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急に慈善家になる夫

2010.09.12 (日)



タグセールに出す目ぼしいものはだいたい出揃った。おもちゃ以外は仕分けもできた。

値札を張ったり、ポスターを作ったり、看板を立てに行ったりという仕事は残っているが、あと1週間でどうにかなりそうな気になってきた。

そこへ、夫の横やりが入る。

「こんな新品のおもちゃを25セントで売るつもりじゃないだろうね。」

「まだ開けてないのは1ドルにするつもりだけど。」と私。

「これもそれも、子どもたちが作れるし、これだって1ドルじゃあ売らないぞ。」と夫は次々と箱から取り出して、自分の部屋に持って行ってしまった。

夫が買ったか、義父からの贈り物か忘れたが、サイエンス・キットみたいなのがたくさんある。子どもたちはもうそういうのに興味がない。もともとそんなに実験なんか好きじゃないのに、たくさん与えすぎたのだ。

彼らはもう今はパソコンだけ。そう言う夫だって、いっしょにやってやるからと言いながら、おそらくその日はこない。結局しまいっぱなしになるのだ。

どうしてモノに執着するんだろう。

私はケチだから、買うのも好きじゃない。子どもたちのおもちゃはほとんどすべて夫が買った。しかも、私なら1つだけ買うところを、夫は似たようなものを5つも6つも買った。そして使わないまま、10年が過ぎてしまった。

ああ、もったいない。

そういうガラクタといっしょに暮らすのは、精神上よくない。

地下室に行く度に、私は落ち込む。夫がおそらく躁状態のときに買い集めたものが大きなダンボール箱にいくつもある。天井に届くくらいあるのだ。地下室といっても、1階と同じくらいの高さがある。いったいどうやってこれだけ運んできたのかとため息が出る。

こういう人はモノを所有するのでなくて、モノに所有されているのだ。


          *


子どものトラックやブルドーザーがある。

これを買ったときには、たぶん子どもたちの興味がもう他に移っていたのだろう。ほとんど使っていないみたいで、落書きもなかった。これは1ドルにしようと思って、きれいに拭いて、ダンボールに入れた。

夫はそれを見て、

「これは売らないで、Salvation Army(救世軍)に寄付すべきだ。デイケアかどこかで使ってくれるよ。」とまた箱から出してしまった。

私は売るのでも、捨てるのでも、寄付するのでもどうでもいい。ともかく家の中から追い出したいだけである。

しかし、夫はそう言いながら救世軍に電話したことすらない。私は過去に赤ちゃんベッドなどを寄付したが、赤ちゃん用のチェストやオムツ換えの台などは引き取ってくれなかった。なんでも受け取ってくれるわけじゃない。

「洋服も救世軍に寄付したほうがいい。」

夫は救世軍のファンである。幹部が高給を受け取ったり、お金を使い込んだりする団体に比べたら、かなりきちんと運営しているのは私も知っている。

それはいいのだが、夫は行動しない。第一、私が地下室から引っ張り出さなければ、おそらくあと5年はそのまま眠っていたはずのものなのだ。

いやな予感がした。


          *


朝、台所へやってきた夫がおもむろに言った。

「もう一度考えてみたんだけど、NordicTrack は救世軍に寄付しよう。」

夫は自分で問い合わせるというが、タグセールが終わってから、「クロスカントリーのマシーンは、やっぱり受け取れないって。」と言われては困る。

タグセールの前に電話しなくては。私が。

そんなに人助けがしたいなら、ここまでモノが貯まる前にさっさと寄付すればいいのに。私が二束三文で処分すると決めてから、夫は急に慈善家になったらしい。もともとその素養はあったが。

でも、私からすれば、自分はいいことをしているという優越感に酔っているだけだ。おそらく夫は私を人情のかけらもないやつだと思っているだろう。

タグセールで売れ残ったものは寄付すると言ったのに、「残り物じゃダメだ。」と夫は言う。

準備で疲れているところへ、こういう邪魔をされるのは、本当にうっとうしい。体の疲れとは比べものにならないくらい、ストレスがたまる。

私はこれでも夫の持ち物には極力触らないでやっているのだ。なるべく穏便にことを運ぼうと努力しているのに。

「じゃあ、タグセールをキャンセルするから、ぜーんぶ救世軍にばーーーーんと寄付したらどう?!」と喉まで出かかった。



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