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ルーマニア再燃

2010.09.30 (木)



昨日の夕方、「子どもたちが寝たあとで話したいことがある。」と夫が言った。

そういう改まった切り出し方をされると、私は身構える。

精神科医から戻ったばかりだったので、躁鬱病の治療のことかもしれないと思った。投薬がうまくいっていないんだろうか。職場復帰を勧められた可能性もある。精神科医の診断書があるから長期療養が認められたのであって、もう仕事に戻るべきだと言われたら従わざるを得ない。

あるいは、子どもに聞かれたくない話題だったら、セックス(レス)の話か。夫はもう私とはやる気がないと、この間電話で誰かにしゃべっていたではないか。いったい今さらどうしようというのだ。ああ、うっとうしい。

でも、私はなんだか疲れて、9時前に寝てしまった。

夫はたぶん夜中ずっと起きていて、早朝に寝入ったらしい。6時半に台所に下りていくと、カウンターに「午後1時半に起こしてくれ。」という書き置きがあった。それまでずっと寝るつもりだ。

夫は昼夜逆転生活を変えると何度も宣言しながら、一向に改めない。私はもう何も言わない。

私は子供たちを送り出し、片づけをしたり、ネットをしたりした。あっというまに1時になり、あと30分で夫を起こす時間だと思ったら、夫の部屋から電話をかける気配がした。今日のカウンセリングをキャンセルしたらしい。

つまり、夫は出かけない。

よくあることだ。カウンセラーには毎週予約があるのに、これまでもちょくちょく直前になって取りやめている。雪が降ったとか、夜眠れなかったとか、気分が優れないとか。ただの言い訳だ。

カウンセリングを信用していない私は、つまり、そんなにあっさりキャンセルできるくらいのものなんでしょ、と言いたくなるが、自分の中にしまっておく。


         *


私はわざと知らん顔していた。夫の話したいことが何であろうと、私から水を向けることはしない。

夫はヨロヨロと芝居がかって私の部屋にやってきた。そして、「きみはこの話は聞きたくないと思う。怒ると思うけど。」と切り出した。

躁鬱病の話でもセックスの話でもない。お金か。ルーマニア人にあげるお金だ。むかむかしてきた。

5月半ばに800ドルを送金してから、夫は現金を用意してくれとは言わなかった。もちろん、表立ってはしていないだけで、75ドルのアマゾン・ギフトカードとか、ブカレストの花屋へのチャージとか、あるいは私には見えないペイパルとか、ちょくちょくと小額のお金が出て行っているのは疑いようがない。

しかし、夫はマリウスが強盗にあって家賃のためのお金を盗まれただの、体育の授業で転んで歯を折っただの、ありえない理由を重ね、「これが最後だから。」とあのとき確約したのだ。

「あれが最後だって約束したでしょう。」

「だから、交換条件を出してるんだ。毎週マスターカードに75ドルのチャージがあるだろう。あれを2ヶ月止めるよ。その代わり、600ドルの現金を都合してくれないか。彼らの年収は300ドルなんだ。その2倍を渡したい。」

この人はいったい何を考えているんだろう。

私が調べたかぎり、あのチャージはアダルトサイトに関係がある。それも1週間に1回より頻繁で、5日に1回といったほうが正しい。でも、あれはあくまでも夫が自分のために使っているお金だ。それを我慢してまで、ルーマニア人に現金を送りたいのか。

「75ドルの件はもちろんやめてほしいけど、そうでなくても今はキャッシュが足らないってこの間言ったでしょ。だから、次男のテニス・レッスンだって今月と来月は週1回にしたんだし、長男の自転車だってまだ買ってない。だいたいあの子はあと2年で大学に行くんじゃないの。なんでルーマニア人にあげなくちゃいけないのよ。ただのタカリでしょ。うちのことを考えてよ。」

冷静に説得したつもりだった。でも、この会話はもう何度もしているのだ。空しくなった。

「それは考えてるよ。でも、彼らの家が燃えてしまったんだ。つい建てた家で、しかも赤ん坊が生まれたばかりなんだよ。」

「なんで苦学生が家を建てられるわけ? お金もないのに、どうして子どもを生むのよ。身の丈にあった生活をしないからいけないんじゃないの。」

「学生じゃない。どうやって家を建てかは知らない。」

「マリウスは学生なんでしょ。じゃあ、誰よ。それにまず家を建てるだけのお金はあった人たちでしょ。」

夫がまたうそを並べ立てている。

「マリウスじゃない。彼の友だちっていうだけで、名前は知らない。ともかく、できたばかりの家が火事で燃えて、奥さんもひどくやけどしたんだそうだ。でも、お腹の子どもに障るからって、麻酔なしで手術したっていうんだよ。」

「なんでそんなありえない話を信じるの? この間は強盗に会って、歯が折れて、今度は火事と手術? ずいぶんタイミングがいい人たちね。だいたい名前も知らない人に600ドルもあげるなんて正気の沙汰じゃないわよ。だいたいこの間のアマゾンのギフトカード75ドルを送ったばかりでしょう(夫は、あれは誰かの誕生日だとかなんとか言った)。ブカレストの花屋のチャージもあったし、せめて私にわからないようにしたらどう?」

夫は私が何を言おうと、600ドルを送るつもりだ。それがわかっていても、言わずにはいられなかった。

そんなことを強行しようとする夫も、それを阻止しようと必死になる私自身も情けなくなってきた。

「だいたい私には彼らと話もさせてくれないじゃない。うちにはお金がありませんと私の口から言わせてくれないじゃない。」

「きみが彼らを怒鳴りつけそうだからだよ。彼らの名前は聞いておくよ。赤ん坊の名前も必要かな。」

「名前なんかどうにでも言えるでしょう。その人の住所を教えてよ。送金するなら住所も電話番号もわかってるはず。」

「それは教えられない。それに彼らがお金を要求しているんじゃないんだ。」

こんなやり取りを30分もした。私は涙が出てきた。

マリウスの学費や強盗事件から始まって、今回の与太話もすべて夫の作り話だ。

これはただの送金じゃない。

夫はルーマニア人と何かやっているのだ。それが何かわからない。マリウスは男だけれど、他に少なくとも3人か4人のルーマニア女性らしき名前がチャットや携帯に出ていた。アダルトサイトでも作っているのだろうか。でも、そんなに大金がいるだろうか。

「私がこれだけいやな思いをしているのに、あなたにとってはそれよりルーマニア人にお金をあげるのが大事だってことね。子どもたちの習い事や大学のお金よりも、ルーマニア人に恵んでやりたいわけね。」

夫は私が怒っているのはわかっているし、家のお金が大事なこともわかっていると言った。でも、口先だけだ。本当にわかっているなら、こんな話を出すはずがない。


            *


夫はまた念書を書くと言う。

でも、同じように勝手な修正条項を加えて、約束を反故にするだろう。何度もそんなことをされては信用できないと夫に言った。

ルーマニアへの送金だけでなく、夫のすべてが信用できなくなるという意味だが、夫はわかっていない。

夫がドアに鍵をかけることや、子どもたちがそれを見てどう思うかということも話した。でも、夫は「じゃあこれからドアをロックしないようにするよ。それでいいだろう。」となげやりな返事をした。問題の本質は鍵をかけるかどうかではない。

夫は私がお金の心配をしていることは知っていると言う。私は毎月の収支を見せた。夫の給与が半分になってから、収入に対するローンと固定資産税の割合がどれくらい上がったかも見せた。

でも、夫の頭の中はルーマニアへの送金しかないのだ。

「だから、仕事を探そうとしているんだ。」と夫は言う。

G氏の手伝いをするのも、もしかしたらそちらで雇用してもらえる可能性があるからだ。でも、今の会社の誰からも電話がかかってこない。メールかチャットをしているのかもしれないが、復職できるポジションがあるという話はまったく聞かない。

夫はタグセールをやりたくなかったのに、私がやりたいというからやらせてやったと言う。だから、それと600ドルでチャラにしようと言う。

「チャラになんかならないでしょう。私はメアリに返事をする前に、あなたに聞いたんだから。もし反対なら、そのときはっきり止めたらよかったじゃない。それに、売ったのはほとんどが家のものか私のものか子供たちのものだったのよ。あなた個人のものじゃない。だいたいあなたは私のものを勝手に寄付したくせに。私はあなたの椅子でもマグカップでも許可を取ったでしょう。」

タグセールを手伝わずに、勝手に救世軍を呼び、口だけ出して、おもちゃが一つ売られたのどうのと怒鳴りまくっていた夫を思い出した。それ以外にも、私が並べたものからいくつも家の中に戻していた。どれも15年以上しまいこんでいたものや薄汚れたものだ。

そういうものを後生大事に抱え込む人間といっしょに住むストレスは、経験しなければわからない。

私は夫がルーマニア人とチャットしていることや彼らが携帯にかけてくることも夫に指摘した。洗いざらいとまでは行かないが、この際、言いたかったことは言った。

でも、夫の決心は変わらなかった。

そして、私は誰にもこんな話ができずに、こうしてブログに書き綴る。




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 |   |  コメント(9)

Comment

ご主人とルーマニア軍団との関係、単純な浮気でもなさそうなので、やっかいですね。浮気なら外出が増えるでしょうからね。施しをしてあげているという優越感で自分の存在確認をしているのかもしれませんね。
komatta3、ご自身とお子さんのために隠し預金してお金を守った方がいいかもしれませんね。できれば、日本か第三国などご主人の手が届かない所に。。。
山婆 |  2010.09.30(木) 14:07 | URL |  【編集】

Komattaさん、
本当に文章が上手くて、引き込まれるように拝見しています。

非常に深い女性の心理描写は、夫の立場としては身につまされることもしばしば。。妻の心の声を聞いたような気がしました。

だんなさんは、隠し事というにはなんだか大げさな話になっていますが、今は推移を見守るしかないですよね。。



ゲスト |  2010.10.01(金) 02:38 | URL |  【編集】

ルーマニア人にお金をあげるのは、心の病気です。やはりカウンセラーに相談してはいかがでしょうか?あなたの心が心配です。
ゲスト |  2010.10.01(金) 03:18 | URL |  【編集】

旦那さんが変わることはないのでしょうね。辛い現実だけど・・・

ルーマニアの女の人(達?)、自分を必要としてくれている!と感じさせてくれる人達なのでしょう。旦那さんの心の拠り所なのでしょう。kometto3がブログを拠り所としているように。一方はお金がかかり(っていうか、カモにされてる!!)、妻を不快にさせる。一方は無料で無害。
しかし、どんな『論理』も、旦那さんの心を変えることにはならず、お互いを認めることにもならず、分かり合うことにはならないのは悲しいですね。

当人にとって、心を満たしてくれるようかに思えることは、実は終わりのない刺激です。気持ちのいい刺激には慣れますから、もっと強い刺激を求めて、エスカレートするかも。エスカレートしたとき、自分の意思が通らなかったら、手段をかえてくるかもしれないですよ。離婚しようっていうかもだし、貯金に手をつけたり、株を売ったり。借金なんてされたらそれこそ大変。今回はちゃんとNOって言って、相手の出方を見極めたほうがいいかもしれない。
ポジ子 |  2010.10.01(金) 05:26 | URL |  【編集】

はじめまして

先日のことですが、ひょんなことからKommettoさんのブログを発見して、拝見させて頂いていました。

色々お辛いことがおありの様ですが、komatta3さんの率直なブログを拝見して、私自身が現在経験中(私もアメリカ人と結婚し、アメリカ在住です。2女のティーンエイジャーの母、在米17年目です。)の夫婦内のゴタゴタの息抜きをさせていただいております。

ルーマニア問題、解決というか、なんとか早く「過去の出来事」になってしまうことをお祈り申しあげます。
西海岸から |  2010.10.01(金) 06:15 | URL |  【編集】

騙されてる…

はじめまして。
私も国際結婚で、在米です。

Dr. Philご存知ですか?
全国放送になりますが、ちゃんと調べてくれそう。
チャットなんて、ウソ付き放題ですよ。
Teenagerが小遣い稼ぎにしてるか、中年の男が本職としてしてるかも。
そんなのにハマる人も本当に居るんですね。
私だったら、離婚して、第二の人生エンジョイしてます。

通りすがり |  2010.10.01(金) 09:43 | URL |  【編集】

kometto3さんの冷静な洗練された文章を読むのが好きでいつも拝見しております。

冷静なkometto3さんがこの様にご主人に訴えかけた行為は必然の行為だったと思います。
その訴えにご主人がまったく受け止めていないことがとても辛いです。

ルーマニアの件・フリーマーケットの件は、ご主人が病気ばかりでなく、本人の気質もあるのではないかと思います。

今の生活を守るのも大切ですが、ご家族には内密に将来別な選択も考えた準備をなさっては、いかがでしょうか。

将来、別な選択を選ばずとも、その準備をする行為が今のkometto3さんの辛いお気持ちを少しでも解消する術になるのではないかと思います。

私も夫婦生活の危うい時期に、別な人生の選択の準備をすることで、心がとても楽になりました。

このコメントがkometto3さんを不愉快にさせたら、ごめんなさい。

kometto3さんの心が少しでも、安らかな気持ちになり、人生が良い方向になることを願っております。















saco |  2010.10.01(金) 11:34 | URL |  【編集】

思いつき

マリウスがサイトの管理人で女たちはそのサイトで客とチャットやスカイプで話をしたりベッドルームをウェブカメラで見せたりするサービスじゃないかな。時間単位でチャージされるタイプの。そう考えるとただ単に若い女と話したいからお金が要るだけで、つじつまがあう。
都築 |  2010.10.01(金) 14:56 | URL |  【編集】

イライラ

Kometto3がこんなにも危険信号を発しているのに全く気が付いてないご主人にイライラします。何が自分にとって一番大切なのかちょっとは考えてほしいものです。
タラレバ |  2010.10.02(土) 12:45 | URL |  【編集】

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