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「ピリッとくる」を英語で

2010.11.29 (月)



フィジカルセラピーが終わってから2週間が過ぎた。整形外科医の診察は明日。

思い出したようにストレッチをするほかは特別なことをしていないのに、なんとなく痛みが消えてきた。関節炎らしき左手の痛みもよくなった。

どちらも100%の状態ではないが、最悪の状態に比べたらぜんぜんたいしたことはない。自然消滅なのか、小康状態なのか。いずれにせよ、これならフィジカルセラピーに戻らなくてもいい気がしてきた。

それにしても、日本語だって自分の体が感じる痛みを言葉で伝えるのは難しいのに、英語となると歯がゆい。痛みの程度によって、slight(ほんのわずか)から, mild, dull, sharp, severe, excruciating (耐え難いほど)までの形容詞を使えばいいのだが、いまいち描写しきれない。

日本語では擬音語という便利なものが発達している。

私のテニスひじもまさに「ピリッとくる」。それをsharp pain と言ってしまうと、まちがいではないが、「ピリッ」の感じが出ない。

次男に聞いてみた。

「ひじがピリッと痛いって、英語でなんて言えばいいの?」

"I have a sharp pain in my elbow."

「それはだめ。シャープなんて、何にでも使えるじゃない。それで、ピリッていうのが伝わる?ほかの言い方。」

次男はしばらく考えて、"I feel a twinge of pain in my elbow."

なるほど。どこまで近いかわからないが、次回はそう言ってみよう。


           *


うちの子供たちは、生まれたときから私の日本語を毎日聞いている。

小さい頃はアニメもNHKの教育番組もよく見たし、絵本も読んだ。だから、擬音語にも慣れている。言葉で説明できなくても、感覚は理解していると思う。

猫がドライフードを飲み込まないように「カリカリして」「カーペットをバリバリやらないの」、子供に「もっとテキパキやりなさい」「そんなギューギューに押し込んじゃだめ」(なんだか命令形が多いのは気のせいか)。手がカサカサになっただの、猫がひっくりかえってゴロンゴロンしてるだの、ボールをバシッと打っただの、本がどさっと落ちただの、子どもたち自身が言うことも多い。

日本語を習う外国人がカタカナ英語と同じくらい苦労するのが、擬音語・擬態語らしい。

ちょうど私が次男に尋ねたことと逆のことをする。たとえば、雨がシトシト降るのとパラパラ降るのとどう違うか。てっとり早いのは、その土地に住むことである。

私はアメリカに移り住んで、初めてアメリカの天気予報を聞くようになった。

ふつうのアメリカ人なら中学生でも知っているような単語が、私には聞きなれない。drizzle や gust、flurries, overcast, sleet, slush, muggy  あるいは showerでさえ、私にとってのシャワーはお風呂についているシャワーで、それを外の天気に結びつけたことはなかった。

それでも、天気は毎日目の前で展開される。そのうちに、drizzle はこういう雨だなということが感覚的に理解できるようになった。まるでヘレン・ケラーとサリバン先生のwater である。


           *


しかし、天気は客観的な自然現象であって、自分の体の痛みとはちがう。

日本語でも、ある人にとってはピリッとくるのが、別の人にはギシッとくるのかもしれないが、最大公約数という意味でより適切な表現があるはずだ。特にこれから年を取るにつれて、きっとお医者に「どういうふうに痛いのか」を説明する機会が増えることがわかっている。

そういう事態になって辞書を引いてもいいが、痛みでそれどころではないかもしれず、今のうちにまとめてみた。まずは擬音語。

ズキズキ throbbing, pulsating
ズキーン piercing (excruciatingほどではないが、激しい痛み)
ガンガン smarting
チクチク prickling、stinging
シクシク griping 【追記参照】
ヒリヒリ burning, tingling
キリキリ biting, searing
キューッ squeezing, penetrating, shooting

これを
I have a [           ] pain. の空欄に入れ、痛いところを指し示す。

あとは、stiff (肩こりの痛み)、sore(筋肉痛・粘膜が荒れて痛い), raw(皮がむけて痛い)、rough(のどがいがらっぽい), tender/sensitive(さわると痛い)など。ついでに、生理痛のときは I've got cramps.

英語の意味にも微妙な違いがあるので、それぞれの単語がどういう状態を描写するのかを知っておいたほうがいい。

まあ、緊急時にはそうも言っていられないだろうが、痛みを英語で説明できるくらいなら、重体ではない。瀕死の際に、これは griping と searing のどちらが適切かなどと悩む余裕はないのである。

【追記】griping は a sudden, sharp pain ではないかという非公開コメントをいただきました。たとえば胃がシクシクする場合は、an incessant dull stomach ache のほうが適切かもしれません。いずれも、シクシクの表現力にはとうてい及ばないと思います。

※私の英語訳は、利用者に対し何ら保証するものではありません。



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 |  言語  |  コメント(2)

Comment

擬音語の英語版

とてもためになりました!私も擬音語をどう表現するのかなかなかわからずにいました。とっても良い情報をありがとうございます!とてもわかりやすくて良いです。
Onion(Hakusaiから変更) |  2010.11.30(火) 07:42 | URL |  【編集】

面白い

大変面白ろく、全てを読ませていただいています。私もブログを書いています。
川島信也 実名 |  2010.12.01(水) 05:40 | URL |  【編集】

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