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ドタキャンの罰金

2010.12.02 (木)



私がコルチゾン注射をされていた頃、夫は歯医者へ向かっているはずだった。

1ヶ月前に詰め物の具合がおかしいと言って一般歯科で診てもらったら、歯周病だという。夫の歯は私の歯より質がいいと思うが、歯ブラシもフロスも適当、睡眠と食事も不規則ときては、歯茎だってたまったもんではない。

「明日できることは今日やらない」夫に任せていたら、いつまでたっても治療が始まらない。重症になったら、よけいにお金がかかる。

歯周病専門医(私はここで高いお金を出して定期クリーニングをしてもらっている)に予約を取ってやり、重い腰をあげてようやく夫が診察を受けたのが11月1日。

案の定、scaling と root planing という徹底的な歯石除去が命じられ、1回目の予約は10日後だった。

ところが、同じ日にカウンセラーの予約があった。そちらは毎週のことだし、夫はときおりキャンセルしていたので、てっきり歯医者を優先するのかと私は思った。ふつうは、最初から他の予約とかち合わないようにするんじゃないの。

当日の朝になって、カウンセリングにだけ行くと夫が言い出した。じゃあ、どうしてもっと早く歯医者の予約を変更しなかったのよ? 「ごめん、うっかりしてた。それに、今日はどうしても歯医者に行きたくないんだよ。」

そんな!子どもじゃあるまいし。

夫は歯医者の受付シルビアと話したくないというので、また私が代わりに電話した。なぜか、夫の体調が悪いと嘘をついてしまった。シルビアはふだんでも不機嫌で、私は苦手なのだが、急なキャンセルでさらにつっけんどんになった。

「感謝祭のあとまで空きはありませんよっ。」

こっちの責任だし、一刻を争う治療ではない。朝は寝ている夫には午後のほうがいいのだが、「午前10時しか空いていません」とシルビア。はい、それでいいです。すみません。

なんで私が謝るのだ。悪いのは夫だ。


          *


夫がどこにも遅刻しないように、予約を忘れないように、いつもは私が見張っている。でも、私だって用事がある。

前日に「明日の朝10時、ドクターC」と書き、フラッグ付きのメールを出しておいた。夫はわかっていると言っていた。出かける前にドアをノックしようとしたら、夫はG氏と電話中。寝ているのではない。携帯から電話することにして、私は病院へ向かった。

ドクターFのオフィスから一度電話をしたが、誰も出ない。もう出かけたのかもしれない。

せっかく出かけたついでに、スーパーに寄ってから家に戻った。ガレージのドアを開けると、夫の車がまだあった。買い物袋をそのままに、2階へ駆け上がった。夫の部屋のドアは閉まっていて、やはり話し声がする。

「歯医者はどうしたのよ?!」とドアを叩いた。

夫はG氏に「ちょっと待ってくれ。」と断って、「気がついたらもう遅かったんだ。だから、電話して、間に合わないと言ったよ。これで2回目のキャンセルだから、今日の費用をチャージするそうだ。」とドアを開けずに言った。

ドクターCは腕もいいが、高い。しかもただのクリーニングではなくて、スケーリングである。

せっかく私がセール品を求めて買出しをしてきたのに、夫の不注意といい加減さで節約は吹っ飛んだ。ルーマニアとは別の意味で、ガックリきた。

夫は数年前にもドクターCにかかっていた。その頃もよく直前にキャンセルをしたり、遅刻をして「ご主人は今日はいらっしゃるんですか。」と受付から電話が入ったものだ。おそらくブラックリストに載っているのだろう。

たいていの医療機関に、「24時間以内のキャンセルには料金がかかります」という断り書きがある。見逃してくれるときも多いが、あっちだって商売。夫みたいな患者はお引取り願いたいところだろう。


          *


私がアメリカに来てすぐ、夫の代わりに公共料金の支払いや小切手の管理を任された。日本では小切手など使ったことのない私には新鮮で、そういう事務処理は好きだった。

しかし、すぐに夫の杜撰さに気づいた。

今のように、銀行口座からの引き落としやクレジットカードに自動的にチャージするサービスはなかった。郵便で請求書が来て、支払い部分を切り離して小切手とともに封筒に入れ、切手を貼ってポストに入れねばならない。

夫がテーブルの上に積んでおいた請求書を開けてみると、遅延による利子やペナルティ料金がしょっちゅう加算されていた。お金がなかったのではない。単にめんどくさいから、やらなかっただけだ。2ヶ月も3ヶ月もほうってあるのもあった。

小切手記入方法を覚えたばかりの私は、何枚も小切手を書き、大急ぎで全額を支払った。もし電気やガスを止められたらどうしようという不安や恥ずかしさとともに、平然としていた夫の頭の中身が心配になった。

しばらくして、Tax Return (アメリカの確定申告)をしていない年が1回あることがわかった。私はIRSからその年の用紙を取り寄せ、書類と首っ引きで夫の代わりに数年遅れで申告をした。夫は「つい忙しくてね。助かるよ。」と他人事みたいに署名しただけだった。

その後、お金のことはすべて私がやってきた。電子化が進むに連れて、夫は税金の書類に署名する必要がなくなった(電子署名も私がやる)。見もしない。


           *


私は、自分で気をつけていれば防げることにペナルティを払いたくない。受けてもいないサービスにお金を払うほど、理不尽なことはない。

ビデオレンタル店が近くにあったころ、夫はビデオを期限までに返さず、延滞料金を払った。私はそのたびに気が狂いそうになった。なんという無駄遣い。

今も、読まない小難しい雑誌を講読している。これも私の精神衛生によくない。買うなら読め!読まないなら買うな!

夫はヘアサロンからカウンセリングまで、いとも簡単に遅刻したり、直前に取りやめたりする。

まったく一事が万事である。

私は毎回キリキリさせられる。当人が平然としているので、余計にイラつく。

しかも、夫はカレンダーを使わない。私がアウトルックであらゆる予定を管理して、リマインダーをつけ、冷蔵庫に大きなカレンダーも張ってあるのに、「自分はそういうツールが使いこなせない」と言い張る。そういう問題じゃないと思うが、なぜか夫は抵抗を感じるらしい。

数字に強く記憶力がいい(よかった)夫は、たくさんの電話番号が頭の中に入っていたが、仕事以外の予定はあっさり忘れることが多かった。気が乗らないと、なんだかんだと理由を作ってキャンセルしてしまうところがある。

でも、歯医者をドタキャンしてお金を取られるのは、たぶん初めてのことだ。高い授業料である。少しは薬になるだろうか。こういう費用は夫のお小遣いから差し引いてやりたいが、うちは小遣い制ではない。

G氏との電話が終わって部屋から出てきた夫は、「今日はGが大事なミーティングに出ることになっていて、その準備を手伝ってたんだよ。」と言い訳した。夫はずっとヘッドフォーンをつけていて、私がかけた電話の呼び出し音が聞こえなかったらしい。

もともとADDの傾向が強い夫だが、こういう症状は年とともに悪化するのだろうか。私が先にボケたら、どうする?


<今日の英語>

That's not the only game in town.
他にも注目すべきものがある。


NYCのミュージカルについて、「このショーは確かに見ごたえがありますが、もちろんこれだけじゃありません。同じくらい興味深いのがいくつかあります。」と他の作品について解説を続けた音楽ジャーナリストの一言。



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 |   |  コメント(1)

Comment

ドタキャンはアメ人のオハコですから、旦那さんだけじゃないですよ。そして言い訳も。1時間送れた言い訳を1時間かけてするのが私の前夫でした。
かぎよ |  2010.12.03(金) 10:15 | URL |  【編集】

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