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アメリカの見解

2011.03.18 (金)



アメリカの原子力規制委員会が作った避難区域の地図があった。

(マイルとキロメートルのおよその換算:15 miles=24 km, 20 miles=32 km,
30 miles=48 km, 40 miles=64 km, 50 miles=80 km)


これによると、原発から半径50マイル(80キロ)内には190万人が住んでいる。

日本政府の避難勧告対象区域を見ると、半径20km以内には7万7千人、20kmから30km以内(屋内待機)には6万2千人。合わせても14万人。

190万人とは、まさに桁違いである。

日本の国土はカリフォルニア州より狭い。そこに、アメリカ全体の人口の3分の1が住んでいる。こんな事故が起きて、人口密度の高さをひしひし感じる。


            *


在日アメリカ大使館のEarthquake Updateページに、詳しい避難勧告が載っている。

子どもがアメリカ市民で親が外国籍の場合はどうなるのかなど、私にもいつか関わりそうな情報もある。

アメリカ政府はチャーター機を寄越すものの、アジアのどこか安全な国までしか連れて行ってくれない。アメリカ本国には自力で帰らなくてはならない。持ち込み荷物は1人1つ。チャーター機の費用は返済しなければならない。座席には限りがあるため、弱者優先となっている。

オバマ大統領は、「アメリカは日本を信頼している」と繰り返す。

外交上はそう言わざるをえないのだろうが、言うこととやることが明らかに違うじゃないかと思う。

国防省は、アメリカ大使館を大阪に移転する計画はないと言う。そんな1件のニュースに安堵する。

アメリカの原子力規制委員会は、福島原発をコントロールできるようになるまでには何週間もかかる見込みだと予想している。

米軍機が上空のデータを収集したらしい。解析が待たれる。

【追記】 在日イギリス大使館のサイトにHelp for British nationalsというページがあり、The Scientific Advisory Group in Emergencies (SAGE)の見解も含め、随時更新中。


          *


NYタイムズに日本の原発危機に関するQ&Aがある。

その中に「専門家の間でも意見がバラバラで混乱する」という読者の一文があった。私もそうだ。誰を信じていいのかわからない。

やっと IAEA のトップが日本に来て、現状を査定することになった。

遅すぎる。

「日本人は助けを求めることに抵抗が強い。今回の事故でもそれが裏目に出た」という記事をどこかで読んだ。

BBCのライブブログに、ロシアの原子力専門家 Gennady Pshakin のコメントが載っていた。

彼は、原発での電力回復に集中すべきだと言う。

「上空から水をかける方法は山火事では使えるが、原発のどこに水がかかっているかすらはっきりしない。とにかく循環ポンプをスタートする必要がある。東電が持ち込んだディーゼル発電機や移動型発電所では、対応できない。」と説明している。

朝日新聞によると、東電が原発での電源復旧作業に着手したのは17日早朝。18日には普及を見込んでいたが、19日にずれ込むという。

Pshakin氏のような専門家を早く対策チームに呼んでいれば、放射能レベルがまだ低かったときに作業できたのに。悔しい。

彼は、「福島のトラブルはチェルノブイリとはまったく違った状況(totally different situation)であり、第2のチェルノブイリにはならない」と付け加えた。

あれは旧ソ連での事故だったのだから、ロシアの専門家は原発事故に誰よりも詳しいはずだ。彼を信じたい。

いくらかでも楽観的な専門家のコメントをつい探してしまう。


           *


NYタイムズのコメント欄に、「我々はチェルノブイリから何も学んでいない。あのときもメディアによってパニックが起きた。必要以上に恐怖感をあおるような報道はやめてくれ」という意見が寄せられた。

インターネットにはデマが飛び交っている。

中国では、ヨウ素入り塩が放射性物質の沈着を防ぐ効果があるという流言に惑わされて、塩が売り切れ。西海岸では、ヨード剤やヨウ化カリウムの買いあさり。

複数の災害専門家が、「いま日本が直面している最大の問題は放射能ではなく、避難所の劣悪な環境である」と述べている。

頑強な大人だってきつい寒さと空腹に加えて、不衛生、ウイルス感染。寒くて寝られないという被災者の声。すでに肉体的心理的に強いダメージを受けているところへ、睡眠不足は本当に危険だと思う。

私が初めての子育てで何が一番つらかったかと思い出すと、とにかくまとめて眠れないことだった。最初の2週間くらいは緊張感でどうにかなったが、だんだん疲労が蓄積し、発狂しそうになった。

子どもを産んだ直後の体の痛さは薄らいでも、あの慢性睡眠不足の苦痛はいまだに体のどこかに残っている気がする。

それでも、被災者に比べたら私はどれほど恵まれていたことか。


<今日の英語>  

It's easy to criticize what is going on in the comfort of your own home.
今起きていることを、自宅にいながらにして批判するのは簡単です。


NYタイムズに寄せられたコメント。「インターネットも電気も水もあるから、あれこれ批評できるのだ。いまは政治や原子力発電の是非を討論するべき時ではない。もし自分が日本人と同じ目にあったら果たしてどれくらい持ちこたえられるか、考えてみてほしい。」 



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 |  社会  |  コメント(3)

Comment

なんと冷静なブログでしょうか。
海外在住の方のブログは、アメリカのメディア(恐怖心を煽る)的なものも多くて
今、不安と恐怖で挫けそうな日本人をどうして傷つけようとするのか。
本当につらくなります。

こちらでは、無理にでも笑顔で日常を暮らしています。
出来るだけ笑って、節電して、寄付と物資調達の情報を交換して、みんなで「ありがとうございます。」と言いあってます。
とってもシンプルです。
焼大福 |  2011.03.18(金) 19:57 | URL |  【編集】

昨日、CNNに出ていた専門家は「日本政府の見解が正しいと思う。アメリカメディアは、必要以上に恐怖心を煽り、原発の爆発シーンの後に、死体袋を写し、全く関係のない映像をあたかも関連があるようにしている」と言っていました。

アメリカの発表は、ある意味『外圧に弱い日本』を動かす手段だったのだと思います。あれ以来、50人から300人に増えているし、黒船来航以来、外圧に弱い日本は変わっていないようです(笑)。

メルトダウンを防ぐために、命がけで現場で働いている方々のことを忘れてはならないと思います。
cocoriru |  2011.03.18(金) 21:44 | URL |  【編集】

わたしもいろいろ読みましたが最悪でもチェルノブイリのようにはならない、という意見が多数でした。何故か。チェルノブイリは原子炉の運転中に起きた事故で、数週間後にも(期間はよくおぼえていませんがたしか週の単位だったと思います)人工衛星からみてもまだ炉が赤く見えたということです。それに対して福島原発は地震が起こった時、制御棒が自動的に挿入され、原子炉は停止したのです。原子炉が止まってもまだ高温の熱を発し続けているので冷却する必要があるのですが、冷却システムが地震、津波で全部やられてしまって問題が起きたわけです。
皆さん、原発で命をかけてわたしたちのために作業をしてくださっている方々、その方々のご家族のために祈ってください。作業をしている方々が無事にご家族のもとに帰られますように。つらい時間を過ごしておられるご家族が強くあられますように。そして原発の状況が好転しますように。
あさ |  2011.03.18(金) 23:32 | URL |  【編集】

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