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アメリカのモットー

2011.09.27 (火)


先週、ハイスクールでの大学進学説明会に行ったときのこと。

朝8時半から始まったプレゼンテーションは、全校アナウンスでたびたび中断された。学校にはチャイムがなく、「あと1分で2時限目が始まります」などとPRシステムから一々お知らせが入る。

そのあいだにも、教育熱心なお母さんたちはガイダンス・カウンセラーに質問をし、私は持参のパソコンでメモを取りながら、聞いていた。

あるとき、みんなが一斉に立ち上がる気配がした。

先生たちも「おっと、これをやらないと。今の質問にはこのあとでお答えします」と言いつつ、体の向きを変えた。

もしかして、アレか?と思って、私も椅子から立った。

すると、案の定、スピーカーからPledge of Allegiance(忠誠の誓い)が流れ始めた。ほとんどの人は右手を左胸に当てて、国旗に向かってプレッジをした

 ※プレッジについては、過去記事を参照。

アメリカ市民ではなく、神様も信じていない私は、居心地が悪い。いつも立ってまっすぐ前を向くことにしている。ちょっと見には直立不動だが、よそ事を考えている。

プレッジは10秒もかからない。スピーカーが静かになると、お母さんたちはまた椅子に座り、先生は説明に戻った。

この時間に校内にいたのは初めてだったので、ハイスクールでもまだやっているのかと驚いた。あとで子どもたちに聞いたら、やはり毎朝やるのだそうだ。テストの日はどうするのかは聞きそびれた。


       *


テストと言えば、アメリカ市民権テストの問題の一つはこれ。

Q:What is the national anthem of the United States? アメリカ合衆国の国歌は何ですか。
A:The Star-Spangled Banner 星条旗

USオープンの優勝決定戦前にセレモニーがある。巨大な星条旗を掲げ、有名歌手とコーラスが国歌を歌う。私は野球もフットボールも見ないが、おそらくそちらも同じだろう。

アメリカに住めば「星条旗」はしょっちゅう耳にするものの、私は歌うと途中で歌詞が怪しくなってくる。

市民権の面接試験で「アメリカ国歌の2番を歌ってください」なんていう問題はたぶん出ないが、アメリカ市民になるならせめて1番くらい正確に歌うべきじゃなかろうか。

歌詞はともかく、あのメロディはむずかしい。音域の幅が広すぎる。私は苦手である。


       *


調べたら、アメリカ国歌には4番まであった。最終連には、アメリカ合衆国の公式なモットーが出てくる(先に歌があって、そこから取ってきたらしい)。

In God We Trust
我らは神を信ずる


この言葉は、アメリカの紙幣や硬貨にも印刷してある。

プレッジにも”Under God”が出てくるし、子どもたちはそれをキンダーガーテンの頃からハイスクール卒業まで毎日言わされる。

これが洗脳でなくて、なんとしよう。

私は宗教が嫌いなので、毎度いや~な気分になるのだが、公立の学校なのでしょうがない。アメリカでは政教分離の原則はあってないようなものだ。演説を"God bless you, and God bless the United States of America."で締めくくらない大統領がいたか?

同じく旧大陸フランスのモットー「自由・平等・博愛」のほうがずっといい。意地悪と利己主義の権化であるフランス人(←イメージ)には似合わないが、一つの哲学として受け止めよう。

イギリスの国歌God Save the Queenには、題名からして神様が登場するが、あちらは国教会もあるし、まあそんなもんだろう、オールド・ワールドだから、となんとなく許せる。

それに比べて、日本の国歌は、「君が代」が天皇のことであろうが、平和な治世を意味しようが、要は「長く続きますように」と言っているだけである。

それも、枕詞がほとんど(元は和歌なのだから、当然か)。

フランスの血なまぐさい「ラ・マルセイエーズ」やイギリスの「女王陛下万歳」と比べると、なんとも奥ゆかしい。

しかし、他国の国歌に比べて、一般人が親しんで歌うことはない(右翼を除く)。式典、オリンピック、大相撲以外では、論争や裁判の種になってしまう。日の丸にも君が代にも軍国主義のイメージがつきまとう。

たとえば、チリの鉱山事故で全員が救出されたあと、大統領以下みんなでごく自然にチリの国歌を歌ったが、日本ではまずありえない光景である。


         *


自慢じゃないが、私はロシアの国歌をロシア語で3番まできっちり歌える。この際、発音は問題にしないでおこう。

今のロシア国歌はソ連国歌と曲は同じだが、詞は違う。レーニンやスターリンを讃えていたので、ソ連崩壊後に作詞だけやり直した。

曲はいかにも超大国らしく、威厳があってすばらしい。歌詞もストレートな祖国愛に満ちて、超一級品である。神様が出てこないところもいい。

さすが芸術の国。

私はロックンロール風にアレンジしたバージョンで覚えた。何度聞いても聞き飽きない。歌詞も印刷して、いつの間にか暗記してしまった。誰にも強制されず、ただ好きだから覚えるときは、すんなり頭に入るものだ。

アメリカに住む日本人の私がロシア国歌を暗記すべき理由は、これっぽちもない。

いつだったか、車の中でそのCDをかけながらパヴェルといっしょに歌っていたら、2番目の途中でつまづいた彼が「ぼくよりロシア国歌を知ってるなんて!」と呆れ驚いていた。

しかし、私はロシア市民権を取るつもりはない。クレムリンに招待される予定もない。

記憶容量が減りつつあるのに、ロシア国歌なんか覚えていていいのか?


<今日の英語> 
 
There is no harm in asking.
聞いてみるだけなら差し支えない。


目医者からの請求書がどうも腑に落ちない。支払う前にどうなっているのか確かめたらどうかと夫に言ったときの返事。じゃあ、あなたが電話してよという話にはならない。結局、私がやるのだ。



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 |  社会  |  コメント(1)

Comment

いいとおもいます!

わたしは、ポルトガルの国歌をギターアレンジしたのを聴くのが好きです。
歌詞は理解していませんが、メロディーが好きで。
すごく、おおらかな、ゆったりとした気持ちになるんです。酔っぱらった時とかに、鼻歌で歌ってると、気持ちよくて笑ってしまいます。
元気になったり、なぐさめられたり、おしえてもらったり。
自分のツボにはまる音楽や物語をみつけることは、すてきなことですよね。
sachi
sachi |  2011.09.28(水) 02:26 | URL |  【編集】

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