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フランスのイメージ

2010.10.23 (土)



私はフランスに行ったことがない。フランスだけでなく、ヨーロッパのどこの国にも飛行機の乗り換えでさえ寄ったことがない。

ニューヨークから飛べばヨーロッパはそれほど遠くないはずだが、観光に興味がなく、移動がきらいで方向音痴ときている。それに、私がまともに話せるのは英語だけなので、誰かがつきっきりで通訳ガイドをしてくれるのでなければ、言葉が通じない国へ行っても困ると思う。

私の知っているヨーロッパは、すべてニュースや映画や書物から想像したものである。しかも、私の情報収集はかなり偏っているので、当然できあがったイメージも歪んでいるはずだ。

大学生のころまでは、フランスは憧れだった。

フランス語は美しく、ベルサイユ宮殿は輝き、フランスの料理もお菓子も美味で、パリジェンヌはおしゃれで、フランス男の代表はアラン・ドロン。書いていて恥ずかしくなるくらいである。

でも、私は第二外国語でフランス語を取らなかったし、インターネットが広まるまではヨーロッパのニュースを詳しく読むこともなかった。

そういう少女漫画みたいなイメージを抱えたまま、アメリカに来た。


        *


その後、アメリカに駐在しているフランス人にも会ったし、フランス人と結婚している日本人女性にも出会った。

その中の1人、Gさんは個性的なおしゃれをしていた。さすがフランス仕込みだとひそかに観察した。

なぜかご主人は日本語のできる人が多かった。子どもたちは、決まって日仏英の3ヶ国語を勉強していた。うちは英語と日本語だけで行き詰っていたので、アメリカに住んでフレンチ・スクールに通って家では日本語という生活を当然のようにしていた彼女たちが、とても有能に見えた。

その後、フランスに関係ある人たちとの縁がなくなった。

アメリカ人はフランス人をけなしつつ、フランスに対する憧れはかなり根強い。しかし、それは片思いらしい。どうもアメリカはフランスに馬鹿にされているようだ。アメリカもそれを感じているので、フランスを悪く言ったりして憂さを晴らす。

パリへ観光にやってくるアメリカ人は、Tシャツとショートパンツあるいはジーンズで、スニーカーを履き、声が大きく、太っていて、どこでも英語が通用すると思っている田舎もんと鼻であしらわれるという話を聞く。最近は観光客相手の店なら英語も通じるようになったらしいが、実際はどうなのか知らない。

フランスもフランス人も直接知らない私が、アメリカ生活21年で作り上げたフランス人像はこんな感じ。

タバコとコーヒーが好き。
毎日ワインとチーズをほしがる。
埃っぽい道路わきのカフェに、特に何もしないで長時間居座る。
犬の落し物の始末をしない(カフェの横には落ちていないのか、平気なのか?)
マーケットで売っている果物に触ると、怒る。
痩せている(アメリカ人と比較したらどこの国だってそうかも)。
黒っぽい服を着ている。
底意地が悪い。
皮肉屋。
どうでもいいことにも議論を吹っかけ、引き下がらない。
自分は正しい。
褒めない。「悪くない」などと遠まわしに言う。
素直じゃない。
外国人が嫌い。
屁理屈を言う。
フランスが世界で一番優れた国だと思っている。
フランス語を話さない人間は相手にしない。
平気で人を無視する。
自分のことしか考えない。
自分さえよければいい。

改めて書き出してみると、これはひどい。

もちろん単なるイメージであって、私はフランス人に恨みはない。むしろ、利己的で意地悪なフランス人に親近感すら覚える。


           *


ここ数年で追加されたのは、「フランス人はストライキをする。」

ギリシャでもスペインでもストライキやデモをするらしいが、フランスのストライキは筋金入りだと思う。飛行機が飛ばなかったり、電車が止まったり、ガソリンがなくなったり、さぞかし不便だろうに、なんだかしょっちゅうストライキをしているというイメージがある。

このところ気炎を上げている年金改革反対デモには高校生も参加しているそうで、授業はどうなっているんだろうと他人事ながら心配になる。先生もストライキで不在なのだろうか。

だいたい週35時間しか働かず、毎年1ヶ月ものバカンスを取り、60歳で引退なんて、普通のアメリカ人からみたら信じられないほどぜいたくだ。

フランスだって高齢化が進むだろうし、なぜ62歳まで働く程度の折り合いがつけられないのかわからない(専業主婦の私が言っても説得力はなかろうが)。今のままで将来の年金が枯渇したらと考えないんだろうか。

私がアメリカに来て驚いたことの一つが、「アメリカの休みは少ない。」 

アメリカ人のバケーションなんて、フランス人のバカンスの「バ」くらい。

でも、「もっと休みをよこせー!」などというデモは、アメリカでは聞いたことがない。フランス人に比べたら、アメリカ人の自己主張は幼児のお遊戯並みである。

これだけの不況で、高齢化は加速する一方で、少しは妥協すればいいのに、と大きな池(大西洋)の反対側から眺める。手厚い福祉が整っている(らしい)フランスとは違って、アメリカなんかやっと国民皆保険が実現するかどうかという話をしているのだ。いくらなんでも自分勝手じゃないかと思う。

でも、その反面、さすがフランス人、ここまで既得権益にしがみつくか、フランス革命を成し遂げた人たちの子孫だけのことはあるなと感心する。

私がフランスに行く機会は永遠になさそうだが、道路掃除の人たちもストライキに参加しているなら、犬の落し物がパリの道端に溜まってしまうんじゃないだろうかと、くだらないことが気になる。


<今日の英語>

I can vouch for that.
それは私が保証します。


セラピーセンターにて。最近はペットのFacebookもあるらしいと言った人に、アイスパックをしていた女性が「それは本当よ。私が保証するわ。だって、うちの犬のページがあるから。」



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 |  社会  |  コメント(14)

Comment

フランス人のイメージ。
笑える。その通りじゃないですか?
私もそういうイメージですが、なぜか憧れる国です。あのプライドの高さがかっこよく見えるのかな。べるばらのイメージが強すぎる。

同じ様に日本人のイメージを書き出してもらえますか?そちらから見た今の日本のイメージって興味があります。
りんご |  2010.10.24(日) 00:42 | URL |  【編集】

フランス人のイメージ、かなり当たっていると思います。あと付け加えるとすると、「ハリウッド映画は映画とは思っていない」と「匂い(香り)に敏感」くらいでしょうか。「Snobby」という英語の表現はフランス人のためにあるのじゃないかと思えるくらいです。
Yukstar |  2010.10.24(日) 03:51 | URL |  【編集】

フランス人のイメージ面白いです!
私もやっぱりそうなんじゃないかと想像しています。
ドイツ・スイス・フランスの国境付近に在住の方が道路を
一本入ると突然フランス語しか通じなくなる、と言っていました。
そして彼らは英語も理解しているけれどわざと使わないのだ
と言う事も付け加えていましたよ(笑)
ひまわり |  2010.10.24(日) 09:38 | URL |  【編集】

カナダのケベックもフランス語圏で、旅行中、日本人の私にフランス語で道を聞いてきた人がいたのにはびっくり。「私はフランス語は話せません。」と英語で答えると英語で聞いてきました。誰でもフランス語が話せると思ってるのでしょうね・・でも私がフランス旅行中に英語で道を聞いたら親切に教えてくれましたよ(^^)
chii |  2010.10.24(日) 11:56 | URL |  【編集】

私はNZに住んでいますが、1週間の労働時間の平均は、37時間<仕事がない人がたくさんいますが>1年に、3週間から1月のクリスマス休暇<南半球だから、夏休みでもあります>を取るので、その間いろいろなことが、休止します。<修理など>
菜々 |  2010.10.24(日) 15:07 | URL |  【編集】

ずっとお邪魔させて頂いておりますが、今回初コメです。
フランス人のイメージ、ほんと面白いです^^

私は京都人ですが、共通点結構多いです(笑)
>底意地が悪い。>皮肉屋。
>どうでもいいことにも議論を吹っかけ、引き下がらない。
>自分は正しい。
>褒めない。「悪くない」などと遠まわしに言う。
>素直じゃない。
>屁理屈を言う。
とか特に(笑)

親が外国人で子がアメリカで生まれた場合、バイリガルが当たり前と思われるかもしれませんが、結構大変のようですね。
私がカリフォルニアで学生の頃ベビーシッターをしていたお宅の子はアメリカ生まれの10歳前後でしたが、学校で明らかに他の子よりも言葉の発達?が遅く、先生から自宅での日本語禁止令が出ていましたから。能力によっては苦労する子もいるんでしょうね。
ゴルダ |  2010.10.24(日) 15:22 | URL |  【編集】

私の夫はカナダ人ですが、やはりカナダに住む「フランス語圏」の人々に対しても同じ事を言います!
ひまわりさんがおっしゃっているように、彼らは英語も理解できるのにワザとフランス語しか使わない場合も多いのだとか。

アメリカ人がフランスに対して「憧れが強い」というのは面白いと思いました(笑)
neko |  2010.10.24(日) 19:16 | URL |  【編集】

あはは~。多分一昔前のフランス人はそうだったと思います。でも、最近は犬の糞も減ったし、英語でもしゃべってくれる...。だんだん、そうしないと世界からの観光客が嫌がる....というのがわかってきたんじゃないかなと思います。
Yumi |  2010.10.24(日) 19:56 | URL |  【編集】

パリには何度も行ってますが、犬の糞が道端にあるのを見た事がありません。気が付かないだけかもしれませんが。

英語もかなりの場所で通じますが、場所や人に寄っては、意地悪されてるなーって感じる事があります。

大抵は、日本人だとわかると態度が変りますけどね。あ、それはアメリカでもそうですね(笑)
tt |  2010.10.24(日) 22:20 | URL |  【編集】

皆働きすぎ

週35時間労働で一ヶ月休暇というのは長く仕事をする上で理想的ではないですか?
私はアメリカで毎日仕事をしていますが、周りのアメリカ人達はというと、一日10時間以上働く人も少なくありません。通勤に往復3時間かかる人もおり、気の毒になります。
昼休みが60分であれば、その内最低10分は仮眠に充てたいです。私のようなアラフォーは老人ではないのですが、年々体力も落ちてきており、ランチの後に少し休まないと午後がもちません。
何はともあれフランスの労働既定は羨ましいです。
Yutampo |  2010.10.25(月) 05:14 | URL |  【編集】

先週ルーブル美術館でもストライキがありました。観光客があふれ、最初に怒り出したのは中国人、次にアメリカ人が抗議し始めました。間でおとなしく待っていたのは日本人・・・職員は抗議され、開門を早めるどころか余計に遅らせていました。こんなところにも国民性が出るものですね。
ayaママ |  2010.10.25(月) 14:41 | URL |  【編集】

子供の頃少しだけフランスに住んでいましたが、
そのイメージ結構当たってます。
よくウ○コ踏んで母に怒られブルーになってました。
後付け加えるとすると、フランス料理って基本的に美味しくないです。あと高い。
美食は庶民の手の届かない所にあります。
今アメリカ在住ですが、アメリカ人のフランスに対する憧れってかわいいなって思います。
フランス語訛りの人には「素敵ねー。」ってすぐ反応するし。
でもフランス人はシャワーを浴びないので臭いとか意地悪な事言う人もいますね。
ubu |  2010.10.26(火) 04:19 | URL |  【編集】

ストライキについては

私も同じように思っていました。過去形。
でも高校生達もたんに怠け心だけじゃないんです。
せっかく学校を出ても上の世代がいつまでも引退せず就職口がない。フランスの失業率は今も下がりっぱなしです。

その他もろもろ、現サルコジ政権にたいする不満が今回の年金改革で大爆発って感じですかね。
クン |  2010.10.28(木) 22:07 | URL |  【編集】

英語は

イメージかなり当てはまります。笑

ちなみにフランス人は「英語を話さない」のではなく
「話せない」人が多いです。
もちろん一昔前よりもだいぶ増えましたが。。
話せる人は丁寧に教えてくれますよ。
地下鉄に乗ると、日本と同じように英会話スクールの広告が貼ってあり、親近感を持ちました。笑
こたろう |  2010.11.26(金) 15:52 | URL |  【編集】

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