。アメリカに行かれてからはどんな英語の勉強をされたのですか?もし、何かあったら、教えてください。
Noriko |  2012.01.31(火) 06:03 | URL |  【編集】

あまりシャキっとしませんねぇ

アメリカの大学に勤めていますが、親頼みな子たちが目立ちます。自分が提出すべき書類も分かっていないし、ファイナンシャルエイドに申し込んだのかさえ知らなかったりします。

私の務めるところでは授業料を期日までに支払わないと、仮にファイナンシャルエイドがペンディングであっても(3日後にエイドがパッケージ化されアワード金額が振り込まれると分かっていても)履修登録したクラスがキャンセルされて、その生徒は泣きを見ます。

自分の管理不行届き(メールチェックを怠ったとか、期日までに親にタックスフォームを出してもらわなかったとか、色々と)でそんなことになっても、毎セメスター同じことを繰り返す子もあきれる程多いです。学習能力以前の問題です。強いていえばその子の価値感によります。

もちろんそう言った状況が受け入れ難いと感じる子はシャキっとします。変な余り物のクラスに回されたり、変なスケジュールになったり、キャンパス中を許可書へのサインを求めて走り回ったりというのが嫌な子にとっては十分な痛い目でしょうか。
Pickle |  2012.02.02(木) 06:16 | URL |  【編集】

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