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アメリカ国内の義援金が伸び悩む理由

2011.03.21 (月)



しばらく前から、NHKもBBCも終日ライブ放送をやめた。NYタイムズはライブ・ブログをやめた。

原発での電源が一部復旧し、放水作業も続いているために、状況はとりあえず安定したという見方が増えてきたからかもしれない。悪くなっていないだけマシと思いつつ、生中継が途絶え始めてすぐは、かえって不安になった。

しかし、時間が経つに連れて、落ち着いてきた。

ネットから少し離れていたのもよかったかもしれない。

昨日は長男の用事で日中6時間も外出した。その間、日本関連ニュースはローカルラジオでたまに1分くらい聞けるだけだった。

帰宅してすぐにパソコンをつけたが、幸い、事態は悪いほうへ急展開というものでもなくてホッとした。

なにしろ地震発生を知ってから、家にいる間はずっとパソコンでNHKとBBCを追いかけていたのである。地下室へ洗濯に行くときも、台所で料理をするときも、ラップトップを持って移動した。ほんの5分、10分の間に重大なニュースを見逃すかもしれないという強迫観念があったせいだ。

いまは、私がNYの田舎でオタオタしてもしょうがないという諦めもある。そして、「そのエネルギーをもっと他に使え」と自分に言い聞かせる。
 

             *


2日ほど前、「日本への義援金が伸び悩んでいる」という話をラジオで聞いた。

ハリケーン・カトリーナやハイチ地震直後に比べたら、fraction (ほんの一部の額)だと言っていた。

調べてみたら、非営利団体への寄付は3月15日時点で2500万ドル(20億円)だったが、地震発生1週間後の18日には1億500万ドル(85億円)に増えた

ハイチの場合は、地震発生後4日間で1億5千万ドル(120億円)、カトリーナも4日間で1億800万ドル(87億円)以上だった。

アメリカの非営利団体は、日本がどんな援助が必要かを見極めてからキャンペーンを始めたところも多い。それも、当初の寄付額が伸び悩んだ一因だった。

ハイチやインドネシアとちがって、日本は先進国であり、GDPもアメリカと同クラスとみなされているために、アメリカの一般大衆にとっては大々的な国際援助が必要な国というイメージと合わないのも問題だという。

「ハイチはアメリカに近いし、貧しい。日本はリッチで、政府は充分なリソースを持っているから」と思いこむ。

また、テキストを使っての寄付は手軽だが、一回分の金額が少ない傾向があり、総額に影響する。

たとえば、アメリカ赤十字が14日までに集めた1900万ドル(15億円)のうち、テキストによる寄付は160万ドル(1億3千万円)にとどまった。

これとは別に、アメリカ企業は5100万ドル(41億円)を寄付すると約束している(一部は個人寄付額の集計とダブっている可能性あり)。アメリカの商工会議所によると、たとえばゴールドマン・サックスが600万ドル、GEが500万ドル。

非営利団体の活動に詳しいThe Chronicle of Donationの編集者によると、

「この話を世間の目にさらしておく限り、人々は寄付をしなければいけない気持ちに駆られる。まだまだ時間はたくさんある。」と言っている(関連記事)。

たいていのチャリティは熱しやすく冷めやすい。人間は忘れやすい。

長続きさせるためには、関心を持ってもらうには、どうすればいいのだろう。


             *


近年、あちこちで大きな自然災害が多発したことから、寄付疲れもあるという。

人災と思われるメキシコ湾でのオイル流出から、まだ1年も経っていない。

ハイチにはあれだけのお金を出したのに、1年過ぎても復興が進まない様子に、はたして自分の出したお金が本当に有効に使われたのかと疑問を持つ人がいる。

それに加えて、リーマンショック以後の不況で、経済的な不安を抱える人が増え、生活が苦しくなっている。

「アメリカが災害に襲われたとき、どこの国が助けてくれたって言うんだ? もう世界のお守りをするのはうんざりだ」という余裕のない書き込みを読んだ。

イラクも不安定で、アフガニスタンには10年もアメリカ軍が駐留して、それなのにオサマ・ビン・ラディンはつかまらない。

そこへ、カダフィが自国民に銃を向け、国連勧告にも従わないというはた迷惑なことをしてくれた。パラノイアが権力者になっったのか、権力が人をパラノイアにするのか。

アメリカのメディアでは、リビア情勢がトップになった。

放射能汚染には一般人も関心が強いと思われ、福島原発については報道が続いている。しかし、ガソリン不足で物資の輸送ができないことや、電気がなくて関東でも計画停電していることや、いまだに孤立している被災者の窮状などについて、何も知らないアメリカ人も多いと思う。

こういうときに、わざわざアンチ・ジャパンの立場を表明するパープリンがいる。

いわく、日本が第二次世界大戦中にやったことを考えたら、援助を受けるに値しない。ハイチやインドネシアが真珠湾を攻撃したか? 安全な米国産ビーフを拒否したか? アメリカ人から仕事を奪ったか?

もちろん匿名の書き込みである。こういう愚か者はいつの世にもどこにもいるので、いちいち相手にしている暇はない。たいてい良心的な人が"Shame on you!" (恥を知れ!)とすぐにいさめてくれるのが救いだ。

           
             *


こういう状況の中で、有名人が率先して寄付してくれるのはうれしい。

The Hollywood Foreign Press Association (ハリウッド外国人記者協会)は25万ドルを日本の復興に寄付すると発表した。

クリント・イーストウッドも、彼の最新映画"Hereafter"の売り上げから寄付すると表明。その映画には津波の場面があるそうだ。

レディー・ガガ(私はこの人の声さえ聞いたことがない。奇抜な格好をした写真を見たことがあるだけ)、ブレスレット販売で25万ドルを達成したという。人は見かけで判断してはいけないと肝に銘じる。

サンドラ・ブロックが震災支援に100万ドル寄付したのも大きい。さすがにこれはニュースになった。彼女の映画は"Speed"しか見たことがないが(長男が生まれる前だった)、これからもっと見ようと思った。私は単純だ。


             *


スポーツ選手も義援金の呼びかけを始めた。

イチローは、サイン入りユニフォームをオークションするという。だれかいい値段で買ってくださいよと思う。

テニス選手もよくチャリティをする。

ハイチ地震でもそうだったし(Hit for Haiti)、オーストラリアの洪水のときもそうだった(Rally for Relief)。どちらも全豪オープンの時期だったので、入場券10ドルのエキシビション試合をした。ラケットなどのオークションもあった。

今回の大震災については、ウォズニアキがテニスコートで日の丸を掲げている写真を見たが、慈善試合のニュースは聞かない。日本でプレーしたことのある選手も大勢いるだろうに、やはり先進国のイメージが邪魔をしているのか。

どのチャリティだったか忘れたが、何年か前に「フェデラーと1時間テニスができる」というギフト券のオークションが行われた。お金持ちがどんどん値段をつり上げたはずだ。

こういうのはいい。人気者パワーを大いに利用してもらおう。

フレンチオープンは5月、ウィンブルドンは6月と、グランドスラムはかなり先だ。でも、その前にヨーロッパとアメリカで大きな試合がいくつか予定されている。どこかで日本のためにエキシビション試合をやってくれないだろうか。

テニス界でチャリティの旗揚げ役をしてきたフェデラーのサイトに"Contact"があった。

私は初めて有名人にメールを書いた。


<今日の英語>  

I feel like I'm not being told the truth.
真実を知らされていないような気がします。


東京のスーパーで買い物をしていた日本女性が、外国メディアにインタビューされたときの一言(をBBCが通訳)。



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 |  社会  |  コメント(7)

Comment

Are charities taking advantage of the urge to help Japan?

という記事です。

http://m.theglobeandmail.com/news/world/asia-pacific/are-charities-taking-advantage-of-the-urge-to-help-japan/article1946825/?service=mobile

IMFも人道的援助はしなくていいという考え。

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-20109220110317

日本1世帯当たりの平均貯蓄額1600万円

ご存知と思いますが、福島原発の1号機2号機はGE製です。
あみぃ |  2011.03.21(月) 05:37 | URL |  【編集】

フェデラーあたりが音頭をとって親善試合があると思っていたのですが、まだないんですね。ジョコビッチがJAPANと書いた靴下をはいていましたが・・・。
http://www.tennis-navi.jp/news/pickup/colum/024848.php

GAP、コーチ、ディズニーストアといったアメリカ系企業が軒並み営業中止(デパート自体はあいているのに、テナントであるそれらの店は営業していない)のを見て、東京はアメリカからみるとそういう状態なのかとあらためて思い知らされました。
ハム |  2011.03.21(月) 07:53 | URL |  【編集】

日本では、海外の有名人からの寄付等は報道されても一般の人々の反応とかまではなかなか見えてきません。海外在住の日本人の方から各国の実際の様子を生で伝えていただけると、とてもありがたいです。そして、間違った情報に基づく偏見やバッシングがあったらぜひ正しい情報を伝えていただきたい、そう願っています。よろしくお願いします。
miff |  2011.03.21(月) 11:00 | URL |  【編集】

被災者がいまだに十分な食事と温かで清潔な環境にないというのは、寄付が少ないからではないと思います。

寄付というのはあくまでも、自発的なもので、だれがいくらとか、どこの国がいくらなんて考える事は、下品すぎ。

私がすんでいる国でも、日本人同士でしか付き合わない。あなたが好きだから、あなたの国の為に寄付したいわ。というのが個人的な寄付の基本ではないでしょうか。




Pine |  2011.03.21(月) 15:31 | URL |  【編集】

今回のBBCの報道はヒステリックだったように思います。

チャンネル4のJohnSnowという記者のレポートが秀逸でしたので、もしお時間あったらごらんください。

http://blogs.channel4.com/snowblog/days-japan-loss-invisible-threat/14875
あみぃ |  2011.03.21(月) 16:06 | URL |  【編集】

遠いアメリカでも、こちら日本と同じ気持ちでみつめていらっしゃるのですね。
私は日本にいてもなにもできません。
食べ物を手渡すことも、分からない人をさがすことも、苦しむ人を助けることも。
遠いアメリカのあなたと、日本にいる私も同じだなんて。
こうして情報をたくさん発信すること、それはあなたの支援。
私の支援、祈ること、出来るだけ早く物資を送ってくれる方に物を持っていくこと。日々の生活を大事にすること。小さな小さな思いも、集まればいつかきっと形になると信じて。
書いてください。届いています、あなたの思い。がんばって。

h-r-m |  2011.03.21(月) 20:59 | URL |  【編集】

ありがとうございます

寄付の有様を知りたくてネットサーフしていました。
具体的な数字やニュースソースありがとうございます。
日本を思うお心がじんじんと伝わってまいります。
自分にもアメリカ人と結婚してインディアナポリスに住んでる幼馴染が居ます。
ご実家は被災地にお近くなんですか?
どうぞご親族やお友達がご無事でありますように心よりお祈りしてます。
meg |  2011.04.18(月) 17:44 | URL |  【編集】

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