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子宮筋腫の「お会計」

2011.09.07 (水)


7月末に子宮筋腫の手術をした(そのときの話はこちら)。

1ヶ月経ち、保険会社からのEOB(Explanation of Benefits 給付金支払い明細書)が出揃った。医者と手術センターからの請求書も届いた。記録を残すことにする。

まず、5月半ばの事前検査。

産婦人科医ドクターCのオフィスで、診察に$160、子宮内膜組織の生検に$757。もちろん保険会社は全額を認めず、Not coveredとしてかなりの額を差し引く。最終的に、それぞれ$117と$246となり、自己負担分は$101と$246。

バイオプシーは$341で、$246が認められ、私の負担は$49.

6月半ばに超音波検査。$579の請求に対し、$377が認められ、私の負担は$75.

7月初めに再びドクターCで診察と手術前の説明。$160の請求に対し、$121が認められ、私の負担は$24.

ここまでが手術前。

私が負担すべき医療費は、すでに$495である。


        *


手術当日。

手術センターの使用料$7106. 保険会社は珍しく全額を承認し、私の負担は$487.

これは事前にセンターが保険会社に見積もりを取って、私にも連絡があった。その時点でクレジットカードの番号も渡したので、言ってみれば前払いだったのか(すでにカードにチャージされている)。

$7106のうち、$1356はSuppliesとなっている。

IVや注射針、麻酔液などはもちろん、シーツや使い捨て靴下や絆創膏の費用もあるのだろう。私は回復室が寒くて、毛布を2枚ももらったが、毛布1枚の値段はいくらだったのか。もったいないことをした。次回は持参したいが、衛生上使わせてくれないかもしれない。

備品の内訳まで細かいことはEOBには書いてない。

だいたいEOBは「手術」「備品」「診察」程度のカテゴリーで、明細にはほど遠い、どんぶり勘定なのだ。しかし、気になる。センターに請求すれば書類を送ってくれるかもしれないが、果たして毛布1枚まできっちり計上しているだろうか。


       *


麻酔医に$1096。でも、保険会社が認めたのは半額の$550。私の負担額は$110.

医者は私の保険会社と何らかの取り決めがあって、おそらく50%しか払われないことを知っている。

NY州のこの地域でこの手術をすればいくらという基本料金があると思うのだが、EOBを見るたびに「ダメ元で多めに請求しておけ。どっちみち半額だ。元の金額が大きいほうが得だ」と病院が画策しているという印象をぬぐいきれない。

病院だって儲けが必要だし、私は高くても有能で信頼できる医者に診てもらいたい。しかし、どうせ支払われないとわかっている金額をどうして請求するのか。いつもモヤモヤする。

手術で採取した細胞を改めて検査したらしい。$351.承認されたのは$257で、私の負担は$51.

そして、メイン・イベントの手術代は$6694.EOBではSurgeryという1つの項目である。保険会社は$3392だけ認め、私の負担は$678.

当日の私の負担額は、〆て$1326

術後2週間の検診で、再びドクターCの請求が$160.認められたのは$121.私の負担は$24.


          *


子宮筋腫手術に際して、私が支払うべき医療費の総額は

術前$495+当日$1326+術後$24=$1845

JFKから成田への往復切符を買って、ホテルに1泊して、新幹線に乗ってもお釣りが来る。

これでも、夫が退職した会社のしっかりした医療保険を以前と同じく使えたのである。

あと少なくとも1年は保険が継続するが、そのあとはどうなるかわからない。保険のあるうちに手術を済ませたかった理由だ。「今のうちに、切れるところは切って、つなぐところはつないでおこう」という気になる。

保険があっても決して安くないが、これで無保険で全額払うことになったらと思うとゾッとする。だいたい無保険では手術してくれなかったかもしれない。


           *


手術センターの施設使用料以外、医療費がいくらになるのかは事前にわからなかった

たとえば、手術中に採取した筋腫のバイオプシーで、私の負担は$51だった。

たいした金額ではないが、すでに手術前に子宮内膜のバイオプシーをしたのである。もし「その検査はしていただかなくて結構です」とあらかじめドクターCに言ったら、どうなったか。

「念のためにやりましょう」と説得されたか。あるいは、そのバイオプシーは医学的に必要とされていて、私に拒否権はないのか。

レストランのメニューみたいに、「検査Aには松竹梅とありますが、どちらになさいますか」とか、注文する前に値段を確認できるといいのに。

なかなか明朗会計とはいかないものである。


          *


今朝も、お茶会派が「アメリカ人に国民医療保険は要りません。オバマ・ケアは社会主義の始まりです!医療保険を認めたら、生活の隅々にまで政府の管理が浸透して、逃げられなくなるのです!」などと黄色い声で叫んでいた。

こんな候補者がもてはやされるのだから、お先真っ暗である。

医療保険が議会で取りざたされていたころ、街頭インタビューで「私には保険は要りません」と答えた中年男性がいた。「私は病気になりませんから」とのたまった。

いったいどこからそういう根拠のない自信が生まれてくるのか、理解に苦しむ。

医療保険改革制度がとりあえず4月に成立したのはいいけれど、実際いつどうやって誰が(全員が?)どうしたら医療保険を持てるのか、私は細かいところまで読んでいない。

他の国が当然のようにやっていることが、どうしてアメリカではできない? 

私は自分が病気になったとき、お金の心配を(あまり)しないでお医者に行きたいだけである。もっともな話だと思うのだが、これは非常にぜいたくな望みに思えてきた。

ちなみに、医者と病院のもともとの請求総額は$16884である。

私の負担分はその1割。そう思えば安い(のか?)。




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 |  医療  |  コメント(3)

Comment

同感

ほんとに!

保険に入らず、普段は医者に診てもらうのを避けられるだけ避ける。万一の時には救急病棟にでも駆け込むから大丈夫、とでも思っているのでしょうか。もしくは治療を受けても支払わないで逃げおおすつもり?



(特に連邦)政府は悪の根源とか言っている、共和党大統領候補者を含む多くの政治家の皆さんに、ハリケーン等による洪水被害や干ばつ被害、大規模山火事などの被害が出た時に、連邦政府の助けは全くいらない、使わないという覚悟があるのか、尋ねてみたいです。

この国の未来は暗い。。。
かと言って日本に帰るのが良いのかどうか。。。
複雑です。
G.Villager |  2011.09.07(水) 11:43 | URL |  【編集】

同感です。

ほんとにそうですよね。

こんな進んだ国なのに、どうして医療保険はこんなんなんでしょう?うかうか病気になんかなれませんよね。
我が家も娘の(簡単な)手術をこの夏にやりました。まだ、請求書は届いてないんですが見るのが怖いです!
えみこ |  2011.09.08(木) 03:57 | URL |  【編集】

私の手術は6倍掛かりました!

始めまして。在米30年の公務員ですが仕事が辛くなったので辞職前にと5週間前に全摘出手術した者です。ダヴィンチ式腹腔鏡手術で始まりましたが結局は開腹(筋腫が大きく石灰化)されましたが、結果良しで二日間で退院でした。
先週、手術した病院から明細が届き、その額に度肝を抜かれコメントしている次第です。
請求書ではなく、保険会社に申請した分の説明書と明記してありホットしたのですが約7万ドルです。
まだ私の婦人科医(手術も担当)からの費用明細は着ていませんが最低2万ドルを予想しています。合計で9万ドルですよ!
全保なので今の所、自腹100ドル以下で済んでいますが保険無しだったらと想うとーーー。
この際120日休んでやりますが(法律で首にならない)65歳までか、娘が独立するまでは、健康保険の為に薄給の仕事続けなければと憂鬱になっている此の頃です。
コメットさんも読者の皆様もお体をお大事に頑張りましょう。健康だけは、お金で買えないと信じていたけど今回の経験で思考変化した私です。
Noriko |  2011.09.08(木) 05:47 | URL |  【編集】

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