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人生は短し

2010.10.05 (火)



子どもたちが学校へ出かけてから、朝食の後かたづけをした。

台所の窓の外には枯葉が舞っていて、カレンダーはもう10月。ついこの間、冬のジャケットをしまった気がするが、昨日あたりから気温ががくんと下がった。

猫たちもいつのまにか冬の仕様になったらしく、毛がフカフカしている(年中空調された室内にいるのに、ちゃんと季節に合わせて毛皮が変わることに驚く)。

お皿をゆすいでいるとき、突然"Life is short."という言葉が浮かんだ。

"Life is short. Be Happy."ではなく、「芸術は長く、人生は短し。」でもない。ただの"Life is short."だった。

家事は同じことの繰り返しで、終わりがない。特に台所では、お皿を出す、使う、汚す、洗う、しまう、また出すが延々と繰り返される。まるで巨大な岩を山頂に上げるように命じられたシジフォスの神話みたいに、やってもやってもきりがない。

毎日ではないが、そう思うことがときどきある。今朝がそうだった。

特に昨夜皿洗い機を回して、ぜんぶきれいにしたところだったので、あーまたかーとガックリしたのだ。こんなことしてるうちに人間の一生は終わるんだなと思った。おそらく、それが"Life is short." につながったんだろう。

もっとも日本人女性の平均寿命が86歳で、アメリカ暮らしで運動不足と脂肪摂取過剰の私だから、6年引いて80歳としても、まだ30年ある。そう考えると、あまり短い気もしない。

特に「死ぬ前に絶対にどこへ行って、あれを見てこれをしたい!」という計画がない人間には、時間があっても結局あまり何もしないまま終わりそうだ。

私は本を読んだり、文を書いたりするのが好きだから、最後まで視力が残ってくれればいい。聴力は4分の1になってもいいが、おいしいものを味わえる舌と胃袋はほしい。最低限動き回れるだけの脚力は必要。本を持ったり、タイプしたりする力もいるか。

案外、欲張るものである。

もっともその頃には iPad が骨董品扱いされるくらい技術が進歩するかもしれない。せめて日本語なまりの英語をさっと理解する音声解読インターフェイスは完成しておいてもらいたい。


         *


夫は92時間ぶりにまともに私に話しかけた。

「お茶を入れるんだけど、飲む?」

「いいえ、結構。」と私。今までの引きこもりは何よ。

「えーと、お金はいつ銀行に入るのかな。」

あー、はいはい、目的はそれでしたね。

「明日。」 本当は今日にでも引き出せるが、夫は知らない。

「明日。明日はドクターGはないから、でもドクターWの後に寄れば…でも、そうすると…。」と夫はぶつぶつ言っている。私以上にどこにも行かない夫が、ルーマニアのためなら銀行でも郵便局でもそのためだけに出かけるのだ。

夫は昨夜、長男を呼んだ。そして、自室のドアを閉めさせた。

てっきりルーマニア人とチャットさせているのだと思ったが、「ルーマニア人の作った家とか、飼ってる犬とか、すごい大きいハスキー犬みたいなのが2匹もいるんだよ。家は自分で作ったんだって。」と後から長男が言った。

「あーら、家は燃えたんじゃなかったの?お金がないのにハスキー犬のえさはどうするのよ。」

「それは別の人じゃない? ダディが見せた写真は女の人が飼ってる犬だったし、赤ちゃんの写真もなかった。」

「あんた、いったい誰と話したの? お金がないのに、犬を飼ったり、家を建てたりできるわけね。」

「誰とも話してない。ただ写真を見せられただけ。名前は知らない。」

「どうしてそこでダディに新しいパソコン買ってって言わないの?」

「だって、ダディ怒るもん。」

「怒ったっていいじゃない。」

これもいつもと同じだ。

そして、夫は子どもたちといっしょにスパイもののテレビドラマを見た。

夫は私を怒らせ、3日くらい私と顔を合わせないようにして、お金が引き出せそうな日に解禁する。その頃には、子どもたちにもふつうに接するようになり、彼らにわざわざルーマニアの話を持ち出す。まるっきりパターン化している。

 
          *


おそらく、ルーマニア人たちはそれほど貧乏ではない。

アメリカの生活水準とは比べものにならないだろうが、ルーマニアの平均的な暮らしをしていると思う。だから、夫が送るお金は、彼らの生活を助けるためのでなく、彼らが(あるいは夫もいっしょに)何らかのビジネスを始めて、夫が資金援助をしているような気がする。

しかし、それも考えるのがめんどくさくなってきた。

夫はいくら私に約束しても、どうにかしてお金をあげる方法を見つけるのだ。下手な嘘をついて。そう思うと、もうどうでもよくなってくる。

夫の給料が半額になったとはいえ、何ヶ月かに1回数百ドル単位のお金がなくなっても、うちは破産しない。これがギリギリの生活をしていたら、10ドルだって出せない。そもそも夫はそんなことを私に頼まないだろう。

不快なことには変わりないが、それが現実である。

人生は短し。

夫は私より10年年上だし、アメリカ人男性の平均寿命は75.6歳(ちなみに女性は80.8歳)。あと18年もないのに、こんなことをしている。

もっとも夫の父親は、持病はあるが元気な85歳だし、夫の祖母の1人は100歳近くまで生きた。長寿の家系ではある。

それにしても、夫はせっかく稼いだお金を赤の他人にあげては、怒る私から逃げて、ストレスのたまりそうな数日を過ごす。そうなるとわかっていて止めないのだから、あきれる。

私はそれに振り回されないようにしよう。

せめて、次に夫がこの話を持ち出すまでは、深く考えないようにしよう。

2年後には長男が大学に行って、そのまた2年後には次男も家を出る。その2大イベントを無事に乗り切れたら、私の仕事は終わる。


<今日の英語>

I almost fell over.
倒れそうなほど驚きました。


アメリカが1940年代にグアテマラで性病の人体実験をしていたことが明らかになった。未公開だった資料を発見した女性研究者が、そのときの衝撃を語った一言。



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Comment

私の以前の職場にもkommet3さんの旦那様の様な方がいました。当時48歳独身男性で本人曰く「彼女」がウクライナにいて、毎月日本円で5万円送金していました。彼女は23歳で、飲み屋で働いていた人だそうです。
ウクライナと日本なので普段は電話(彼が契約してお金も払っている携帯電話)で話し、自分が数年に一度会いに行くか来てもらうようにしていました。彼女が来るときは彼女の友だちと一緒に、向こうに行った時には彼女の友だちとその彼氏と一緒に遊んだ話を聞きました。
それとなく聞いた話では「向こうの人は歳の差をあまり気にしない。向こうもあまり仕事がなくて彼女は友だちの店を手伝っているだけ。」ということでした。ウクライナでは5万あれば普通に生活できるようです。
自分が必要な支払いを遅らせてでも送金しているようでした。
私の感じでは向こうはたまに電話に出て1ヶ月の生活費をもらっているだけのように見えましたが本人は真剣で、いつかは結婚しようと思っていると言っていました。
その後どうなったかわかりませんが、日本にもこんな人がおりました。
ゲスト |  2010.10.05(火) 19:28 | URL |  【編集】

kometto3の愛していない夫が、あなたの信頼とか感情とかを大事にしようとは思わないでしょう。
そのことを「どうでもいいこと」と思えるのはよいことだと思います。DV被害者が思うこととは違います。期待することをやめた部分は、どうでもよくなったのだと思います。

kometta3が夫に求めていることは、お金と生活の安定であって、愛とか優しさとかではないでしょう。ルーマニア女のせいで、「お金」と「生活の(経済的)安定」が不確かになることが許せないのだと思います。他のことは今は本当にどうでもいいのでしょう。

どうしたらいいか。夫になにかを求めなければいけない状態を変えられるといいのですね。仕事を得たりすることは、簡単ではないから、結局は夫に頼らざる得ない。自分の感情を犠牲にして、生活の保障を手に入れようとしている。今の生活(お金)を守るために夫に支配される形になる。子どもが成人したころに自立できる準備をしたらどうでしょうか。

そのころ子ども達への仕事(経済的サポート)は終わるけど、息子さん達とのかかわりがなくなるわけでないです。彼らが結婚して、親戚ができて・・・孫ができて。
かかわりを最小限にすることはできるけど。その頃には一人になっていたほうが、いろんな面倒(夫のかかわる)にも巻き込まれないような気がするし、息子さん家族や親戚とも、親しくはなくともスムーズな関係が築けるのでは。

外出が嫌いのようだけど、いろんなことをそのまま受け入れられるようになったら、適度に外出をするといいですよ。外出がよい、ということではなく、何かを強く拒む心を緩める。何かに執着するアディクションと、何かを強く拒むことは、どちらも似ています(脅迫観念)。どうして外へ出るのが嫌なのか、どうして人と接するのがいやなのかを自分に問うてみて。その原因をありのままに認めると、すごく楽になると思います。

例えばですが、
「余計なことを言って(誤解されて)、komatta3って○○な人だわ。」と思われるのが嫌だわ。->いっそのこと初めから会話など交わしたくないわ。ー>どうせだったら、誰とも話をしないで済めば楽なのに。->どうして、誤解されるのが嫌なのだろう。->こんな風にみられたい、っていう自分と違うのが嫌なのかな。ー>理想の自分ってどんなんなんだろう。->ああ、こんな風に自分は考えているんだなぁ。

と客観的に観察してみたら、その考えを開放してみて。風船で飛ばすみたいに。
飛ばしたら、もうそのことを考えるのはやめて買い物なりなんなりに集中します。

ちょっとやそっとじゃ、脳に構築された思考回路は変わらないので、何度でも同じことをしてください。

気が向いたら、やってみてください。
123 |  2010.10.07(木) 05:18 | URL |  【編集】

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