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現地校のコンサート

2009.04.02 (木)



次男が通っているミドル・スクールでは、クリスマスと春にコンサートを開く。

選択科目なので全員ではないのだが、管楽器や弦楽器、コーラスを取っている子どもが学校のオーディトリアム(講堂というより、小さい公会堂に近い。ステージがあり、映画館のような椅子が並んでいる)で演奏する。

こういう発表会は、キンダーガーテン(幼稚園)やエレメンタリー・スクール(小学校。うちの学校区では3年生まで)でもある。授業時間に親が見に行く。まあ3年生まではお遊戯といったところか。

楽器は、上級小学校の4年生から希望者だけが始める。当初、コンサートと言われて、私はいくらか期待して行った。楽器は習い始めて間もないからいいとしても、コーラスを聴いて椅子からずり落ちそうになった。

ハーモニーがない。全員が同じ曲を同じように歌う。それだけ。

すべて和声や輪唱でやれとは言わない。せめて、一部でも高音と低音のパートにするとか、どこかの節だけ男の子と女の子で分けてみるとか、そういう工夫は一切なかった。

帰り際に、同じ学校に通わせている唯一の日本人女性と会ったので、聞いてみたら、「現地校はこんなもんですよ。」と笑っていた。

それ以来、子どもを送り届け、客席に座って聴くのは、出張や病気でないかぎり、夫の役目になった。

*     *     *

さて、春のポップス・コンサート。

例によって、夫に行かせようとしたが、絶対に見のがせないテレビがあるから(ロストだか、24だか、ヒーローズだか、テレビを見ない私にはさっぱりわからない。題名だけ聞きかじって知っている)と、拝み倒された。

夜7時半開演なのだが、子どもは楽器を持って7時にバンド・ルームに集合とのこと。私はよっぽどいったん家に帰って、終わったら迎えに来ようと思ったが、それもめんどくさいので、オーディトリアムの後ろの隅っこに座って待った。

次男は7年生。日本なら、小6が終わって中1が始まるときである。コンサートでは、6年生から8年生までが学年別グループになって、交代でステージに現れた。

一部のバンド曲は、特に上手ではなかったが悪くもなかった。ひどいのは、ビートルズのメドレーとジャズバンド。音楽的素養のない私が聴いても、テンポがずれているのがありありだ。この子たちには難しすぎる。練習も足らない。

コーラスも、申し訳程度のハーモニーはあるものの、口をしっかりあけている子は少ない。選曲も悪くないのに、まちがえて横の子を突っつき、くすくす笑う女の子たち。

*     *     *

私の姉は日本の小中学校でブラスバンドに入っていたが、放課後はほぼ毎日残っていたし、コンサート前は日曜日も学校に行っ ていた。練習時間も長く、私の父が「高校受験に落ちたら、どうしてくれる!?」と学校に怒鳴り込んだくらいである。

う ちの現地校では、普通は1日おきに少人数の練習と全体リハーサル(各45分間)があるだけ。ジャズバンドだけは放課後練習するそうだが、それも月曜日だけ。

全員がスクールバス通学なので、課外活動も徒歩通学のようにいかない。放課後残った場合は、親が自家用車で迎えに行くか、夕方のアクティビティ・バスに乗るか(定時のバスより止まるところが少ない)。そういう事情があることは確かにあるのだ。特に、音楽に力を入れている学校区ではない。

それにしても。

席はギッシリうまっていて、途中で抜け出すこともできない。腰が痛くなってきた。すぐ後ろで幼児がぐずり、奇声を上げる。拷問である。

ところが、他の親は、一曲終わるごとに割れんばかりの拍手、口笛とブラボー!の歓声。

それ以上にうっとうしいのは、無能な校長がコンサート開始前の挨拶で、子どもたちがどれほど amazing で wonderful で素晴らしいか、毎回持ち上げることである。

コンサートから解放されたのは、9時10分だった。

*     *     *

次男は、私が「トランペットの練習は?」と毎日しつこく言って、やっと10分間だけやる。しかも、そのうち4分くらいは、楽器を磨いたり、楽譜を探したり、「できない~!」と叫んだりしているのだ。

私は忠告した。

「人を呼んでコンサートを開くなら、それなりに練習しなさい。下手なら下手なりに、努力すべきじゃないの?いやいや練習して、いい加減なできばえの演奏を聞かせるなんて、私だったら恥ずかしくて、だれも呼べないよ。

そんなことを言う親は、あの満員のオーディトリアムに何人いただろうか。

息子の友だちのお母さんたちは、だれもがいかにして楽器の練習をさせるか悩んでいるというのに(それとも、練習しないのはうちの息子とその友だちグループだけなのか)。

今回は見なかったが、ステージにいる自分の子どもに花束を持って駆け寄る親もいるのだ。子どももスター気取りで受け取る。

アメリカのほめる文化に、私はいまだになじめないところがある。夫によると、私は単に要求が高すぎるらしいのだが、たかが子どものコンサートを黙って楽しめないというのは当たっている。

「現地校のコンサートに行ってきました。どの子も一生懸命で感動しました。みんな、よくがんばったね!」なんていうアッサリした記事を書けないのも確かだ。


<今日の英語>

You made a wonderful point.
とてもいい所をついてますね。

NPRラジオのインタビューで、ゲストがア ナウンサーのコメントに感心して言ったセリフ。日本人同士の対談やフォーラムでも、「いい質問ですね。」と言うことがあるが、アメリカ人のほうが Good point!とか Good  question!などと会話にふんだんに盛り込む。言われた方もちょっと得意になれる。こんなところでも、ほめたりほめられたりに慣れているんだなあと、謙遜と遠慮で育った私は思う。



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