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アダルトサイトというもの

2010.10.29 (金)



定期的なクレジットカードのチャージをしばらく止めるから600ドルくれと夫が言ってから、20日経った。

夫は念書を書いたが、2週間後にあっさり約束を破り、いつもの倍の150ドルを使った。金額が違えばバレないとでも思ったのか、バレても平気だったのか。
今日までに150ドルが2回、ペイパルを通してのチャージ75ドルが1回あった。

そして、毎月1回クレジットカードの締めのときに、決まって海外での取引手数料が5ドルくらい取られる。

これらはすべて adult webcam community サイトへの支払いである。

ここでの支払いは、第三者である代行業者7社が請け負っているらしい。もちろんクレジットカードの明細にはアダルトサイトなどという表示は出ない。でも、一見まじめな社名を検索して関連リンクをたどって行けば、簡単にわかる。

うちは私がお金を管理しているので、夫がこういうことをすれば追跡できる。

でも、夫婦でも財布が別、あるいは夫が全部引き受けているという場合は、アダルトサイトにお金を使ってもばれない。

ある統計によれば、世界中のポルノ業界の収入は2006年度で970億ドル。1秒に3075ドルがポルノに費やされていて、1秒に28258人がネットでポルノを見ているという。

970億ドルは、ベトナムのGDPより大きい数字である。

男だけとは言わないが、圧倒的に男だ。少なくともアダルト業界の一番のお得意様は男だろう。だから男向けの即物的な独りよがりのポルノしか作れない。男たちは、堂々とあるいはコソコソと、そういうアダルトサイトに日参している。

まったくご苦労なことである。


           *


ルーマニア人に数百ドルをあげてしまうよりは、まだしも夫が自分の楽しみにお金を使ったという妙なあきらめはつくものの、私が医療費の件でやきもきしているのに、どうして夫はこういう愚かな浪費をするのだろう。

結婚生活22年目の私は、夫のポルノを発見して動揺する若妻ではない。私の見ていないところで証拠を残さずにやるなら、どうぞご自由にと思う。やりたくもないセックス(「夜のお勤め」なんてえげつない名前をつけたのは誰だ?)を強要されるより何倍もましだ。

ただし、無料のポルノに限る。

これだけネットにアダルトものが氾濫しているのだから、いくらでも無料の画像や動画が見つかるはずである。どうして75ドル(1回分か1週間分かわからない)も払うのだ。もったいない。

ウェブキャムでコミュニティと名乗っているので、相手の姿が見えて会話もできるサービスだと思われる。そのサイトのトップページには、若い女の写真がずらーっと出ていた。実際に会って体を提供するのではないなら、売春よりは安全で割がいいのかもしれない。

でも彼女たちが手にするのは75ドルではない。このアダルトサイトを運営している会社ががっぽり儲けて、彼女らにはほんの数ドルしか渡らないと思う。こういう世界では搾取が基本だ。

一人一人の写真にプロフィールのリンクがあったが、私はクリックしなかった。半裸で媚びたポーズを取る何十人もの女の写真に圧倒されたせいもあるが、どういう理由であれ、こうやって稼がなくてはならない彼女たちをまともに見たくなかった。


           *


10年以上前、NYタイムズ・マガジンにセックス中毒についての詳細な記事が載った。

私は少しだけ読んで、その辺に置いておいたのだが、夫が持っていってしまった。しばらくして夫は「自分もこれだと思う。」とまじめな顔をして、マガジンを手にやってきた。私はまだ全部読んでいないと答えたが、そのマガジンは戻ってこなかった。結局どういう話だったのかわからずじまい。

その後、sexual addiction の文字はあちこちで見るようになり、有名人のだれそれがそうだと取りざたされたりした。最近では、タイガーウッズがセックス中毒患者として「治療」だか「リハビリ」を受けたという報道もあった。

アルコールやドラッグにおぼれて中毒になるのは理解できるが、セックス中毒という病気は本当にあるのか。単に自分の行動をコントロールできないだけじゃないか。病名をつければ何をしても許されるような風潮にうんざりする。

夫はセックス中毒ではないと思う。ポルノを見たがる、たくさんの男たちの中の1人というだけだ。

あんなものどれでも同じだろうに、よく飽きないもんだ。

アダルト業界は、それでも目新しい何かを求めて、より強い刺激を与えるべく、日夜励んでいるのだろうか。

そういえば、この間ロサンゼルスでポルノ映画に出ていた男性俳優がHIVに感染していたというニュースがあった。彼はゲイもストレートも相手にしていて、彼と関わった会社は撮影を延期しているそうだ。

安全のためにコンドームを使わせるべきだという声に対して、ポルノ映画会社の重役連中は「コンドームは視聴者が好まない。ファンタジーが台無しになる。」と反論する。

「定期的に全員をテストすれば、コンドームを着けなくたって感染のリスクは低いんじゃなぁい?」と言うポルノ女優の声があった。まあ、勝手にしてください。

コンドームを使わないポルノを見た観衆への悪影響は見過ごせないという。

コンドームを使わなくても大丈夫だと洗脳されるそうだ。そうでなくても、アダルトビデオのシーンを再現したがるような男には、女が迷惑しているのに。

私は画像より文字が好きだし、怪しげなサイトでウイルスに感染すると困るので、ポルノは見ない。たまに、何かのリンクを開けると、いきなり性行為の画面が出てきてギョッとする。たいてい男のために作った映像なのだとわかる。そういうのが好きな女性もいるのだろうが、私はゲンナリする。

とにかく、いつも同じような実も蓋もないイメージなのだ。もう少し想像力と創造力を発揮できないのかと思う。


          *


夫がこのアダルトサイトにチャージするたびに、クレジットカードの会社から電話がかかってくるようになった。

「不正使用があったかもしれないという警告です。x月x日の149ドル99セントに覚えはありますか。クレジットカードはお手元にお持ちですか。」

これまでは「夫が使いました。」と答えていたけれど、今回は気が変わって、夫に直接話をさせることにした。

夫の部屋のドアは閉まっていたが、ノックしながらドアを押してみた。どうせ鍵がかかっているだろうと思ったのに、開いた。

夫はヘッドフォーンをつけていたので、気がつかなかったらしい。

私は大きな声で「シティバンクよ!不審なチャージがあるって!」と呼びかけた。

夫は慌てて画面を切り替えてヘッドフォーンをはずした。

ほんの2秒くらいだったが、画面には女たちの写真がずらーっと並んでいた。調査済みなので驚かないが、どうしてこういうときにドアをロックしないのだ。夫は赤い顔をしてシティバンクの電話に出た。

次の日、夫は心理学者とのカウンセリングを忘れていて、私が呼びに行った。ノックしたが返事がない。ドアを押したら開いた。また同じような画面だった。

本当に呆れる。

夫は「Gとチャットしていたんだよ。悪いけど、カウンセラーにちょっと遅れると電話してくれないかな。」

バレバレなのに、嘘をつく。

先日の朝日新聞に、ネット取引決算代行業者とのトラブルが急増しているという記事があった。

「インターネットで出会い系サイトなどを利用して、クレジットカードで料金を支払う手続きをとったら、海外のカード決済代行業者から覚えのない料金を請求され、連絡も取れない」

出会い系とは売春の婉曲表現か。どこの国でもなぜか海外の代行業者が関わっているらしい。それでうちのクレジットカード会社でも「詐欺の疑いあり」という警告が自動的に出るのだろう。

夫の場合は身に覚えのない料金ではないが、これからは夫にシティバンクと話をさせよう。それで夫がやめるとは思わないが、チクリと刺して憂さを晴らすのだ。


             *


なにごとも需要があってこその供給である。

売春は世界最古の職業だそうだから、アダルト・サイトもその流れで需要には事欠かないと思われる。

動物が種の保存を目的とする、あとくされのない単純な交尾を発情期限定で済ませるのに比べて、人間は快楽を目的をする性行為が(理論的には)いつでもできるようになってしまった。そして、人間のセックスは愛だの結婚だのお金だのテクニックだの、いろんな要素が絡んで複雑になった。

商品化はその最たるものである。

たとえば、人間に最も近いとされているボノボがポルノを見るだろうか(ウィキペディアには、ボノボはビデオゲームをやると書いてあった。それくらいの知能がある)。

ボノボはパンツをはかないから、目の前にいくらでも裸があって、しかも乱婚型でしょっちゅう触れ合っている。だから、ポルノはいらないのかもしれない。

でも、ものすごい美貌で色っぽいメスのボノボがモニターに映し出されたら、オスのボノボはどう反応するだろう。匂いが届かなくて触れることができなくても、興味を示すか。そういう研究の話は聞いたことがないが、人間のオスとボノボのオスを並べて実験したらおもしろそう。

夢中でモニターにかじりつく人間に、ボノボが「こんなの何が楽しいんだ?」と冷たい視線を投げかけたりして。

いや、やっぱりオス同士、どっちもポルノに夢中になるかもしれない。

そうしたら、メスのボノボも「なんか知らないけど、助かるわー。いっつもうっとうしいのよねえ。」とせいせいして、メス同士連れ立って遠くの森に出かけたりして。




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 |  社会  |  コメント(2)

Comment

porn

無料のポルノでなく、ウェブカメラを使ったポルノが見たいということは、人とのライブな触れ合いが欲しいんでしょうね。なんとなく分かる気がします。
skype |  2010.11.02(火) 13:11 | URL |  【編集】

はじめまして。
最新記事からこの記事にたどり着きました。読むうちにげらげら笑って涙が出ました。特に夜のおつとめという場面。
今も書きながら泣き笑いしています。(こんなに笑わせてくださって有難うございます。本当に久しぶりに大笑い)
うちのメキシカンの夫は不平は言いますがポルノは見ませんね。ハローウィンのエピソードもうちと同じです。私は毎年ターキーは焼きますがホリデーはそのくらいですね。おもちやお赤飯の方が私も好きです。
また遊びに来ますね!
Nobuko |  2010.11.03(水) 04:46 | URL |  【編集】

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