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今までがラッキーだっただけ

2011.04.15 (金)



防災白書に「世界全体に占める日本の災害発生割合」というデータがある。

世界に占める日本国土の割合は0.25%。世界中で起きたマグニチュード6以上の地震回数のうち、日本が占める割合は20.5%

地震が多い国だと知っていたが、まさか世界の5分の1にもなるとは想像していなかった。

しかも、これは大きめの地震だけであって、マグニチュード5(これでも大きいのに、最近は感覚がおかしくなってきた)以下のものを入れたら、いったい何割になるんだろう。

日本列島は海洋プレートと大陸プレートの境目に位置しているせいで地震が多いのだそうだ。私は地質学や地理にもまったく興味がなく(そのために、今はやたら迷子になるというツケを払っている)、おそらく学校で習ったのだろうが、なんにも覚えていない。

大地震が起きてから、慌ててあちこちのサイトで情報を集めている。

とても消化できない。

日本政府が原発関連データを公開し始めても、どう解釈すればいいのかわからない。理解しているらしい人たちの書いたものを読んで、「危なそうだな」とか「今のところはまだいいのか」とか、イメージで判断する。

なんにもわかっちゃいない。


          *


私は、夫と出会うまではパスポートを持っていなかった。28歳でアメリカに来たけれど、日本に住んでいた間、一度も大きな地震を経験したことがなかった。

渡米後も、最初は毎年、その後も1年か2年置きに、長いときは6週間も帰省したが、ちょっとこわい揺れ(たぶん震度3)を数秒感じただけだった。

それがどれくらいラッキーだったのか。今さら思い知る。

1923年に関東大震災、1995年に阪神淡路大震災、2004年に新潟県中越地震。その合間にも数え切れないほどの地震が起きた。

そういう国に原発を建てた。ギャンブルである。

これまでに地震が原因の原発事故が起きなかったほうがおかしいくらいだ。そういつまでもラッキーではいられなかったということか。

日本には現在55基の原発があり、そのうち37基が運転中だそうだ(この中に福島第一が含まれるのかどうかは不明)。

先日の余震で女川原発東通原発の非常用電源が停止したのは、ゴム製のパッキンを表裏を逆に取りつけていたのが原因だと聞いて、ガックリきた。
【追記: これは女川でなく、青森県の東通で起きたミスだというご指摘がありました。失礼しました。】

しかも、3月中旬に再点検をしたときには発見されなかった。トラブルが起きてやっとわかった。これから付け替えるそうだが、他の原発ではこんな単純ミスはないと言い切れる人がいるか。

ウィキペディアによると、女川原発は1980年に着工し、1984年に運転を開始した。どれくらい頻繁にこのパッキンを替えるのか知らないが、非常用電源を使うことはおそらくめったになかったとして、27年間もこの間違った取り付けのままだった可能性もある。

ゾッとした。

どれほど安全に設計しても、しょせん人間のやることだ。

人間はまちがえる。まちがえるのが人間で、人間だからまちがえる。


            *


大きい余震が続く中、(余震という言葉は紛らわしい。いかにも余りものか残りものみたいだが、マグニチュード6や7になれば、余震というイメージはない。まだ本番が続いているような感じがする。続震とでも呼びたい)、地震学者が厳しい話をする。

前々から、「今後30年間にマグニチュードXの地震がXで起きる確率はXパーセント」という予測を聞いても、今日がその30年の1年目かもしれないし、あと29年間起こらないかもしれないと思っていた。

東京大学のロバート・ゲラー教授は、「日本の地震研究を見直すときがきた」と提言している。

「過去30年間、日本で大きな被害を出した地震は、政府の予測とは違った場所で起きている。そもそも、いつ、どこでどの程度の規模の地震が起きるかなど予測できるはずがない。

静岡県の御前崎には、中部電力の浜岡原発がある。大震災前まで、そこでもプルサーマルを始める予定だった。

東北大震災の直後に、「『東海』でも広域連動地震の可能性、死者2万5千人「わが国最大級」の複合被害と懸念」という記事が出た。
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30年以上前から切迫性が指摘されてきた東海地震が「単独」で発生していない状態が続く中、関東から九州にかけての太平洋岸では、東海、東南海、南海というマグニチュード(M)8クラスの三つの巨大地震が「連動」するとの見方が強まっている。その場合、東海地震のみを対象とした国の地震予知は期待できず、死者2万5千人と「わが国最大級」の複合被害になると懸念されている。
---------------------------------

            *


どうにかして、日本周辺のプレートが小さめの余震をたくさん起こすことでエネルギーを小出しにして、大きいのを止めてくれないものだろうか。

その前に、日本中、いや世界中の原発を徹底的に総点検してもらいたい。

すぐに廃炉にできないのだから、せめて今の技術でできる最高のメンテナンスをすべきだ。お金がいくらかかろうと、福島原発での被害額に比べたら安いはずである。

30~40年前に作った原子炉を最新式モデルに入れ替えられないのだろうか。

元デザインは、建設年度よりもさらに何年か前の知識・技術で考えられたものだとしたら、いま40年間稼動している原発は45年前のアイディアかもしれないではないか。

福島にある沸騰水型は相当古いモデルらしい。

パソコン1つ取っても、この10年、20年でどれだけ進歩したことか。1980年代の大きくて重いデスクトップをiPad2と交換するみたいにはいかないにしろ、頭のいい人たちがなんとか方法を探してくれないだろうか。

そんなことが現実にできるかどうかは知らない。ド素人の考えである。

私は原発反対だが(それも、大震災後に目がさめたという情けなさ)、今のままにしておいた場合の危険度を考えると、新規建設ではなく、現存のシステムを新しいものに切り替えることには譲歩する。

原発のせいで苦しんでいる人たちには、たわけ者!と怒られるかもしれない。

しかし、これだけ大きな余震が長期間続く今(日本列島がプレート境界にあるかぎり、大地震とは縁が切れないので、今だけの問題ではないが)、一番こわいのは老朽化した原発の近代化をさせないことじゃないかと思う。

そして、代替エネルギーの研究開発を国家事業として、お金と人材を惜しまず、1日も早く実現する。節電は経済活動を妨げない範囲で最大限の努力をする。それと平行して、1基ずつ永久停止にしていく(スイッチを切ったらおしまいと行かないところが恐ろしい)。自然災害対策は、想定レベルの数倍まで用意する。

今や新しい原発建設を受け入れる町はおそらくない。すぐに全部を廃炉にすることもできない。

次の大地震が来るまで、どれだけ時間が残されているのか。


<今日の英語>  

I take it all back.
今言ったことを取り消します。


昨日、長男と出かけた大学の説明会で、入学事務局の担当者が自分のまちがいに気がついて一言。



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 |  社会  |  コメント(2)

Comment

スマトラ沖地震についての余震(続震ってすごくぴったりきます)wikiってみたら、3か月後にM8.6が起きてるんです。
その後も1か月~2年おきにM7~M8クラスの続震が今現在も続いています。
今回の地震も同じようになる可能性が高いようです。
これはおとぎ話でも、教訓を込めた昔話でもなくって事実なんですね。
私も、大震災って現実だなんて思ってなかったんです。
阪神の時に、本当にショックでした。

原発もそんな根拠のない楽観から作っちゃったような気がします(軽い気持ちで)
原発を止めるとすると、生産活動が滞って大震災並みに国民全員が大打撃を受けることは確実で、でもこのまま動かし続け地震が起きたら同じく大打撃。
代替え燃料も、利権だのなんだのがこの事態でもまかり通るふがいなさ。
太陽光エネルギーを活用せよと、みなさんおっしゃるけど、今ももちろん鋭意研究中で何十年もやってるのに、なかなか高効率で壊れないものが出来てこない。
どうすれば良いのか。

とりあえず、次の大震災まで数ヶ月だと言われていますし、毎日震度5~6の地震はすでに起きているのですよね・・。

すみません。
後ろ向きコメントで。
焼大福 |  2011.04.15(金) 09:18 | URL |  【編集】

訂正

毎回 楽しく拝見させて頂いております。

本文中 一ヶ所 間違いがあるようですので 失礼を顧みずコメント致します。

ゴムパッキンを裏表逆に装着していたのは 女川ではなく 正しくは青森県の東通原発ですね。
東北電力の説明によると 協力会社の人為的ミスであり 取り付ける際の説明書も無かったとのこと。

『安全対策は万全です』って言葉は 何を以て言えるのか・・・
やれやれ‥
『子供の仕事ですか?』と尋ねたくなります。


みずき |  2011.04.16(土) 00:25 | URL |  【編集】

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