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疲労困憊のクリスマス・イブ

2010.12.25 (土)



私は、大きな祝日の前後と当日には外出しないことにしている。

店内も道路も駐車場も混雑するし、飲酒運転が増えるからだ。

車がないとどこにも行けない地域なので、誰かがdesignated driver (指定運転手。グループで出かけるときに、自分は飲まないで帰りの運転を引き受ける人)になれと当局は広報に忙しい。でも、お祝いにかこつけて結局みんなが飲み、酔いが冷めた(と本人だけが信じている)ところで帰途につくケースが後を絶たない。

特に危ないのは、クリスマスと大晦日。

そう思って、今年もイブの前日にスーパーH店へ行った。次男のテニス・レッスンの合間に、クリスマス・ディナーの材料と当面の食料や日用品を買った。

レッスンは1時間半だが、なぜかここ2週間は他の子どもが来なくて、プライベート・レッスン扱いとなり、1時間で終わっていた。ふだんより賑わう店でレジを済ませ、あと10分というところでクラブに戻ると、今日はもう1人の男の子が来ていて、1時間半になるらしかった。慌てなくてもよかったのか。

レッスンが終わって家に戻り、車から買い物袋を運び出した。2時間後には空手があるので、急いで手抜き夕食を作らねばならない。

食べ物をしまいながら、たまねぎがないことに気がついた。あまりいいのがなくて迷ったから、結局買わなかったのかと思った。でも、確かに買った洋ナシもないし、りんごもない。マッシュルームはある。にんにくもあるが、お芋はない。

おかしい。

ガレージの中が暗かったから、袋を1つトランクに入れたままなのかもしれない。どうせ長男を連れて出るから、そのときでいい。

そして、長男を空手教室で降ろして、その近くのスーパーA店でまた買出し。

車に戻ってトランクを開けると、置いてあるはずのH店の袋がない。たまねぎがない。夫がオートミールに混ぜるバナナもない。H店では慌てていて、うっかり買いそびれたのかもしれない。いよいよ危なくなってきたか。

ないと困るので、A店に戻り、足らないものを買った。


           *


空手教室で椅子に座って、今日の買い物のレシートを財布から出した。

H店のを見ると、玉ねぎも洋ナシもレッド・ポテトもバナナも買っているではないか。確かに買ったという記憶がよみがえった。まだそこまでボケてはいない。

カートに置いてきたか? それはない。空っぽのカートを戻したのは確実(でも、だんだん自信がなくなってきた)。

すると、レジに置いてきたのか。あのとき慌てていたし、私も店員も袋に詰めていたから、カートに積み忘れたのかもしれない。

すでに9時を回っていたが、H店に電話してみた。

女の子が出た。

「今日5時半ごろお宅のお店で買い物したんですけど、1袋だけレジに置いてきてしまったみたいです。まだあるでしょうか。」と私。

「5時半?どんなものですか。」

「野菜と果物です。玉ねぎとか、バナナとか。」 すぐに腐るものではないし、もしかしてと淡い期待を抱く。でも、お店は9時に閉まった。

「たぶんもう棚に戻しましたよ。その日のうちに片付けますから。明日、また同じものを棚から取って、カスタマー・サービスにいらしてください。それを代わりにお持ち帰りください。」と慣れた口ぶりの女の子。

こういううっかり者は私だけではないと確信する。


             *


私は2年に1回くらい、買ったものをレジまたはカートに置いて帰るという失敗をする。

レジを離れて5歩くらいで呼び止めてもらったこともあるし、駐車場まで追いかけてきてくれた店員もいる(こういうとき、数少ないアジア人はすぐ覚えてもらえてお得だ)。

猫の爪とぎ箱をカートの下部分に置き忘れ、慌てて電話をして、お店に舞い戻り、同じものを無料でもらったこともある。たった30分だったが、誰かが「カートにこんなものがありました」という申し出はなかったそうだ。勝手に持ち帰って、飼い猫に与えたのだろうか。それじゃ、まるっきり泥棒猫だ。

ないものを証明するのは不可能なので、お店は客の言い分を信用するしかない。カスタマー・サービスで住所や電話番号、名前を記入させるお店もある。常習犯かどうかを調べるのか、単なる記録なのかどうかわからない。

今回のH店での置き忘れは12ドル程度だった。捨てるには惜しい。

クリスマス・イブとあって、駐車場も店内も23日の比ではない。特に、ふだんは買い物しないような男の人が右往左往して、混乱に拍車をかける。

カスタマー・サービスのお姉さんに事情を話し、忘れたと思しき品物に印をつけたレシートを見せた。

「その日のうちに片付けますから、お忘れになった袋は保管してないですね。もう一度、その品物を取って、ここに来て下さい。」という。

さすがに昨日の今日で、どれをいくつくらい買ったかを覚えていた。レシートには重さも書いてあるので、洋ナシやバナナもいちいち店内の秤にかけて、なるべくレシートに近い重さにした。

カスタマー・サービスに戻ると、さっきのお姉さんはいなくて、お兄さんがいた。もう一度説明すると、お兄さんはレシートと品物を照合し、そこの秤でやり直した。

「差額は払います。」と私。

「いや、だいたい同じならいいですよ。」とお兄さん。

そして、確認し終えると、「これでいいです。ハッピー・ホリデーズ!」と袋に入れてくれた。私の身元は聞かれなかった。運転免許も見せなかった。このお店は、お得意様カードも使わないので、クレジットカードをたどらない限り、私が誰かはわからないはずだ。

アメリカのお店は返品も簡単だし、概して鷹揚なのだが、あっさり渡されて拍子抜けした。お店としては、私が嘘をついていたとしても、12ドルの損失である。それより、私をお得意様にしたほうが価値があると踏んだのかもしれない。


           *


道路に出ると、州外のライセンス・プレートを付けた車が目立った。

混雑や飲酒運転に加えて、土地の人ではない車が増えるのも祝日に運転したくない理由である。地理がよくわかってないので、急に車線変更したり、いきなり右折したりとヒヤヒヤさせられる。

ぐったりして家に戻ると、2時半。

クリスマス・ディナーは、家によって食べる時間が違う。クリスマス・イブあるいはクリスマス当日の正午、午後、夕方遅く、夜。いつでもいいのだ。

私はこれといった方針はないが、たいていイブの夕食にする。そして、クリスマスのお昼も夜も、残りものを出す。どうせ子どもたちはプレゼントに夢中で、食事どころではない。

つい先日、感謝祭でターキーの代わりのチキンを焼き、パイを焼き、キャセロールを作ったばかり。たった1ヶ月しか空いていないのに、クリスマスもなんだか似たような感じになる。

せめてもの抵抗で、ローストビーフにした。パンプキンパイはあるが、コーンブレッドはなし。作りなれたのと久しぶりなのと、適当に野菜の付け合せ。

何を思ったか、初めて Popover というパンを作ってみた。

新しいレシピを試すのは、失敗しても他に食べるものがたくさんあるときに限る。本当は専用の型を使うのだが、うちにはない。カップケーキの型で代用した。塩が多いというコメントがあったので、減らしたが、まだちょっと塩辛い。それでも、初めてにしては大成功。

混ぜて焼くだけなのに、つまみ食いに来た長男が「うまい!」と大絶賛。

すべての準備が終わったら、夜6時半。4時間も立ちっぱなしで、くたくたになった。味見でお腹もふくれた。

子どもたちにはちょっと横になるからと言って2階へ上がり、夫の部屋のドアをノックして「ディナーができてるわよ。」と伝えた。夫は「ディナー?」とまるで何のことかわからないというような返事をした。

ベッドに横になると、もう立ち上がれなかった。

子どもたちと食事を終えた夫がやってきて、"You are a genius!" と私の料理を大げさにほめた。まったくアメリカ人は簡単に誰でも天才にしてしまう。私にとって、天才とはモーツァルトとダ・ヴィンチだけである。

「そう? ビーフは焼きすぎだと思ったけど。」と私。

「いや、完璧だよ。子供達は野菜もいろいろ食べたし。それにポップオーバーも。あれは絶品だ。長男は7個食べたな。もう1個も残ってない。きみも1つくらい食べただろうね。」と夫。

先に1個味見しておいてよかった。長男はこの頃あまり食べなかったので、7個とは驚いた。あんな手抜きでよければ、また作ろう。

しばらくして、猫が騒ぎ出した。でも、私は台所へ行く元気もない。内線で子どもたちを呼び出し、猫のごはんを任せた。

そのあとの記憶はない。


<今日の英語>

I would reduce the salt to one teaspoon.
私なら、塩を小さじ1杯に減らします。


ポップ・オーバーのレシピに寄せられたコメント。



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 |  生活  |  コメント(2)

Comment

記事の更新楽しみにしています!

ポップ・オーバーのレシピ、出来れば載せて下さい!お願いします!
ゲスト |  2010.12.25(土) 23:30 | URL |  【編集】

クリスマスってアメリカ人にとって家族で過ごす一大イベントなのに、旦那さんは随分無関心ですね。うらやましい。

うちは私が面倒くさがってクリスマスパーティーの出席を拒否したら夫がしばらく口を聞いてくれませんでした。
ふゆ |  2010.12.27(月) 12:30 | URL |  【編集】

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