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命名 バフィ

2010.12.13 (月)


1ヶ月ほど前、ブルガリア首相がプーチンにブルガリアン・シェパードを贈った。そのときの記事はこちら

その後、ロシア中から犬の新しい名前を「民主的に」公募していたのだが、このたび正式発表があった(写真は pravda.ru より)。

Yorgo 改め Баффи(Buffy)。

Buffy1


ブルガリアで手渡されたときは2ヵ月半だったが、すでにかなり大きかった。この1ヶ月間でさらに一回り、いや二回りは大きくなったように見える。大型犬の成長スピードにたまげた。

でも、まだ子犬の顔だ。あいかわらず、かわいい。

Buffy2

しかし、この犬はなんだかとぼけた顔をしている。

モフモフの体とこの顔には、バフィという名前がぴったりだ。プーチンのもう一匹の愛犬が、いかにも彼が飼いそうな精悍なブラック・ラブなのと対照的。

プーチンによると、「バフィは何一つ芸をしない」とのことだが、3ヶ月半の犬には無理じゃないだろうか。でも、取材した記者はちゃんとお座りしたと書いているし、きっとモスクワ一の訓練士がみっちりトレーニングしてくれる。

こんなに愛嬌のある犬ならなにもできなくても許せると思うが、コニーの耳を引っぱったりして大変なのだそうだ。

そういうコニーも、クレムリンを引き綱なしで歩き回り、首脳会談にも顔を出し、ミーティング用のお菓子をこっそり平らげたりしている。甘やかし放題である。

プーチンが大統領だったとき、こんなエピソードがあった。

大勢のジャーナリストと会見場に向かうプーチンに、同行を禁止されたコニーが吠えた。ある独立系のロシア人女性ジャーナリストが、「ここにいる人間のうち、大統領に向かって吠えることのできる人は何人いるかしら。」と発言して、その場は凍りついたという。

プーチンはコニーを黙らせようと何度か号令をかけたが、犬は自分も連れて行けと吠え続けた。すると、先の女性が「ここにいる人間のうち、大統領の命令に逆らえる人は何人いるかしら。」 

ロシアにはこういうアネクドートがあるから、楽しい。

子犬の名前を募集したとき、メドヴェージェフ、ポロニウム(暗殺用の毒)、ラスプーチン、KGBなどあちこちで皮肉られた。私はライカ(スプートニク2号で宇宙に行った犬)がいいと思ったが、生還しなかったのでは縁起が悪い。


           *


バフィに決まってからも、アメリカのサイトではおもしろがって他の名前が挙げられた。

「オバマ」という提案に何人も賛同していた。冗談にしても、現職のアメリカ大統領をロシア首相の飼い犬にするとは、それだけオバマの権威が失墜したのだ。

「アメリカにも強いリーダーを!」「オバマとプーチンを取り替えろ!」というのもあった。独裁だのなんだの言われても、プーチンのカリスマ性とリーダーシップは羨望の的になりうる。

中間選挙で大敗し、ブッシュ政権の減税延長で共和党と妥協し、そのために民主党内部でも反発を買い、11月の失業率は0.2ポイント悪化して9.8パーセント。

ここからどうやって抜け出すのかと思っていたら、ビル・クリントンを担ぎ出した。

ホワイトハウスで会談しただけならともかく、公式記者会見にも同席させた。クリントンが約7分のスピーチを終え、質疑応答が始まったところで、オバマは「ミシェルを30分も待たせているから」と口を挟んだ。

クリントンは「彼女を怒らせたくないですね。どうぞそっちに行ってください。」とオバマをホリデーパーティに向かわせた。

あとはクリントンの独壇場である。

減税問題から、ロシアとの軍縮やハイチ復興まで、少なくとも20分は楽しそうに話し続けた。クリントンは、本当に大統領の仕事が好きなのだ。モニカ・ルインスキーとあんなスキャンダルを起こしながら、引退したあとも頼られるのは、それだけ今も影響力を持っていることに他ならない。

これでは、かえってオバマのリーダーシップが疑問視されてマイナスだと思うが、もうそんなことは言っていられないほど追い詰められているらしい。

「クリントンのときは景気がよかったなあ。」と私は個人的なノスタルジーにひたった。


            *


エリザベス・エドワーズが61歳で亡くなった。

もう治療しても意味がないという発表から何時間もしないうちだったので、驚いた。生命維持装置を外したという報道もある。

大統領選挙中に浮気して隠し子までいた夫のジョン・エドワーズとは1年前に別居したが、まだ離婚していなかった。16歳の長男が亡くなったあと、ホルモンの集中治療を受けてもうけた二人の子どもはまだ10歳と12歳である。

葬儀でスピーチをした長女ケイトは28歳。自分の母親が父親にどれだけ苦しめられたか、じゅうぶん理解できる年だ。

最初の報道では、エリザベスが息を引き取ったとき、ジョンもそばにいたとあった。「出てってよ!」とは思わなかったのかなと考えていたら、その後、もう話もほとんどできないのに、ジョンとケイトの手を握って "I'm OK. I'm OK." と二人を交互に見ながら繰り返したという記事があった。

死ぬ間際には夫を許したのだろうか。あるいは、意識が薄れて何もわからなくなっていたのかもしれないが、家族のことを第一に考えていた人だというから、自分より残される家族を気遣っていた様子が伝わってくる。

私がいま死の床にあったらと考えた。

夫を許す許さないどころか、こんな利己的で怠け者の私によく20年も耐えてくれたなあとたぶん感謝する。それほど私は結婚以来、好き勝手にやってきたのである。

もっとも、このところ夫との間がとても平穏だから、そんなふうに思えるのかもしれない。

ジョン・エドワーズは、葬儀ではスピーチをしなかったし、何の声明も出していない。おそらく何を言っても、嘘に聞こえる。浮気や隠し子のことを白々しく否定していたように。

私は政治家が人格者であるという幻想は持たないが、ああいう男が大統領にならなくてよかった。

それに比べたら、オバマはまだ救いがあるけれど、この不景気から抜け出さないことにはどうしようもない。クリントンから一歩下がり、前に両手を重ねて神妙な面持ちで立っているオバマは、大統領に見えなかった。

バフィの話からだいぶそれてしまった。そういえば、オバマの飼い犬の話はニュースにもならない。

【関連記事】
犬も好き 2010.11.16
まだ続いていた隠し子騒動 2009.09.27




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 |  社会  |  コメント(3)

Comment

昨日のニュースで、あるチャリティーコンサートに出席しピアノ演奏と歌を披露するプーチンの姿を見ました。多才でソフトな彼の一面が見れて、ますます好感を持ちました。彼のような指導者がアメリカにも日本にも現れないかと心待ちにしています。
Yukstar |  2010.12.13(月) 03:59 | URL |  【編集】

この犬種、カワイイ顔してオオカミの頭数制限から生態系の調整を担っているんですってね。ほとんど門外不出とか・・・。スゴイですね。
犬の名前の候補にオバマがあったそうで笑っちゃいました。
プーチンさん、今度はピアノと英語の歌を披露したそうなので、次はバレエをお願いしたいデス。
山婆 |  2010.12.13(月) 10:06 | URL |  【編集】

はじめまして!

はじめまして!
「パン焼き器で作る食パンのレシピ」と検索したらこちらのブログへお邪魔することに。
パンを焼こうと思っていつもとは違うレシピを探していたのです。
ブログの内容が面白くて少し読ませていただきました。
こういう時ネットは面白いなと思ってしまいます。
また続きを読ませていただきます。
英語も勉強出来るし嬉しいです。
rui |  2010.12.13(月) 18:32 | URL |  【編集】

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