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大学見学 第2弾

2011.02.23 (水)



州立大学をもう1校見に行ってきた。今週はハイスクールが冬休みなので、平日に見学できる。

しかし、今回はいやな予感がした。最初からゴタゴタがあった。

まず、前夜になって、夫が「えっ? 明日?!明日は行けない」とのたまった。

予約を入れる前に確認して、予約した後もメールと口答で知らせたのに、どうして直前になってそういうことを言うのだ。水曜日は夫の医者の予約があるから、私はわざわざ寒そうな火曜日を選んだ。夫が同行しないなら、もっと暖かくなる水曜日にしたかった。

G氏に頼まれた重要なことがあり、出かけていたら間に合わないのだそうだ。無理に連れて行って、あとで文句を言われるのはいやなので、「あらそう。じゃあ私と子どもたちだけで行きます」と答えた。夫は何度も謝り、私は謝らなくていいと言い、見学当日の朝になった。

夫は早朝から台所に下りてきて、「やっぱり今日いっしょに行くよ。」

夜中にペースを上げて仕事を片付けたから、出かけられると言うのだが、そんなに重要な案件ならG氏から緊急の連絡が入るやも知れず、「いいのよ。あなたは来なくても」と私は言った。今度の学校はもう少し近いし、私はその方面に行ったこともある。地図もあるし、早めに出るつもりだった。

しかし、夫は「大丈夫だ。行くよ」と言い張る。

じゃあなんで昨日は絶対無理みたいなことを言ったのだろう。まあ、本人がどうしても来たいなら、止めない。

私は方向感覚が鈍く、地図があっても自分の場所がわからないなんてことがしょっちゅうある。夫がいてくれたほうが迷う確率が低い。内心ホッとした。


             *


眠そうな顔をした次男がまず起きた。

「8時45分に出るからね」と念押しすると、「ぼく行きたくない。どうして行かなくちゃいけないの?この間、行ったじゃん」と口答えをする。

前回も出かける前はぐずったが、行ってみたら楽しそうだった。今回こんな抵抗をするとは予想外である。

「あんたも行くの。ひとつでもたくさん見ておいたほうがいいし、今日は平日だから学生がキャンパスにいるの。この間の土曜日とは違うでしょ。あんたもあと2年したら、真剣に大学のことを考えなくちゃいけないの。2年後じゃ、長男と同じペースで遅すぎるわ。1年後よ。」とまくしたてた。

「ドーナツ食べたいんでしょ」と言いそうになって、逆効果かと思い、とどまった。

前回あれだけ寒かったのに、今回もまた子どもたちは薄っぺらいジャケットで行こうとする。次男はその下は半そでTシャツ。長男にはモコモコのジャケットを着ていけと前の日に言っておいたのに、朝のバタバタでうっかりしていた。

結局、次男には夫が無理やりにウィンドブレーカーを重ね着させ、長男は長袖シャツを下に来ただけで、コットンのフードつき薄いパーカーになった。

知り合いに会うのでもなく、誰もあんたの格好なんか見てないわよと思ったが、服装には無頓着な子どもたちもやはりティーンエージャー。あれでかっこいいつもりか。

私はもはや人の目はほとんどどうでもいい。日本から送ってもらったヒートテックを着て、ひざ下までの靴下とブーツを履き、絹のスカーフにフリースのマフラーに皮手袋をつけた。フリースの帽子も持参した。これでホッカイロがあれば完璧。


            *


今回も私が往復運転した。

長男には私が印刷した道順や大学構内の地図を渡し、よく研究するようにと言い含めた。その後、夫にも見せた。

ハイウェイを降りる段になって、長男が道案内を始めたのだが、「xxExitを出て、xxRoad に入って、最初のtraffic light を左に曲がって…」という感じで、私は早くも混乱し始めた。プリントしたのはすべて英語である。

「お願い、日本語じゃなくて英語で言って!」と頼んだ。

しばらく行くと、交差路があり、横道があり、「B大学はこちら」という看板もぽつぽつ現れて、ちょっと安心した。しかし、長男が読み上げる道順がいまいちピンと来ない。印刷したときに見たら、すごく簡単そうだったのに。

「今のがFirst Light だったの。ここがSecond Light だよ。だから、次のところでleft turn 、左。」

今のって、どこ? ここって? 道路の名前はないの?

交通量は少なかったが、止まるわけにも行かない。そのまままっすぐに進む。

「今のがleft turn だったんだよ!」

「もうどれかわかんないじゃない。どうするのよ!」と私はパニックに陥った。

夫は「まあ落ち着け。大学のすぐ近くにいるんだよ。このまままっすぐ行けばどこかに出るよ」と平然としている。私は夫に地図を渡すよう、長男に命じた。夫は「やっぱり運転したことがないと、道案内も難しいんだな。運転手が何をいつ知りたいか、想像できないんだ。」

じゃあ、あなたが最初から道案内を買って出ればよかったじゃないの、と心の中で悪態をついた。


             *


どうにか大学の中へ入ったものの、指定された駐車場までたどり着けない。

夫と長男は構内図から把握できたらしいが、私は車を停めて地図を見てもさっぱりわからない。だんだんヤケになり、2人に八つ当たりした。「どこに行けばいいの!」

予約の時間は迫り、しかも、夫の車の時計は一年中、夏時間設定なので1時間進んでいてイラつく。しかも、3分遅れている。見学初日から遅刻なんて、どれほど印象が悪いか、と私は1人でヤキモキした。何分、構内をぐるぐる回っていたのかわからない。私は汗だくになった。

車を停めて、指定の建物へ向かうも、やっぱりどっちの方向へ行けばいいのかわからない。

長男はこっちだというので、従う。学生らしき人が通りかかったので、「あの人に聞いたら」と言ったが、ティーンエージャーでもやっぱり男。道順を尋ねるのは男がすたるとでも思っているのか。

歩いていくと、息子と母親らしきペアが前方に見え、やはり迷っているらしかった。彼女は通りがかった中年の女性に尋ねて、こちらへ戻ってきた。私もその女性に聞き、だいたいの方角はつかめた。

道はあちこち凍っていて、雪も残っているし、強風がその雪を巻き上げて顔に叩きつける。夫の日程に合わせなくて、天気予報に合わせるべきだったと、自分を呪う。

さらに、通りがかりの2人にも聞き、受付にたどり着いたら予約の3分前。私はもうドッと疲れた。なんでもっとわかりやすい表示を出さないのだ。

トイレに寄って、説明会の部屋に入った。正面に大型スクリーンがあり、前方に教卓みたいなのが見え、学会発表の会場のようだった。凍えていた私は、暖かい飲み物を飲んで、甘いものを食べて元気を出そうと思った。

ところが、ここにはクッキー1つ見当たらないのだ。水すら置いてなかった。まず頭に浮かんだのは、「次男をドーナツで釣らなくてよかった。」 


              *


大学見学といっても、いろいろなのだ。

まだ2校しか見ていないが、ドーナツやコーヒー以外にも、かなり違っていた。

説明をしたのはアシスタント・ディレクターの女性。パワーポイントを使い、ときおりメモを見て、早口で話した。独り言みたいに、しょっちゅうジョークを挟むのが気に障った。そして、両手を後ろに回して、髪をまとめる。彼女の癖なのだろう。「時計を忘れました。どなたか終了5分前になったら教えてください」と言う。

最初の学校Aに比べると、かなり落ちる。途中で眠くなった。パワーポイントはきれいだけれど、直接こちらを見て話してくれたA校のほうがずっとよかった。そもそもあちらは話し方や間合いの取り方が上手だった。

話しながら舌を鳴らすアメリカ人女性は少なくない。彼女もその1人で、とても耳障りである。

彼女が"Absolutely phenomenal!" (驚異的に素晴らしい!)を繰り返すのには、食傷気味になった。大学見学は売り込みのチャンスだし、身内を褒め上げるアメリカ人には慣れているが、それにしてももう少し謙虚になれないのかと日本的な感覚が頭をもたげる。

会場に集まった親子はおとなしかった。質問は出たが、A校の活発さはなかった。あれはドーナツによる糖分摂取の効果だったのか?

説明が終わり、現役学生によるツアーの時間になった。女子学生が2人現れ、半分ずつのグループに分かれた。A校のグループよりやや多い人数か。

今度の女子学生の難点は声が小さかったこと。滑らかに話していたが、耳の遠い夫にはどれだけ聞こえただろう。まあ、夫はグループの一番最後にいて、勝手にちょこちょこ離れたりしたので、本人もそれほど熱心に聞いていなかったと思われる。


             *


1時間以上のツアーのはずが45分で終わった。そのあと、カフェテリアで昼食を食べた。

子どもたちはこんなところでもピザ。私はパスタにしたが、くどくて、残りは次男が平らげた。夫はブリトーを作ってもらっていて遅かったので、私と子どもたちだけ先に会計を済ませて、会計のすぐ近くに席を見つけて、食べ始めた。

夫はなかなか来ない。多少並んでいたが、ブリトーでこんなに時間がかかるだろうか。食べ終わった次男に見に行かせた。ダディはいないという。今度は長男が見に行った。やはりいない。奥のダイニング・エリアにも見に行かせたが、いない。夫の携帯に電話させたが、ボイスメールにつながる(あとでわかったが、夫は携帯を家に置いてきた)。

こんな広いところでどうして迷子になってくれるのよ!

しょうがない、私が探しに行くわと思ったら、次男が「あっ、ダディが来た」と言う。夫は会計の横にいた私たちに気づかず、奥へ行って1人で食べ、食べ終わってこちらへ歩いてきたのだった。長男は隅っこにいた夫を見落としていたようだ。

私は怒る気力もなく、早く帰りたかった。なんだかゴタゴタ続きで落ち着かない。

しかし、方向音痴の私はどこに車を停めたのか、そこまでどうやって戻るのかもわからない。長男の後に従う。「おかあさん、ここ通ったじゃない? あれ見えたじゃん? ほんとに覚えてないの?」 覚えてません。

それでもなんとなくわかってきたところへ、夫が「おーい、本屋に寄ろう!」と呼ぶ。夫は本屋があったら、まず見逃さない。私はこれ以上本が増えたらいやなので、日本語で「何も買わないのよ!ダディに買わせちゃダメよ!」と子どもたちに注意した。

本屋といっても、大学名のついたトレーナーやらキャンディやら文房具やらで、ドラッグストアに見えた。次男はこんなところでイヤフォンがほしいと主張する。「長男君がぼくのを取ってって、ぼく無いんだよ」「返してもらえばいいじゃない「だって、長男君もいるんだよ。だから返してくれないの」「じゃあもっとうちに近いところで買って」とゴショゴショやっていたら、

「すみません! 日本人ですか?」と突然話しかけられた。女子学生だった。

「そうです。」と私。こういうとき、息子たちは神妙な顔をして黙る。

「わー、うれしい。ここの学生さんですか。」

「いいえ、college visit に来ただけです。」

「そうですかー。まだ3人しか日本人に会ってないんです。日本語が聞こえたので、日本の方かなあと思って。」と彼女は興奮して話す。「すみません。お邪魔してしまって」と立ち去った。


             *


夫は本を買わず、私たちは車に戻った。夫の案内で、無事にハイウェイに乗れた。私は真剣にGPS購入を検討せねばならない。

「本屋で日本人に会ったって子どもたちから聞いた?」と、余裕が出て、運転しながら会話ができるようになった私。

「へえ、何年生? 何を専攻してる子?」と夫。

「そんなの知らないわよ。日本人ですか、日本人には3人しか会ってませんって言って、すぐどこかへ行ったんだから。」

「それはきみが会話を続けてあげなかったからだよ。きっと日本人が恋しいんだよ。話し相手になってあげればよかったのに。」

なんで私が? 夫は私がそういうことがきらいなのを承知で言う。日本人と見ると、夫はやたらに私と引き合わせたがる。本当に迷惑である。

私は運転したのと迷ったのとツアーガイドの声が小さいのと寒いのとで疲れた。長男の専攻としては今日のB大学のほうがぴったりだが、大学そのものとしては先日のA校のほうがはるかにいい。

迷わずに、気候もよく、ランチに他のものを注文していたら、もっといい印象を受けたかもしれない。これでは「ドーナツとランチがおいしいから、この学校がいい」という次男とあまり変わらないか。

しばらく大学訪問の予定はない。

土曜日にA校構内を歩き回った筋肉痛が、火曜日になって出た。今回の疲れはまた3日後に現れると思う。大学選びは体力勝負でもある。


<今日の英語>  

She was partial to Chanel.
彼女はシャネルに目がなかった。


NYで殺された若い女性についての記事より。貧しいのに、小さい頃から贅沢なものが大好きだったという。ドラッグと売春で転落の人生だった。



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 |  子ども  |  コメント(1)

Comment

>「そんなの知らないわよ。日本人ですか、日本人には3人しか会ってませんって言って、すぐどこかへ行ったんだから。」

kometto3さん、きっと顔に出てたかも
あみぃ |  2011.02.25(金) 17:28 | URL |  【編集】

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