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懐柔策?

2010.08.31 (火)



ここ10日ばかり、夫は自室のドアを開けていることが多くなった。

閉じていても、鍵がかかっていないことがある。電話や夕食を知らせるためにそっとドアのノブを回すと、開くのだ。

夫は寝ていたり、本を読んでいたり、ネットサーフィンしていたりする。

暑いせいか、それとも閉め忘れか。まさか、本人は鍵をかけたつもりでいるのだろうか。いや、ボケるにはちと早い。

もちろん、きっちりドアを閉めて鍵をかけている時間もあるが、以前はほぼずっとその状態だったので、夫の部屋の前を通りがかってドアが半開きになっているのを見ると、拍子抜けする。

何かきっかけがあったんだろうかと考えてみた。


         *


2週間ほど前、夫に頼まれて、ある書類を作ったのを思い出した。

子どもが生まれる前は、たびたび入力の手伝いを請け負ったが、ここ数年は特に何もしなかった。実際、夫のほとんどの仕事は私には理解できないほど難解で、エクセルひとつにしても複雑すぎて私が触ったら壊れるんじゃないかと怖くて手が出せない。

今回は、G氏に渡すための、ごく簡単なエクセルファイルだった。資料が手元にあり、それと同じ情報を白紙のエクセルに入力するだけ。私はそういう頭脳を使わない単純作業が得意なのだ。

資料の文字が小さく、前半は虫眼鏡を使ったが、後半は長男に読み上げてもらって入力した。できあがったファイルをメールすると、夫から私と長男宛にサンキューの返事が来た。

夫は私が彼の仕事に無関心だと言って、たびたび機嫌が悪くなる。夫の仕事だけでなく、夫の健康状態や気持ちを熱心に聞いてあげないことも不満らしい。

しかし、私は概して周りのことにあんまり興味が持てないのであって、夫だけを無視しているのではない。

21年間一緒に暮らしているうちに、夫も頭では理解できるようになったらしいが、納得はしていない。あきらめてもいないようだ。だから、これっぽちのお手伝いでも喜ぶ。

でも、ドアを開け放つほどの影響力があるとは思えない。


         *


夫がやってきて、「きみは気に入らないと思うけど。」と切り出した。

ほら、来た。私が一番きらいな切り出し方だ。

私の機嫌が悪くなるのは、お金がらみの話である。私の警戒心を解こうとしてドアを開放するようになったのかとムカッとした。

「ぼくのペーパー・カンパニー用にクレジットカードを作ろうと思うんだけど。」

夫は、20代のころからコンサルティングらしき会社名を持っている。名前だけで、実体は何もない。それでもアメックスが作れたりしたのだ。でも、年会費が無駄に思えて、とっくの昔にキャンセルした。

「今のシティバンクのカードでいいじゃない。」と私。

「eBay が PayPal での支払いを強要するのがしゃくにさわるんだ。」とわけのわからないことを言う夫。オークションなんかもう2年以上やっていないし、取引は小切手でもできるはずだ。

怪しい。

「この間、プリペイドのクレジットカードが来たばかりでしょ。あれ、ほんとにキャンセルされてるの?しょっちゅうカードを申し込んだり、止めたりするとクレジットスコアに響くのに。」

「あれは、キャンセルしたよ。見せようか。別にやましいところはないよ。」と夫は自室からカードが送られてきた封書を持ってきた。

私がカード会社に電話してカード番号と郵便番号を押すと、「いま入力された番号は、こちらの記録と一致しません。」と機械の声がした。どうも機械では不安だ。夫に自分で電話して再度確認するように頼んだ。

夫はどこで新しいクレジットカードの申し込みをするつもりだろう。郵便箱にはしょっちゅう勧誘の手紙が届くが、すべてゴミ箱へ直行である。

カードを作りたい理由といい、私に持ちかけたタイミングといい、すっきりしない。

そうこうするうちに、もう1枚、夫宛ての封書が届いた。

差出人は住所だけで、さわってみると、プラスチックのカードらしきものが入っていた。単なるダイレクトメールの可能性はあるが、もともと猜疑心の強い私は、最初から疑ってかかる。見逃しませんからね、と思う。

これも、夫の反応を見るべく、台所のカウンターのど真ん中に置いた。




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