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初バーモント

2011.04.25 (月)


結局、出発したのは午後2時50分だった。

ようやくみんなが荷物を詰め始めたのが1時半過ぎ。

夫は例によって、あれがない、これがないと大騒ぎをする。だから私は夫と出かけるのがきらいなのだ。

(その1つはシューバッグ。バーガンディ色の布製で、どこかでもらったものだろうが、どうしてもあれがいるとうるさい。私が探し回ったあげく、ガレージに近い入り口のフックにかけてあった。夫が前のカレッジ訪問の際にそこに置いたのを忘れたらしい)。

1泊だし、たかが大学見学なので、着替えと歯ブラシだけあればいいようなものの、「そうだ、パジャマ」「頭痛薬といつもの薬も」「文庫本は」「化粧水に日焼け止めも」「車中で食べるものも」とどんどん荷物が増えていった。

たった1人で2時間で荷物をまとめねばならない強制避難区域住民を思う。しかも、彼らは二度と自宅に戻れないかもしれないのだ。

出発前にバーモントの天気を調べると、夜は氷点下。翌日は56度F(13度C)。

慌てて冬のジャケットを取り出し、子供たちにもフリースを持っていくように命じる。

私と子どもたちは2時半には車に乗っていたのだが、夫がなかなか来ない。女は出かけるのに時間がかかるとよく言うが、うちは逆である。

まず私が運転することにした。

明るいうちにハイウェイを飛ばすのが一番簡単。前の夜、夫が Google map ではないルートのほうがハイウェイが多い、そっちにしようと言っていたので、私は従うつもりだった。

しかし、後部席に乗り込んだ夫は、「やっぱり元のルートにしよう」と言う。そして、下手なジョークを飛ばして、しゃべりまくり、はしゃぐ。うるさい。やはり夫は義父の血を引いて、出かけるのが好きなのか。

私はもうUターンして家に帰りたくなった


             *


ハイウェイに乗ると、GPSはそのまま「86マイル(138キロ)運転しなさい」と言う。

小さい国なら国境を越えてしまうくらいじゃないかと思う。しかも、それだけ運転しても全走行距離の三分の一にもならない。アメリカのガソリン消費量が世界一なわけだ。

ある地点に来ると、20分以上も他の車に出会わなかった。助手席の次男が「誰もいないね」と心配そうな顔をした。

どこまで行っても同じ景色で、私は朦朧としてきた。ミントを食べたり、意味もなく車線を変更したりしたが、とろ~んとしてくる。この単調な運転は催眠効果がある。

一度だけ、GPSの指示(左車線にいなさい。そして、右の出口から出なさい)がわからず、「いまのどういう意味?」と 言っている間に、あやうくハイウェイの出口をまちがえそこなった。そして、他の車にクラクションをならされ、ぶつかりそうになった。

Rest area (日本で言うところのサービスエリア)のサインがいくつもあったが、夫が寝ていたので、30マイル(48キロ)先でいったん休憩することにした。

時計を見たら、2時間半もぶっつづけで運転していた。

こんなに長距離を一度に運転したのは初めてだった。トラックの運転手が居眠りするのもわかる。

夫に運転を代わってもらい、私は後部座席へ。

うとうとし始めたものの、夫が自分の好きなCDをがんがんかけるので眠れない。しかも、夫は気が短いので、気に食わないドライバーに「なんだあいつは!」などとわめく。目に付くものを子供たちに教えるので、前を見て運転してほしい私は気が気ではない。

いっそのこと私が運転したほうがいいのだが、さすがに2時間半の運転は無理だった。こういうとき、シングルマザーはなにもかも1人でやらねばならないのか(友達がつきあってくれるならいいが)。


              *


夫もハイウェイを運転したが、バーモントに入ってからは田舎道もあった。

なんだか遅いなあと思ったら、前にいた車2台が制限時速の35マイルきっちりで走っていた。そして、私たちが左折すると、前の2台も左折するのである。メインストリートは1つしかない。非常におっとりしたペース。

夫がののしる。「やっぱりあっちのルートにすべきだった!」

だんだん針葉樹が増えてきて、農村の風景になった。

巨大なサイロが点々とし、牛や馬の姿が見える。なんだか肥料の匂いがする。教会がやたら目に付く。200年前以上に建てられたような家がある。

そうしてようやく町にたどりついた。すると、マクドナルドやバーガーキングなど、どこに行ってもあるファーストフードがやっぱりあった。

街中に入ると、夫はGPSの指示を3回は無視した。「ここを左折したくない」「あっちからでもいけるはずだ」とかなんとか。

かわいそうなGPSは、そのたびに"Recalculating .."(計算し直しています)とけなげに働いてくれた。


            *


ホテルに到着。

車から降りると、寒い。4月末でこれか。

長男がバーモントに大学見学に行くと友だちに話したら、「バーモント?! あんなとこ、雪しかないよ」と言われたそうだ。さすがに雪は消えていた。

ふつうのホテルだが、気に入った。大学と提携しているので、親御さんレートというのがあり、宿泊費はその夜のディナーより安かった。

私は旅行はきらいだが、ホテルは好きなのである。誰かがベッドの用意をしてくれて、バスルームもきれいにしてくれて、タオルも洗ってくれる。食事は作らなくていい。

これで私1人なら天国。

(続きは後ほど)




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 |  生活  |  コメント(4)

Comment

男ってどの国の人でも、
頼りにならないのでしょうか・・・
それとも私が頼りになる人だけを気づかずスルーしてきたのでしょうか?

・・・kometto3のまだまだつづく?
旅行記たのしみです♪

私もホテル大好きです
一人ならホント天国
lumama |  2011.04.25(月) 10:17 | URL |  【編集】

いつも読ませて頂いています。kometto3さんの行動が、なぜかちょっとボンヤリした自分の母親を思い起こさせ、それでいて、とてもしっかり者と言われて育った自分とも重なる部分も大きくて(おこがましい発言お許しください。うまく説明できなくて済みません。)いつも共感させられています。
それにしても、素晴らしい文章力、表現力ですね!
続きも楽しみにしています。
キウイ |  2011.04.26(火) 08:33 | URL |  【編集】

バーモントって「バーモントカレー」しか思いつかない(笑)
早速どこにあるのか調べて、一つ頭が良くなりました(^_^;)
ご主人おもしろい方ですよね~。ブログの言葉でしかわからないけど、コロコロ性格が変わるように見える(^_^)
人間はまったく正反対の人が好きになるように本能がしているってテレビで言っていた事があったけど、結構当たってるかも!?
りんご |  2011.04.27(水) 00:28 | URL |  【編集】

素敵なブログですね。とてもおもしろいです。
ブログの更新楽しみにしています。
私もニュース関連のブログをやっています。
若干おもしろ系や個人的な主観も入っておりますが、よかったらぜひ遊びに来てください。
わん |  2011.06.23(木) 15:16 | URL |  【編集】

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