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ルカシェンコの4選当確

2010.12.19 (日)



今日は、任期(5年)満了に伴うベラルーシ大統領選の投票日。

1994年から現職のルカシェンコ大統領も立候補しているが、開票を待たずして4選確実と言われている。開票どころか、公示が出ると同時に当選したようなものだ。

従来は3選が限度だったのに、何年か前に自分で法律を変えた。ルカシェンコは「合法的に」何年でも大統領職につけることになった。

プーチンだってそこまでえげつないことはしなかった。法律にしたがって2期で退陣した。

(ただし、ちゃっかり後任のメドヴェージェフに自分を首相に指名させて、今も実権を握っているふうではある。それに、連続3回はダメでも、2回やって、1回休み、また立候補するのは合憲。もし2012年に当選したら、再びプーチンがロシア大統領になる。それはそれでいい。独裁者にもいろいろあるのだ。)


           *


ベラルーシがニュースになるのは、ロシアがヨーロッパに向けて輸出する天然ガスを通り道であるベラルーシで勝手に止めるときか、「ルカシェンコはヨーロッパ最後の独裁者である」という目新しくもない話を特派員が書くときだけだ。

今回もそのセンで報道されてきたが、初めて野党の集会を認めたり、テレビに出演させてやったり、多少は譲歩した点が違った。

ただし、それはEUが「ベラルーシ大統領選が民主的に実施されれば、30億ユーロ(約3330億円)規模の支援を行う」と表明したからだ。

頼みのロシアとギクシャクしているので、ちょっとEUにいい顔をしておかねばならない。BBCその他の報道を聞く限り、見掛け倒しに過ぎないが、ただのポーズでも取るようになったのは進歩か。

野党のテレビ出演はたったの1時間。ルカシェンコがすべてのマスコミを牛耳っているので、新聞もテレビもルカシェンコ一色になっているそうだ。

もちろん、裏でもいろんな圧力をかけている。「大学寮を追い出されたくなければ、誰に投票するべきかわかってるね。」という具合。

集会を認めたものの、人が集まりそうな広場は突然アイススケー・トリンクにしてしまったという、冗談のような本当の話もある。

寒いから、水をまけば簡単に自然のリンクができるのだろう。BBCでは広場でスケートをしている市民の姿が映っていた。

これでは反政府集会もデモもできまい。全員スケート靴を履いて集合すればどうだろう。そうしたら、今度は溶かしてしまうかもしれない。ルカシェンコならやりかねない。


          *


こんなに弾圧しておいて、あっさり再選されるのも不思議なのだが、ルカシェンコの支持者も多いのだ。

今朝のBBCで、ベラルーシ国民の5分の4が公務員で、しかも1年契約だと聞いてたまげた。「来年も仕事がほしかったら、政府の言うことを聞け」ということである。

そういう見えすいた圧力は別にして、たとえば年金生活者は今の生活で満足しているのだそうだ。ソ連時代からずっと言論や集会の自由がないので、感覚が麻痺しているのかもしれない。

オレンジ革命のウクライナやバラ革命のグルジアと違って、何の革命も起こさなかったベラルーシが他の旧ソ連国家に比べて安定しているのは本当らしい。

年金や給料は出るし、失業はない(世界不況の波を受けて輸出が滞っているのだが、仕事を無くすわけにいかないので生産は止めない。だから、品物が倉庫に山積みになっている。仕事を保証された市民はそれでも売れない製品を作り続けるというシュールな世界。まるっきりソ連にタイムワープした感じ)。

暴動はなくて、食料はある。街中は整然としている。政府に監視されていても、ネットは使える。ビザさえあれば、外国にも出られる。

ただし、反対派の政治家やジャーナリストが「失踪」したり、政府批判の記事を載せた雑誌がすぐ廃刊になったり、集会には官憲が近くで立っていて、適当な理由で参加者をしょっぴいたり、写真を撮っておいたりする。

BBCにインタビューされた市民のほとんどが、ファースト・ネームしか名乗りたくないと言っていた。

普通にしていれば、つまり当局に目をつけられなければ、なんともない暮らしなのだろうが、そういう話を聞くと小心者の私はちょっとたじろぐ。

まさかベラルーシのKGB(ソ連崩壊後、ロシアではFSBが取って代わったが、ベラルーシではまだKGBを維持している)が「ルカシェンコ」で検索して、私のブログを見つけたらどうしよう。

どういうルートか私の正体を探り当て、ルカシェンコ閣下を侮辱する不埒なヤツとして、ビザの発給禁止ブラックリストに載せられたらどうする?!と妄想がふくらむ。

言論の自由というのはそういうことなのだ。


           *


それにしても、どうして独裁者は申し合わせたように鼻の下にちょび髭を生やすのだろうか。

ヒットラー、スターリン、ルカシェンコ。ムッソリーニは生やしてなかった。やめときゃいいのに、東条英機にはあった。

ルカシェンコ本人はかっこいいつもりだろうが、まるで漫画。

私はどんなひげでも嫌いなので、ルカシェンコの顔が出ると、ゾリッと一気に剃り落としたくなる。こんなことを書いていては、入国許可が下りないか。

【追記】 東条英機と書いたのは、別に深い意味はない。ヴィルヘルム2世でもレーニンでもサダム・フセインでもムシャラフでもいいのだが、第2次世界大戦中に誰かいなかったかなあと考えて、ふと思い浮かんだだけである。私の歴史的見解を述べているのではないし、だいたい私はそんな大それたものは持ち合わせていない。こだわりがある人は、「東条英機」を上記の人物またはフランコやド・ゴールなど好きに入れ替えて読むべし。



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 |  社会  |  コメント(4)

Comment

お言葉ですが、大学で戦争責任について勉強した法律学士です。
私は右翼ではありませんし、擁護派でもないですが、
東条は他に見られる独裁者の形にあてはまりません。
第一、彼はすぐ失脚したし、カリスマでもなかったでしょう。
アメリカが東京裁判で決めた"独裁者"です。
博識なkomattaさんが、そこを誤ってアメリカンナイズされてることを危惧し進言させていただきました。
ゲスト |  2010.12.20(月) 07:44 | URL |  【編集】

ルカシェンコ当確のニュースが日本のテレビニュースで流されていました。
抗議デモもおきてるみたいですね。

ヒゲのお顔は・・・kometto3さんと同意見!
田村麻利子 |  2010.12.20(月) 11:55 | URL |  【編集】

ルカシェンコ当確のニュースが日本のテレビニュースで流されていました。
抗議デモもおきてるみたいですね。

ヒゲのお顔は・・・kometto3さんと同意見!
rui |  2010.12.22(水) 11:11 | URL |  【編集】

ヒットラー、ムッソリーニ、ルカシェンコときて、東条英機がでてきたのには驚きました。そしてがっかりしました。
A級戦犯 |  2010.12.22(水) 12:15 | URL |  【編集】

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