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つかの間の静寂と涙とジュニア・プロム

2011.04.14 (木)



うちのハイスクールでは、美術と音楽のどちらかが必修科目になっている。

長男は絵が好きなので、美術。次男は絵が下手なので、音楽。トランペットは4年生のときからやっている(学校にやらされている)が、特に興味があるわけでなく、練習もしない。

特にハイスクールに入ってからは、うちで一度もトランペットの音を聞いたことがない。それどころか、楽器ケースを見た覚えもない。ずっと音楽室に置きっぱなしだ。

それなのに、ハイスクールがバンド・オーケストラのコンペに出るので、州外まで遠征してきた。3泊4日でもちろん費用(500ドル)は自己負担。チャーターバスで8時間以上かかる。

コンペとコンサートだけならまだしも、ディナー・クルーズだのボード・ウォークだの、お遊びが半分である。そんなものに150人の生徒が参加した。

校外活動には、たいてい保護者の中から chaperon (シャペロン=付き添い兼お目付け役)が同行する。

私が参加したのは、息子たちがキンダーガーテンのころ、近所の公園に出かけたときだけ。遠出も乗り物も旅行も子どもも苦手な私には、苦行である。

ありがたいことに、25人もボランティアしてくれたそうだ。ご近所でもシャペロンをやる人は毎回同じ。「子どもが心配だからついて行く」という人もいて、驚く。

せっかく子どもから解放されるチャンスなのに。


           *


その間、家の中の静かだったこと。

次男は本当におしゃべりなのだ。私には日本語で、長男と夫には英語で、まあペラペラよくしゃべる。

一番の話し相手は長男。息子たちが2人でしゃべることがないだけで、家の中がしーんとする。

それなのに、次男が出発した夜、長男が赤い目でグズグズしていた。

直前に夫がドアをバタンと閉めて怒っていたので、何か言われたのかと思ったが、そうではないと言う(夫はトイレが詰まったことに怒ったらしい)。

いろいろヤマをかけてみたが、「ちがう」と言って泣く。16歳の男の子は、こんなに泣き虫なのか。

冗談半分で「ふられたの? ふられたってわかる? spurn されたってこと。」と聞いた。

うなずく長男。そして、ワーワー泣く。

「アナスタシア?」と長男の gmail にフォルダーが作ってあった女の子の名前を出した。ちがう。じゃあ、誰?

「モニカ。」

モニカ?! 誰、それ? 一度も聞いたことがない。彼女が学校ではOKと言ったのに、チャットしていたらやっぱりダメだと返事したそうだ。アナスタシアもいつのまにか終わっていたらしい。私が一度も会わないうちに。

「ぼくはバカだー。みんな、ぼくのことが嫌いなんだ」とワーワー泣く長男。

「まあ、そういうことはあるわよ。みんなってことはないでしょ。じゃあどうしてうちに遊びに来たり、クラブのプレジテントに選んでくれたりするの。それに、その気が無い人を無理に自分とつき合わせることはできないでしょ」と、なぐさめにならないと知りつつ、言ってみた。

長男は来年の6月にハイスクールを卒業する。

今ガールフレンドができたって、別々のカレッジにいけばそれで終わりじゃないかと思うが、アメリカでは「high school sweetheart と結婚」というのが一種のおとぎ話みたいになっている。アル・ゴア夫妻もそうだった(彼らは離婚した)。

「パヴェルにメールしてみたら? あの子も女の子では苦労したみたいだし、話を聞いてくれると思うわよ」と無責任な私。長男は首をふる。

1人にするしかない。もっとも、長男は他の友だちとチャットをしているのだ。

時間ぐすりが効くのを待つか。私は長男の好きな食べ物でも用意しよう。


             *


その後、夫が長男といっしょにソファに座って、長い時間なぐさめた。

翌朝、「長男は学校へ行ったか?」と私に聞く。あたりまえでしょ。失恋で学校休んでどうするのよ。

私はショックを受けたらしい長男の反応にびっくりして、男に生まれるのは大変だなあと思った。女の子から告白してふられるケースもあるはずだが、自然界を見ても、オスがメスに選んでもらうほうが多いんじゃないだろうか。

夫も私も、打たれ弱い長男を心配していた。

そして、2日後。

「お母さん、ぼく、ジェスと付き合うから」と宣言。ジェスは空手教室にも来ている子で、よくチャットをしていた。うちにも1度来たことがある。

もー、勝手にして。


              *


学年末にはジュニア・シニアのためのプロムがあるという。

「ジェスが行きたいって」と長男。ジェスは、プロムが終わったら「ハイさよなら」じゃないでしょうね? また泣くわよと思う。

シニアは最終学年で卒業記念だからまだわかるが、なぜジュニアまでプロムをやらねばならないのだ? 大学が決まってからにしろと思う。

しかし、夫は長男をプロムへ行かせるべきだと主張する。「このへんじゃ、パーティやダンスができるところもないじゃないか」と夫。

なんで高校生にタキシードやドレスを着ていくパーティが必要なのよ?

生徒も親も事前のミーティングに出席せねばならない。プロムでは、飲酒・セックス・ドラッグが問題になる。うちの学校区では新聞沙汰になることはなかったが、学校としては厳しく監視しますということだろう。

次男はまだ色気がなく、いつもの仲良しグループで男だけでつるんでいる。しかし、その中の1人、ダニーにガールフレンドができたらしく、以前よりゲームやチャットに来なくなったそうだ。

「ダニーのガールフレンドが、私とゲームとどっちがだいじなのって」と次男。

14歳でも女は女か。




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