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夫の小遣い要求 

2010.10.10 (日)



私がベッドでパソコンをしていると、夫がドアの前を通りがかった。

夫にブラシをかけてもらうのが好きな妹猫が、みゃおみゃお騒いだ。このところ夫が私を避けていたため、必然的に妹猫も無視されっぱなしだった。彼女は怠慢なブラシ係りに苦情を述べたのだ。

"All right, all right."となだめつつ、ベッドの端っこでブラシを始めた夫は、「ちょっとセンシティブな話になるかもしれないけど、提案がある。」と言う。

どうしてこういうパターンになるのだろう。

以前はセックスの話のほうが大きな比重を占めていたが、最近はまずお金の問題と思って間違いない。もちろん、お金の話の裏にいろいろあるのだが、表向きは「うちのお金を他人にくれてやるかどうか」がテーマである。

私は返事もせず、そのままパソコンの画面を見ていた。

手を休めると妹猫が抗議するので、夫はブラシを続けながら切り出した。

「前に会社に行っていたときは、1週間100ドルのallowance をくれてたね。」

「あれは会社でランチを買うためでしょ。それ以外は何でもクレジットカードで買ってたじゃない。」

「それはそうだけど。今は給料が半分だから、半額の50ドルをもらえないかな。そうしたら、何か買うときにはその予算から出すよ。クレジットカードを使ったら、きみに現金を渡す。」

「あなたが買うのは、本とゲームとオンラインの購読くらいでしょ。それに気をつければいいだけじゃない。50ドルにしたって、結局ルーマニアに流れるんだったら、私の答えはノー。」

ちょうどそのとき玄関の呼び鈴が鳴り、長男の友だちがやってきた。久々のお泊りである。

私はまだ何か言いたそうな夫を残して、玄関に下りていった。


         *


送ってきたお母さんと5分ほど立ち話をして2階に戻ると、夫もまたやってきた。

「だから、50ドルと決まっていれば、何かを買うときに考えるだろうと思ってるだけだよ。ルーマニアじゃない。」

前科者はどう言い訳しても白々しい。

「そんな金額を設定しなくても、何か買いたいと思ったら私に聞けば? その場で決めてあげるから。」

「ぼくは夜中の3時にアマゾンを見たりするんだよ。きみに一々お伺いを立てるなんてやりたくないね。」

「じゃあ、これから私がクレジットカードの明細を毎日見て、あなたが使いすぎてたら警告します。それでいいでしょ。なんで50ドルの現金を動かす必要があるわけ? そんなことしたって意味がないでしょ。アマゾンのギフトカードを買ったりするんじゃあね。だいたいあなたにはペイパルもあるし、自分だけの普通預金口座も開いたし、そこから買えば?」

「銀行口座には何も入ってない。支出を抑えるアイディアだったんだけど、じゃあクレジットカードの明細を見ててくれ。」

夫はとりあえず引き下がった。


        *


夫が休職願いを出してからもう1年半になるが、それまで一度たりとも「お小遣い」の話は出なかった。家にほとんどいるのに、なんでお小遣いがいるのだ。

だいたいあれはお小遣いではなくて、カフェテリアでの昼食代だった。自動販売機でスナックやソーダを買ったり、たまには同僚と外でランチを食べたりするだろうという理由で、多めに現金を渡しただけだ。

毎週きっちり100ドルではなく、夫が自宅で仕事をする日が多ければ翌週は渡さなかったし、夫が手持ちが少なくなったと言えば適当に追加した。それで何の問題もなかった。

夫は文句を言うどころか、私がATMで現金を引き出すという雑用を引き受けたことに感謝していた。

それなのに、今頃になってこんな話を持ちかけてくる。

この間の600ドル送金の際に、もうルーマニアへは送金しないという念書を書きながら、夫はまだ抜け道を探しているのだ。


         *


私はこのところ電気毛布を買うべきかどうかで悩んでいた。よさそうなのが20%割引になっていて送料無料なのに、決められない。普通の毛布はあるし、ヒーターはあるし、猫と寝れば暖かい。電気毛布がなくても生きていける、モノを増やしちゃいけないと迷っていた。

しかし、こんなふうに夫がおかしなことを言い始めると、とたんに悩んでいるのが馬鹿らしくなる。

私にはお小遣いはない。買いたいものを買う。ただし、もともとケチで、アメリカでは買いたいものもめったにないので、支出が自然にコントロールされている。

電気毛布はひじを暖めるのに使えるし、最近は更年期障害のほてりもなく、逆に冷え症になってきた。決して無駄な買い物ではない。むしろ必需品に近い。それでもなかなか決心がつかず、購入のボタンをクリックできなかった。

夫の下心のありそうな提案は、はからずも私の電気毛布購入を後押しすることになった。




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 |   |  コメント(1)

Comment

電気毛布ぐらい買いましょう!!

お小遣い制・・・お手伝いをしたらお小遣い!とかどーですか!?小学生みたいに。
お小遣い帳つけさせなきゃダメですよ!あはは!

お給料が半分だから$50って言うんなら、komatta3と折半にして$25ずつ。
で、komatta3はお金が溜まったらスパ旅行に行く!ってことにしたらどうですか!?

あ、もちろん電気毛布は必需品なので家計からってことで!
Bあや |  2010.10.10(日) 13:49 | URL |  【編集】

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