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次の心配の種

2011.09.06 (火)


長男のガールフレンドの誕生日は8月後半だったらしい。彼女の友達がサプライズ・パーティをやろうと言い出し、昨日は女の子2人と男の子3人がうちにやってきた。

「パーティって何をするのよ。なんでうちでやるの?」と聞いたが、「知らない」と無責任な長男。

まあガールフレンドなんだから、しょうがない。とりあえずポテトチップスとケーキの材料は調達しておいた。うちはめったなことでコーラなどのソーダは買わない。今回は要らないと言う。

「ケイトリンが食べ物持って来るって。お菓子も。ピザみたいなのも。だからおかあさんはグランマのケーキを作るだけでいいんだよ」と長男。

あら、持ち寄り? でも、うちが主催するんじゃないの?

よくわからないが、パーティの準備をする気力も体力もない私は助かる。私はちょっと機嫌を直して、ケーキだけ朝のうちに焼いた。

長男と次男を動員し、掃除をした。猫たちは、いつの間にか秋の新作毛皮をまとっていて、いつも以上に家の中は毛だらけ。


         *


前日、「セスのお母さんがおかあさんと話したいんだって」と長男が言った。

最近は親があまり出てこないのに、何か料理でも持ってきてくれるんだろうかと思った。しばらくして、電話が鳴った。私は彼女に会ったことがないし、セスの顔も知らない。

初めまして~。おじゃましていいんですか~。どうぞどうぞ~などとお決まりの挨拶をしたあと、「どなたか大人もいてくださいますね?」とためらいがちなセスの母上。

そうか!

彼女はうちが責任を持って健全なパーティを開催するのかを確かめたかったのか。それなのに、私はちゃっかり、お持ち寄りの相談を想像していた。

うちはお酒を飲まないし、ドラッグも銃もないが、あまり詳しく話すのもかえって彼女の不安をつのらせるだけかもしれない。

「私も夫もずっと家にいますから。集まる子どもたちも全員一度はうちに来たことがあって、どういう子かわかってますし」とだけ言った。

「そうですか。よかった。お宅を信用してないわけじゃないんです。おわかりいただけるといいんですけど」と彼女は弁解を始めた。

あとで聞いたら、セスはやはり長子だった。最初の子は何につけ心配なのだ。


        *


パーティを企画したケイトリンは、セスのガールフレンド。

皆がダイニングルームでカードゲームをしていたときに通りがかったら、彼女はセスのひざにちょこんと座っているように見えた。いや、確かに座っていた。

セスのお母さんが心配していたのは、こっちのほうか?! 

大人のいない家の中で、息子がガールフレンドとベッドにしけこむかも? いや、そんなことは彼らの親がしっかり教育すべきじゃないの? 女の子が男の子のひざに座るくらい、今のアメリカではたいしたことないのか?

私も、大学の心配だけじゃなくて、長男とジェシカをもっとしっかり見張るべきなのか。もし長男がジェシカをひざに乗せたら、私はすぐにやめさせるだろう。

その後、私は用もないのに、ダイニングルームのあたりを何度か偵察した。何も怪しいことはなく、みんなでワイワイ騒いでいるだけだった。


        *


ケイトリンは、ジュースやソーダ、それにピザ・ロールという一口サイズのスナック(オーブンで暖めてきたらしい)など、他にもいろいろ持って来てくれた。エンジェル・フード・ケーキにクリームやイチゴをのせたのもあった。

「こんなにたくさん、ありがとう」と言うと、「どういたしまして」と素直でかわいい。ほめようと思って「ケーキはあなたが作ったの?」と聞いたら、「いいえ、マムです。それもあれも、ぜんぶマム。」

えっ、そうなの? じゃあ、うちでやるパーティのために、よそのお母さんがこれだけの準備をしてくれたわけ? 

お迎えのときにケイトリンのお母さんにお礼を言い、すでにケイトリンがタッパーなどをきちんとまとめておいたのをほめると、「あの子はわりとそういうのは上手なんです。ほかのことはまだ子どもっぽいんですけど。」

いや、そんなことはない。やっぱり女の子は男の子より3年は先に育つ。

ケイトリンの妹もお供をしていて、とたんに男女比が逆転した。

ふだんはむさくるしい家の中がぱっと華やかになった。ただ若いだけで、まぶしいくらいきれいな年頃である。セスのお母さんより、女の子たちのお母さんの心配のほうが大きいんじゃないだろうか。

ケイトリンがセスのひざにしばらく座っていたことは、どちらの親にも言わなかった。お迎えのころにはすっかり忘れていた。

ハイスクールの廊下を歩くと、目のやり場に困ることをしている子たちもいる。

知らぬは親ばかり。あるいは、知っていても、もはや手が届かないのか。


        *


女の子がNoと言ったら、なんでもNoよ。女の子が嫌がるようなこと、しないのよ」と私は機会あるごとに息子たちに繰り返す。

「結局、泣くのは女なのよねえ」と昔どこかで聞いたようなせりふを言いつつ、女の子の親がうちに怒鳴り込む可能性だってあるじゃないかと思う。

オムツが外れなくて悩んでいる若いお母さんも大変だが、大きくなったらなったで、オムツとは次元の違う、別のもっと深刻な悩みが出てくる(しかし、今現在、おむつ外しと格闘しているお母さんにそんなことを言ってはいけない。渦中にあっては、あれはあれで厳しい修行みたいなものなのだ)。

子どもを大学へ送り出した近所の奥さんが、「これで終わりじゃないのよ!」と、まだまだ心配の種が尽きない様子であった。

長男がヨチヨチしていたころ、実家の母が

こんな頃が一番いいだなぁ。

としみじみ言ったのを思い出す。


<今日の英語>  

That's what I say.
まさに私の言いたいことです。


雨が降ってきたので、長男に工作なら家の中でやれと言い、ほかの子どもたちにも英語で言い直したら、アナスタシアが「そうでしょう? 私もそう言ってるのに、男の子はぜんぜん聞かないんだから」と付け足した。男の子が男になっても同じなんだけど。



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 |  子ども  |  コメント(1)

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心配事

16歳の息子が友達の家で何度目かのお泊り。なんとゲイだったとカミングアウト。
お泊りする親に”お宅の息子さんはゲイですか”なんて聞けますか?もう心配の想像が限界です。(フロリダ在住)
ちっこ |  2011.09.07(水) 10:44 | URL |  【編集】

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