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アメリカで歯医者に行く その1

2009.04.21 (火)



私の歯はとても弱い。もうあとがない状態なので、3ヶ月に1回、クリーニング(歯石除去)と検診に通っている。今日も行ってきた。

日本の歯医者には20年前にかかったきりなので、私には現在の日米の歯医者を比べることができない。日本もずいぶん進歩したんだろうなあと思う。

アメリカに来てから虫歯になったことはないのだが、日本で30~40年前に治した歯にガタが来ている。

私の母も、そのまた母も歯が弱かったそうだ。

それなのに、私の母は私が小さい頃にぐずると、よりにもよって砂糖水を飲ませた。自分でも寝つきが悪かったのは覚えているので、たぶん寝る前にも甘い水を飲ませたのだろう。母の頭に、歯科衛生の概念はなかった。おかげで、私の乳歯は真っ黒(写真で見た)、私の奥歯はとっくの昔に全滅である。

日本の小学校で歯科検診があると、ナントカのC、ナントカのペケ、とか延々とコメントが続いたものだ。そして、歯医者に行けという通知をもらう。

ところが、田舎なので、お医者の技術も設備も古い。無口なおじいさん先生がやたら神経を抜く。麻酔があっても痛い。独特の消毒臭と機械音。畳敷きの暗い待合室。

私が大学生になった頃、田舎にもやっと次世代の歯科医院ができた。その名も「ホワイト歯科」。バックグラウンド・ミュージックが流れていて、ピンクの制服を着たアシスタントがいて、何かする前に丁寧に説明してくれる。ホワイト先生(と勝手に読んでいた)は私の悲惨な歯をきれいにしてくれたので、うれしさのあまり、かすかな恋心を抱いてしまったほどである。

歯が悪いという自覚があるから、一生懸命磨く。それでも悪くなる。歯医者には行きたくない。さらに悪化の繰り返しだった。これまでに費やしたお金を考えると、口の中にメルセデス・ベンツを住まわせているような気になってくる。

歯で苦労するのは私の代で終わりにせねばと、子どもたちには、

「歯は一本100万ドルだと思いなさい。あと80年使うのよ。虫歯になったら終わりよ。もう代わりの歯は生えてこないからね。」

とつねづね言い聞かせ、2歳から、ドクターGのところで年2回のクリーニングとフッ素塗布は欠かさない。奥歯にはシーラント(溝を薄いプラスティックでふさぐ)をしてもらった。

それなのに、数年前、次男にごく小さい虫歯が2本あると言われたときは、本当にショックだった。私の反応にドクターGのほうがびっくりして、「お母さんのせいじゃないですよ。こういうふうに生えてくる歯もあるんです。本当に初期なので、虫歯ともいえないようなものです。そんなに気に病まないで。」となぐさめられたほどである。

*     *     *

私の歯医者ドクターCは、歯周病の専門医で(といっても、かなりいろんな処置をする)、うちから18マイル(29km)。ハイウェイを飛ばして25分かけて通っている。

もちろん私の住んでいる町にも近隣にも歯医者はたくさんある。それも、一般歯科という虫歯治療や予防を主にするところだけでなく、歯周病から、矯正、インプラント、入れ歯、歯科外科の専門まで揃っている。ただ、その中で「いい歯医者」を見つけるのが大変なのだ。

ドクターCには11年前からお世話になっている。

もともとは、夫がイギリスの元軍医に40年前に治してもらった特殊な差し歯がおかしくなり、私の親知らずを抜いた歯医者に見てもらったところ、ちょっと変わったヤツだけど、腕は確かですよ。」という義歯専門のドクターFを紹介された。その後、義歯をやり直す前に歯茎も見ておけということで、ドクターFの近くで開業していたドクターCを紹介された。

私もドクターFにはお世話になったが、ちょっとどころか、かなり変わった歯医者さんだ。治療の間、ジョークか皮肉を甲高い声でしゃべり詰めなのだ。私の治療をしながらも、隣の部屋にいる患者に大きい声で「お宅の奥さん、どう!? あいかわらず、うるさいかね!?」などと話しかける。

私の口の中を見て、

「なんだ、これは! ほおー。」
「どこでやってもらったの? 日本? ふーん。いつ?」
「これは、もうしばらく持つな。それにしても、こんな形にするかなあ。へえー。おもしろいなあ。」
「おーい、スーザン!(とアシスタントを呼ぶ) xxとxxを持ってきてよ。こりゃ、手間だよ。」

などと独り言を言いつつ、

「キミの歯ね、エナメル質が完全に発達してないよ。」

と恐ろしいことをサラリとのたまう。

しかも、やることがどことなくガサツなのだ。手早すぎるというか、もう少し丁寧にやってもらえませんかと頼みたいような感じがする。私は逃げ出す口実を考えたが、先にドクターFに会っていた夫から、彼が普通じゃないことを聞いていたので(どう普通じゃないの?と聞いても、まあ会えばわかるよ、としか教えてくれなかったけれど)、腹をくくった。

治療が終わってみれば、かみ合わせがよく、痛みも違和感もなく、彼の腕は 一流であった(日本でもアメリカでも、大勢の歯医者にかかった私なので、歯医者を見定める目はあると思う)。ドクターFが治した歯は、その後なんのトラブルも起こしていないし、私の歯にしては丈夫だ。

ドクターFは、「キミは、歯茎もチェックしないとだめだね。」と言い、5分くらい離れたところにあるドクターCのクリニックにも行くことになった。

次回その2に続く)


<今日の英語>

It's not as easy as it looks.
見かけほど簡単ではありません。


歯のクリーニングをするとき、つばを吸い取るsuctionという器具を使う。普通は歯科衛生士(たいてい女性)が判断してやるのだが、今日の人は、私の左手に持たせて、「使ってほしいときに上げてください。ご自分でやったほうがよければ、それでもかまいません。」と言った。それで、何度か自分でやってみたが、思ったより難しく、舌に吸い付いたりしてしまう。歯科衛生士のお姉さんは、「簡単そうに見えるけど、そうでもないのよ。」と笑って、上手にやってくれた。



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