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もうごまかせないレベル7

2011.04.13 (水)


石原某を批判したら、シンパらしき人たちからコメントが来た。

ほとんどが非公開の捨て台詞である。ここにコピー&ペーストして公開することもできるが、わざわざ私のブログを汚すつもりはない。

私は、私に同意しないコメントも載せることにしている(すべてではない。これは私個人のブログなので、私の独断でコメント削除・コメント禁止・しつこいときはアクセス禁止にする場合もある。ただし、私に賛成か反対かという単純なものさしではない)。 1人が異論を持つということはきっと他にもそういう人がいるからだ。

しかし、自分の見解を述べることもなく、口汚くののしるだけの輩は相手にしない。石原某はそういう種類の人間に支持されているのだなと改めて思う。

類は友を呼ぶ。

私は、日本でもアメリカでもご贔屓政党を持っていない。

菅内閣は無能揃いだが、今は野党になった自民党が民主党を批判する資格もないのだ。自民党は1年少しの期間を除き、60年も政権を掌握していたではないか。

福島原発は40年前に建てられた。

その間、原発の安全確保に自民党はいったいどれだけ真剣に取り組んでいたか。ついこの間、与党になった民主党に原発管理の責任を押し付けているとは笑止千万。

そして、石原某が東京消防隊員に命令した大臣について総理に厳重抗議したのは、都知事として当然やるべきことだ。それを賛美する愚かさ。

彼は消防員たちに泣いて感謝したそうだ。それを見て、「人の心がわかる」ともらい泣きするおめでたさ。そんなパフォーマンスがニュースになるいやらしさ。

私は危機に泣いてみせるリーダーは要らない。問題を解決してから存分に泣いてくれと思う。

本当に泣きたいのは、消防隊員や自衛隊員や原発の下っ端作業員とその家族ではないか。

私は安全なアメリカにいて、東京都民でもないから知事選での投票権もない。だからといって、日本について意見を述べてはいけないとは思わない(そのことで私を糾弾する人もいた。誰かの好きな言論統制と外国蔑視を連想させる)。

これ以上、石原某と彼に洗脳されたパーを相手にするのは時間の無駄だから、このへんでやめておく。


            *


福島はチェルノブイリと同じレベル7の原発事故だとやっと政府が認めた。

政府が主張していたレベル5(スリーマイル島原発事故と同じ)であるはずがない。レベル7という発表を聞いて驚く人がいたら、それこそ「あなたはこの1ヶ月間、洞穴の奥深くに住んでいたんですか」と聞きたくなる。

しかし、政府は放出された放射性物質はチェルノブイリの10分の1だと強調する。テラ・ベクレルという私にはまったく把握できない単位で、10分の1も100分の1もないだろうと思う。福島原発に保管してある使用済み核燃料の量は、チェルノブイリの比ではない。そして、終わらない余震。

チェルノブイリ原発事故による直接の死者は33人だった(ソ連政府の発表。長期的な観点から見た場合の死者数を算出するのは不可能)が、福島ではまだ誰も死んでいないと政府は言う。そんなの、なんの慰めにもならない。

「ただちに影響はない」というせりふも聞き飽きた。

累積値を出せと言いたい。計測器が正確かどうかも知りたいところだ。

チェルノブイリでは海洋汚染はなかった。それに、10日間でとりあえず収拾した(炉心内の核燃料の活動も次第に落ち着き、5月6日までに大規模な放射性物質の漏出は終わったとの見解をソ連政府は発表)。福島は1ヶ月経っても、先が見えない。

3月16日、アメリカ政府は原発から半径50マイル(80キロ)を避難地域として、在日アメリカ人に避難勧告を出した。

3月30日の公聴会で、アメリカの原子力規制委員会は「当時、限定的な情報しか得られておらず、原子炉の状態が正確に把握できなかった」として、『福島第一原発の2号機の核燃料が100%損傷し、放射性物質が16時間放出される』という想定に基づいて、80キロという避難範囲を設定した」と証言している。

これについて、アメリカは日本人を動揺させたとか過剰反応だとか、批判する日本人がいた。

アメリカ政府は、最初から予防的措置だと言っていたではないか。もともと考慮する条件が違っていたのだ。しかも、東電と日本政府からの情報提供が足らないときである。

最悪の状況を想定するのは当たり前の話だ。「想定外」の一言で許してもらおうという日本政府や東電のほうがおかしい。

アメリカ政府もしょっちゅう馬鹿なことをしでかすが、国外で非常事態が起きればすぐにチャーター機を派遣してアメリカ市民を救出する。

自国民を守ると言うのはそういうことだと思う。


            *


そうこうするうちに、日本政府もようやく避難地域を拡大し始めた。

しかし、避難区域と計画的避難区域と緊急時避難準備区域があってややこしく、30キロ圏外でも場所によって対象になっている。

そこに住む人はたまったもんじゃない。

避難準備期間は1週間とされるが、1週間もそこに留まっていて安全なのか。

もともと同心円状にきれいに分布するのではないのだから、30キロ離れたら安全ということはありえなかった。

計画的避難区域に含まれる飯舘村は、福島原発から40キロ以上離れている地域もある。つまり、アメリカ政府が当初定めた半径80キロの半分を超えたところだ。

この間まで、観測地点の少なさなど周辺地域での調査そのものが不十分だったのだから、いつから40キロ地点が危険になったかどうかもわからない。この1ヶ月で空気と水と土からどれだけの累積放射線量を浴びたのかもわからない。

酪農家は「牛を置いていけない」と言う。牛は彼の生活であり、財産でもある。世話をしないと死んでしまう。牛がこれまでどれくらいの放射性物質にさらされたのか。土壌が汚染されていたら、草を食べた牛も汚染される。

避難区域でも、身の危険をかえりみず、牛のために自宅と農場へ戻る人の話を聞いた。

原発は安全でコストが安い? なんでそんな言葉にだまされてきたんだろう。

もう円やドルで救える話ではない。酪農家にいくらお金を積んでも、取り返しがつかなくなった。

スリーマイル島でさえ、原子炉に近づけたのは事故後5年経ってからだ。福島はおそらく10年以上かかるだろうと聞いた。

それでも、まず壊れた建屋の瓦礫を片付けるだけでどれくらいの時間と手間と人員が必要なのかわからないという。しかも(少なくとも)3基ある。放射性物質に汚染されたものをどこに持っていくのだろう。いったいどこの町が引き受けてくれる?


<今日の英語>  

What's on the chopping block?
逃げ場がないのはどれですか。


NPRのホストが、経済ジャーナリストに予算カットの対象について質問したときの一言。文字通りには、「何がまな板の上に乗っていますか?」




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