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男たちの買い出し

2010.10.19 (火)


夫が子どもたちを散髪に連れて行った。

もう何週間も前から切らせようとしていたのだが、「まだいいよ。」と本人たちが言うので、ほっておいた。説得する気力もないし、以前は人目も気になったが、最近はどうでもいい。私が出かけなくていいなら、それも結構。

そうしたら、さすがに長男が「ぼく、ヘアカットに行ったほうがいいと思うんだよね。」とのたまう。

そうだ、彼らの自主性に任せればいいのだ。

ドラッグでも万引きでも暴力でもない。たかが髪の毛。しかも、七色に染めるとか、腰まで届くとか、モヒカン刈りとかでもない。ただボサボサに伸びているだけで、誰にも迷惑はかけていない。

長男は前髪をこうしたいなどと言うことはあるが、うちの息子たちはファッションと無縁である。私が適当に選んで買う服を黙って着る。何でもいいんだそうだ。せめて色違いでと思うが、「これと同じ色にして。」と紺色のズボンを差し出す。

張り合いがない。

彼らが散髪に行きたがらない理由の一つは、アメリカのヘアサロンが嫌いだから。

なにしろ、切られた髪が大量に背中に入ってかゆい。格安サロンなので、スタイルがどうのという問題ではなく、とにかく短くなればいいのであって、左右の長さが多少違うことも珍しくない。

ただし、格安と言っても、12歳以上はシャンプーなしで(つまり切るだけで)16ドルもする。安くない。

日本の格安サロンを体験した彼らは、「日本だったら毎週行くよ。」と言う。

マッサージつきのちゃんとごしごし洗ってくれるシャンプーで、スタイリストは上手で髪型はかっこよく決まる。ホカホカのタオルを顔にのせてくれるし、ほんの少し首についた髪もきれいにふいて、パウダーをはたいてくれる。それで千円だった。チップなし。

しかし、そのためだけに飛行機に乗るわけにも行かない。

やっと長男がやる気になったところで、ついでに次男の予約も入れる。こういうとき、次男の意向は聞かない。どちらかがやる気になったら、2人いっぺんにやって片付ける。


           *


私が連れて行くつもりだったが、夫がドラッグストアに行くついでに引率すると言う。出かけたくない私は、もちろん承諾した。

ヘアサロンとドラッグストアは同じショッピング・センター内にあり、同じ敷地内にスーパーもある。それじゃあ、ついでにスーパーにも寄ってもらいましょうと、買い物リストを作った。

こういうとき、野菜や肉などの難易度が高いものを入れてはいけない。猫砂なども種類が多いので不可。違うのを買ってきたら、うちの猫たちは使わない。

牛乳(無脂肪、1%、2%の3種類と明記)、オレンジジュース、炭酸水、サンドイッチ用のロールパン(これは次男がよくわかっている)、ピタチップス(これは長男)、アメリカンチーズ(これは夫が食べる)、バナナなど、間違えようのないものだけにした。

「アップルサイダーはふつうのを買ってよ。シナモン入りじゃないやつね。バナナはすぐ黄色くなるから、なるべく青いのを選んで。あんまりたくさん買わないでよ。ダディを見張ってよ。」と子どもたちに指示した。

誰もいない静かな時間はあっという間に終わる。ガレージドアが開き、台所が騒がしいので、私も下りて行った。


          *


カウンターにスーパーの袋が山になって置いてある。炭酸水は重いので、たくさん買ってきてくれると助かると頼んだ。

しかし、それ以外のものはいったん何なのか。

猫2匹が収まるくらい大きい箱に入ったブラウニー。しかも、Manager's Special というラベルがついている。賞味期限が迫っていて、割引になっているものだ。このブラウニーは、しばらく前に長男がほしがって買ったことがあるが、ひどかった。二度とスーパーのベーカリーでお菓子は買わないぞと宣言したところだったのに。今回のは見るからにぱさついている。誰が食べるのよ?

そして、アップル・ターンオーバー。これは夫の好物で、煮りんごの入ったデニッシュ風ペイストリー。これもいったい何が入っているのかわからない。妙な後味がある。まあ夫がスーパーに行くと必ず買うので、予想はしていた。

バケツみたいに大きいアイスクリーム。しかも、ストアブランド。しかも、2個。

「どうしてハーゲンダッツを買わないのよ?」

「高いもん。ハーゲンダッツの小さいのと、この大きいのと同じ値段なんだよ。」と次男。

「お母さんはね、ハーゲンダッツしか食べないの。他のは、なんとかガムとか変なものが入ってるじゃない。よりにもよって、ストアブランドを買うことないでしょ。しかも、ピスタチオはともかく、カシューナッツのアイスクリームって何よ?」

「だってお母さん、アイスクリーム買わないもん。」

「ハーゲンダッツが安売りしてたら買うわよ。あんたたち、安くてまずいのを食べたいの? 特にここのスーパーのストアブランドはまずいのよ。あんたがついていながら、何でこんなものを買うの?」と3人の中では一番舌が肥えている長男を問い詰めたが、すでに巨大アイス容器は冷蔵庫に鎮座ましましている。


           *


このスーパーには間口3メートルくらいの魚売り場がある。

おいしくないので、私はめったに買わない。唯一合格なのが、本物のカニ肉を使ったクラブ・ケーキ(コロッケみたいにみえるが、ジャガイモは入っていない)。

2年位前、1ポンド3ドル99セントと書いてあったので、試しに2つ買った。受け取ったときに8ドル近くだったのに驚いて、値段がおかしいと文句を言うと、実は1個につき3ドル99セントなのを書き間違えていたのがわかった。でも、お店のミスなので、1ポンド当たりで計算してくれて、得をした。味もまあまあ。

それ以来、売り出しなら買おうと思いつつ、めったに安くならず、横目で見るだけだった。たまに夫がスーパーに寄ると、まとめて4つ買ってきたりして、「高いじゃない。」とこぼすと、夫は「でも好きなんだろう。」と差し出した。夫も子どもたちも好きなのだ。

それが、今回は6個だった。これだけで24ドル。値札を見て、クラクラッときた。

これ以外にも、1個1ドルの安物シュリンプケーキやらロブスターケーキを8個ずつ。これはおいしくない。

いったい誰が食べるのだ。うちは田舎だけれど、スーパーまで車で8分で行ける。大量に買い込む必要がどこにある? 冷蔵庫はいっぱいになるし、日にちが経てば味が落ちる。

そして、頼んだバナナは「ぜんぜん熟していませんが、バナナの木から無理やりむしり取りました」といいたげな、濃い緑色。しかも、12本くらいある。ここまで青いのを買うことないでしょと長男に言うと、「お母さん、青いのって言ったよ。それに、みんなこんな色だったよ。」

もうちょっと想像力を働かせることはできんのか。

私の腕が痛いので、クオートサイズしか買わないようにしているのに、アップルサイダーは1ガロン。それでいて、ロールパンはたったの一袋。2日も持たない量である。でも、チーズは特大パッケージが2つ。しかも、ストアブランド。私は食べない。


           *


確かに私は出かけずに済んだ。子どもたちの髪も短くなった。重い炭酸水も確保できた。

しかし、夫と子どもたちだけで買出しに行ったあとは、必ず落胆する。

男に家事を覚えさせるには、やらせてみて、ほめてみて、おだててやらないとダメだと聞く。私にはそういう辛抱がない。でも、その分、期待値も低い。今回も簡単な買い出し、しかもリスト付き、解説付きだったのに。

やっぱり自分で行こう。


<今日の英語>

You should take it with a grain of salt.
話半分に聞いておいたほうがいいですよ。


コンシューマー・レポートが心臓バイパス手術をする外科医をランク付けするという。生存率や術後のトラブルなどを基準にして、最高は3つ星。ただし、信憑性は疑問視されている。うのみにしないようにと警告したジャーナリストの一言。直訳は「一粒の塩をつけて食べるべきです。」 

塩気がないものはそのままでは食べられないことから、偏った情報や信用できない話(塩を加えないと食べられない代物)は疑ってかかるようにという意味になったらしい。あるいは、昔は塩が解毒剤の役目もしていたので、怪しげな話には塩をかけて疑いつつ受け入れるように、という説明もある。



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Comment

なかなかいいじゃないですか!
豪快な男達の買い物。笑 
部下の仕事を認め、感謝する。
人生1人だけでは生きて行けませんし、
1人でやって行ける会社は、
たかが知れてます。
色々な個性を認めて、
尊重するのも大事かもしれませんね。
私もハーゲンダッツより
ストアブランドのバケツぐらい大きいアイスに賛成です。笑
美子 |  2010.10.20(水) 15:28 | URL |  【編集】

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