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カフェインの発音

2011.10.12 (水)


数年ぶりにガトー・ショコラを作った。

アメリカ人はブラウニーが好きなので、プレイデートやおやつには出来合いのブラウニー・ミックスでごまかしていた。どっちみち、そのほうが喜ばれる。

うちの近所では、ねっとりした糖分過多のブラウニーか、オイルとベーキング・パウダーで膨らませた人工香料のきついチョコレート・ケーキくらいしか売っていない。

おいしいものは自分で原材料から作るしかないのである。

ベーキング用のチョコレートを買い、材料をカウンターに並べながら、「危ないわー、太るわー」と言いながら、まじめに作った。

夕食のあとに焼きあがったので、まだ熱かったが、寝る前に一切れ食べようと(すでにダイエットという観念は消えうせた)、12等分した。

おいしい。でも、ココアを入れすぎたせいか、ちょっと苦い。

これで明日の朝起きる楽しみができたわとベッドにもぐりこんだ。


        *


夜中に目が覚めた。

心臓がドキドキする。たいていどこでもすぐに眠れるはずの私が寝つけなくなった。

これという心配事はない。いや、いろいろあるのだが、今さら眠れないほど悩むことはない。

もしかして、ガトー・ショコラが原因か?

久しぶりに濃厚なチョコレートとたっぷりの純正ココアパウダーが体内に取り込まれて、心臓がびっくりしたのかもしれない。

私はふだんコーヒーは飲まない。ミルクティーを朝と午後に飲むくらいである。このところ、チョコレートも買っていない。

カフェインの刺激が強かったのだ。


       *


翌朝、ガトーショコラは減っていた。

誰か2切れも食べたヤツがいる。

「ねえ、これおいしいでしょ。ガトー・ショコラよ。でも、チョコレートケーキって言うと、ありがたみがないわねえ」と子どもたちに言うと、

「おいしいよ。でも、ちょっとパサパサしてるね」と長男。

「ぼくは、ブラウニーのほうが好き」と次男。あんたはもう食べなくていい。

「おかあさんねえ、昨日の夜食べて、夜中に起きちゃったのよ。カフェインの取りすぎだと思うわ。あんたたち、これ食べて心臓がドキドキしなかった?」と聞いてみた。

彼らは平気だった。うちではコーラも買わないし、学校のランチでは水か牛乳のはずだ。彼らはコーヒーもお茶も飲まない。せいぜいインスタントのココアだ。

白人のほうがカフェインに強いのだろうか。

ヨーロッパに比べて、アメリカのコーヒーは薄いらしい。しかし、アメリカ人はコーラを水みたいに飲むから、それで耐性ができるのかもしれない。


       *


ケーキの減り具合からして夫も食べたはずだ。

「チョコレート・ケーキ、どうだった?」と聞いてみた。

「おいしいよ。ドライだけどね」と夫。

「ドライ? そんなことないでしょ。まあいいわ。アメリカ人はブラウニー食べてなさい。そうだ、あれ食べて心拍数が上がらない? なんだか心臓がドキドキして、夜中に目が覚めたのよ。キャフェインの取りすぎだと思うわ。」

すると夫が大げさに言った。

「キャフェイン?! なんだ、キャフェインって? キャフィーンだよ。キャフィーーン!

「キャフェインじゃないの? 日本語だとカフェインなのよ、カフェイン」と自信がなくなってきた私は、階下にいる子どもたちを呼んだ。

「ねー、カフェインって英語で言って。」

「キャフィーン!」と長男と次男はユニゾンで叫んだ。

「キャフェインじゃだめなの?」としつこい私。

「だめ。キャフィーン!」と再びユニゾンが響く。


          *


私は英語しかできないアメリカ人と22年もアメリカに住んでいる。

それなのに、いまだにこんなことが起きるのだ。ああ恥ずかしい。

Caffeineと言う単語を口にする機会はそうなかったかもしれないが、日常使う言葉だ。むしろ、しょっちゅう聞いているはずだ。

キャフィーンという音が入ってきても、脳内ではキャフェインと登録したのだろうか。22年間、誰も指摘してくれなかったのだろうか。

カフェの部分をキャフェに変えて英語を話していたつもりで、実は50%カタカナ英語であった。固くなった頭に覚えさせるべく、キャフィーン、キャフィーンと繰り返す。

あとで子どもたちに聞いた。

「おかあさんはずっとカフェインって言ってたのに、どうして直してくれなかったのよ。」

日本語はいいの、カフェインで」と長男。

そうじゃなくて、英語のキャフェインよと言いかけたが、疲れてやめた。

ついでに、デカフェ(decaf)の発音はディ・キャーフが一番近い(気がするが、キャフェインの私が言うことなので信用しないように)。


<今日の英語>  

I'm barely functioning.
どうにか動いてるんだよ。


夫が台所へ降りてきたので、電話するからシティバンクと話してくれと言ったら、「今? 起きたばかりで無理だ」と言い訳を始めた。脳みそが機能していようがいまいが、機会を逃すと夫はズルズル後回しにする。強行決定。



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Comment

発音

いつも興味深く拝見しています。
在米20年弱の者ですが、10年ほど前に「mint」の発音を直されました。毎日のように「You wanna mints?」「You have mints?」とミントを分け合っていた同僚にある日唐突に「ミントじゃなくてメントだよ」と修正され、なぜ今まで黙認していた?とcometto3さんと同じような思いをしました。奥が深いですね発音って。
悪妻賢母 |  2011.10.12(水) 08:33 | URL |  【編集】

日本語英語?

発音、難しいですよね。
昔は夫からよく直されたのですが、最近はあきらめているようで。
友人は、私の夫が私の英語を注意しすぎるので、余計にうまくならないのだと言っていました。
確かに間違いを気にせずにどんどん話すと言うのは、外国語を学ぶときに必要なことでしょう。
でも発音が正確でなければ教養のない印象をもたれるということがあるとは思われませんか?
発音に関しては、野球で(速すぎて)見えない球を打つことが不可能であるように、
聞き取れない言葉は話すことができない・・・。
外来語を、日本語の発音やイントネーションのままで言ってしまって、通じなかったり、子供たちからは笑われてしまったり。
一番悔しいのは"こんなに長いこと英語圏に住んでいてどうして発音できないの?"などと、自分の子供に言われちゃうことです。
BAKE-O-RAMA |  2011.10.13(木) 01:53 | URL |  【編集】

カフェインと似たような感じですが、私はproteinをプロテインと言った時に夫に指摘されました。
下手にカタカナで日本語に浸透してる言葉はやっかいですね...

アメリカの甘ったるいブラウニーですが、甘党の私はあの味に慣れてしまいました。
私の味覚はもうすでに麻痺してるかもしれません...
サンチップス |  2011.10.13(木) 03:31 | URL |  【編集】

話の本筋とは異なりますが、
http://www.ladymconfections.com/
にいらしたことありますか?もしNYCにいらっしゃることがあればぜひ。
日本の繊細な味そのままです(残念ながら東京のお店はなくなってしまいましたが)。
mi |  2011.10.13(木) 07:44 | URL |  【編集】

再び、すみません。

サンチップスさん!
私も全く同じ。
プロティン、子供に指摘されました!
で、今日そのことを夫に言ったら、
"そうそう、キャフィーン、プロティーン、ノータリーン"などと言われてしまった・・・。(悪気はないらしい。)

他にも以前、米国人の友達に木の名前を聞かれて、"African Sumac"と答えたらちょっと驚いた顔をされたので"???"。
あとで聞くと私が”A freakin’ Sumac”と言ったと思ったのでビックリしたとのことでした。

いろいろ恥かいてます。

お邪魔しました、Comettoさん、ごめんなさい。


BAKE-O-RAMA |  2011.10.13(木) 12:13 | URL |  【編集】

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