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子は気晴らし

2010.11.28 (日)



こういうときに限って、子どもたちのプレイデートが重なる。

ティーンエージャーになってもそう呼ぶべきかどうかわからないが、ご近所の一軒を除いては、歩いて行ける場所ではない。ハイスクールのシニアになって運転免許を取るまでは、親の送り迎えが必須となる。

まず感謝祭の翌日、朝8時から長男の友だちクリスがやって来た。

3日前に、彼のお母さんヴィクトリアから1日預かってくれないかと電話がかかった。下の子がペンシルバニアで開かれるダンスの競技会に出場するために、泊りがけで出かけるという。ご主人は仕事がある。

私なら16歳を丸1日家においても平気だが、彼女は違うらしい。それに、長男をしょっちゅう呼んでくれるお宅である。即諾した。

アメリカでは大きな祝日、しかも家族で集まる感謝祭。翌日とはいえ、ホリデー・ウイークエンドである。彼女はとても恐縮していた。そして、ご主人が仕事の帰りに必ず迎えに行くからと強調した。

私は Black Friday の買い物にも行かないし、親戚が来るわけでもないし、いっこうにかまわない。子どもたちも大きくなったので、勝手に遊ぶ。スナックとランチを出せば、あとはゲームをしたり、テレビを見たりして、おとなしいもんである。

しかし、ヴィクトリアに頼まれた日には、まさか感謝祭の当日に夫とあんな口論をするとは予想していなかった。できれば、誰にも会いたくないのだが、今さら断ることはできない。

朝8時半にクリスを連れてやってきたヴィクトリアは、やはり申し訳ない、ありがとうを連発していた。

いつもは玄関で長話をしたがる人だが、ペンシルバニアは遠い。私は元気なふうを装って、「ぜんぜん気にしないで。ご主人が来られなければ、私が送っていくから。それより、競技会でうまくいくといいわね。運転も気をつけて。」とありきたりの言葉をかけた。ヴィクトリアはクリスに「いい?4時にお父さんにちゃんと電話して。」と言い置いて出かけた。

昼食は冷凍ピザ。長男が自分でやっていた。夜は作り置きのミートソースでスパゲティでも出せばいい。それまで私はベッドルームで1人で過ごせる。


           *


主治医の予約があった夫は、1時半に出かけた。

子どもたちは2歳しか離れていないので、どちらかの友だちが来るとたいてい一緒に遊ぶ。今日も下から3人の声がする。私はゲームはきらいだが、プレイデートのときはこれが強力な味方となる。諍いもなく、走り回ることもなく、ときおり「オー!」とか「イエー!」とか叫ぶ声が聞こえるだけである。

夫が出かけて10分もしないうちに次男がやってきた。

「きょう、アンディのうちに行っていい? ホッケーの試合を見に行こうって。」

長男の友だちが1人だけ家に来るのはいいが、こんな日に出かけたくない。

しかも、アンディはしょっちゅう次男を誘ってくれる。つい先週も映画に連れて行ってくれた。次男には映画のチケット代とファーストフードが買えるくらいのお金を持たせるが、ガソリン代は出さない。そういう申し出をしては失礼だなという関係である。

アンディのお父さんは半ば引退していて、1人息子をあちこちに連れて行くのが何よりの楽しみらしい。私と正反対だ。

そして、兄弟のいない息子の相手をしてくれてうれしいと言ってくれる。アンディの成績は学年トップなのである。どうして次男を気に入ったのかわからない。次男の仲良しグループの1人だが、どうも次男はジョーと一番気が合うらしい。それでも、誘われれば、誰の家にでも行く。

「ホッケー? どこで? 何時から? チケットはいくら?」

「知らない。聞いてくる。」と次男はまたパソコンへ戻った。次男の仲良しグループはいつもこうなのだ。具体的な情報はなくて、ただ集まろうだけ。14歳にしては幼すぎる。女の子だったら、もう少し計画的にやるのだろうか。

「夜7時だって。D町で。でも2時に来てって言ってる。」

夫は3時まで戻らない。長男は1人で留守番できる年だが、よその子といっしょというのは気が進まない。万が一なにか起きたら、取り返しがつかない。99%は安全だろうが、2人でポップコーンでも作ろうとして火事になったらどうする?

またアンディとチャットして戻ってきた次男は、「3時か4時でいいって。」

行きたくないが、せっかくのお誘いである。夫が帰宅するのを待って、出かけた。アンディのお父さんと少しだけ話し、お礼を言って、あとは任せた。帰りは9時半ごろになるらしいが、次男を送り届けてくれるという。そういうのは大歓迎。


          *


家に戻り、また1人になれた。あとはクリスに夕食を出して、お迎えが来るのを待つだけである。奥さんに言い含められていたとみえて、ご主人はちゃんと約束どおりに現れた。

結局、今日はよその子ども2人とよその大人3人と会った。

出かけたくなくても、誰とも話したくなくても、子どもがいるとそうせざるを得ないときがある。気持ちは沈んでいても、明るく振るわねばならない。気が紛れるのかどうか意識する間もない。

「子はかすがい」だという。

「子は気晴らし」でもあると思う。英語なら distraction.

気晴らしなどと言うと、真剣に子育てをしている人から叱られるかもしれないが、他のことから気をそらしてくれるという意味である。

考えたくないことから引き離してくれる。ほんの一瞬であっても、いやなことを頭の隅っこに追いやってくれる。

そうしてバタバタしていると、1日が終わる。


<今日の英語>

The devil is in the details.
細部をおろそかにすると痛い目に遭う。


家を売るためのアドバイスをしていた不動産ブローカーの一言。直訳は、悪魔は細部に宿る。「家を買う人は、厳しい眼であなたの家を見ます。ちょっとした傷とかはげたペンキ、曲がったライトで買う気を失ったりします。細かいところに予想外の問題が潜んでいるものです。気を緩めてはいけません。」




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