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国境ハイキング

2011.09.17 (土)


昨日、イランのアハマディネジャド大統領が4年間拘束されているアメリカ人男性2名を「人道的立場から」近日中に釈放すると語った。

大統領は来週ニューヨークで国連総会に出席する予定なので、寛容なところを見せて点数を稼ぎたいのだろうが、歓迎すべきニュースではある。

ただし、イラン保守派の長老たちは釈放に反対しているという情報もあって、どうなるかわからない。

アメリカ人たちは、ハイキング中にイラン兵士に捕まった。

どうしてあんなに危ないところへわざわざ遊びに行くのだろうか。

私はアウトドア派ではないし、裏庭を歩くのさえ億劫なので、わざわざ外国まで出かけてハイキングをする人たちの気持ちは理解できない。

しかも、イラン・イラク国境とハイキングの組み合わせ

お気楽すぎる。

彼らのために、アメリカの大統領、国務長官らの高級官僚だけでなく、オマーン国王やスイスまで介入する騒ぎになった。

まだイラン政府から正式な通知を受けていないヒラリーは、釈放の見込みを慎重に歓迎する声明を出したが、「まったく、あんなところでのほほんとハイキングなんかして!これ以上、私の仕事を増やさないでよ!」と内心煮えくり返っているかもしれない。


             *
           

拘束中の男性2名は、ほかのアメリカ人男女2名といっしょに、イラク北部のクルド地区へ「観光」に行った。

彼らはバークレーの学生。男性のうち1人はアラビア語に堪能で、フリーランス・ジャーナリストの肩書きを持っていたらしい。

事件が起きた当日、病気の1人はホテルに残り、男性2名と女性1名で「ファンタスティックな」(女性の弁)滝のある山岳地帯へ向かった。

ちなみに、この女性だけは保釈金50万ドルを積んで、2010年に釈放された。

現地人だけでなく、外国人にも人気のある場所だとホテルで教えてもらい、なるほど賑わっていたのだが、気がつくと、自分たち3人以外は誰もいない。おかしいなと思っていたら、パトロール中の兵士に出会った。

てっきりクルド人兵士だと思ったが、アラビア語が通じない。クルド人かと聞くと、Farsi(ペルシャ系の人)だという返事があって、初めてイラン領に入ったことに気づいたのだという。

なんとかイラク側へ戻ろうとしたが、兵士はAK-47を突きつけている。あとはお決まりの尋問と適当裁判でスパイ決定、禁固刑である。

アメリカ人女性は「国境の印がなかった」とインタビューに答えているが、そういう問題じゃないんじゃないのと思う。

私はカナダにもメキシコにも行ったことはないが、どちらの国境でも、地図みたいに一本の線を引くのは不可能である。国境のチェックポイントをいくつも設置し、有刺鉄線や壁を張り巡らしても限度がある。

ましてや中近東。しかも、イランとイラクの国境の山岳地帯である(私のイメージは、砂漠に線を引いて、それが砂嵐で掻き消えるというものだったが)。

ここからイラン。一歩でも入ったら拘束されると思え」という看板はないと思う。

イランはタダで釈放なんかしない。1人あたり50万ドルの釈放金を要求している。誰が払うんだろう。まさか税金?


           *


2年前には、中国と北朝鮮の国境でアメリカ人ジャーナリスト2名が北朝鮮に拘束され、ビル・クリントンが特使として平壌まで飛んでいって、連れ戻した。

彼女たちは中国領土にいたが、川向こうの北朝鮮を撮影していたらしい。警告しても撮影をやめなかったので、北朝鮮の兵士が中国側へ踏み込んで(こんなことしていいのか?)、2人を拘束したということになっていた。

しかし、釈放後のインタビューでは、「入るつもりはなかったが、北朝鮮側に30秒ほどいた」と説明したようだ。

真相はどうだかわからない。釈放の条件で、そう言えと脅されたのかもしれないし、ジャーナリストとして危険を冒したのかもしれない。

どっちにしても、警戒心がなさすぎる。相手はパラノイア国家である。

無事に釈放されたのは喜ばしいが、将軍様はちゃっかりビル・クリントンと写真に納まり、相手の思う壺となった。


             *

                  
こういう迷惑な輩は、アメリカ人だけはない。

5年位前に、イスラエルとパレスチナが戦闘をしているエルサレムに日本人の若いカップルが入り込み、瓦礫の上で一休みしていたところ、

なんでこんなときにこんなところで観光をしているんだ?

と各国のジャーナリストに写真を取られて、ニュースになった。

会社を辞めてガールフレンドと世界を放浪していたお坊ちゃんの、「半年くらい旅に出ていて、ニュースは読まなかった。ここで戦争をしているとは知らなかった」という、かなり衝撃的なコメントを覚えている。

タクシーにベツレヘムのチェックポイントで降ろしてもらったのはいいが(本当はよくない)、通りには人の姿は見えず、建物には爆弾や銃撃による穴が無数に空いて、装甲車が走っているのである

そこをガイドブック片手に、生誕教会を目指してフラフラ歩くという危なっかしさ。

帰りのタクシーを呼ぶわけにはいかなかっただろう。どちらかの軍の車で戦闘地区から連れ出してもらったと思われる。あちらもいい迷惑である。

平和ボケなのか、ゆとり教育のせいか。

この2人はその後も旅行を続けたと記憶している。

いったいどういう顔で帰国したのかと不思議になるが、おそらく当人たちはたいして気にしてないんだろう。

イランや北朝鮮やイスラエル当局に拘束されたのではないぶんだけ、ラッキーだった。

日本政府に釈放を交渉する能力があるかどうか疑わしい。元大統領ならぬ元首相の数だけは多いが、その中で誰が外国に迎えに行ってくれるだろうか。


<今日の英語>  

It seems like we never get a chance to see each other.
ぜんぜん会わないですね。


隣のメアリから来たメールのあいさつ文。確かに、ここ数ヶ月、一度も顔を合わせていない。

メールの用件は、彼女がうちとの境に植えた木々の枝が伸びて、うちの敷地にまで届いている。いま切ると木が傷むと業者に言われたので、来年の春までそのままになってしまう。迷惑でなければいいが、というもの。迷惑どころか、私はぜんぜん気がつかなかったので、恐縮して返信した。



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