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アメリカの卵

2010.08.22 (日)



カリフォルニア、コロラド、ミネソタなどで食中毒患者が集団発生した。アイオワ州の養鶏場で生産された卵が原因だという。汚染源は特定されていないらしいが、生産者は3億8千万個もの卵を自主回収し始めた。

ニューヨークには出荷されていなかったらしく、リコール対象の14州には入っていない。うちの近所のスーパーでも特に表示はないし、私も普通に買っている。

肉を食べない私にとって卵は重要な蛋白源なので、いつも2ダースは確保してある。

しかも、1ダースは台所のカウンターの上に出しっぱなし。お菓子を作るときに、常温のほうが上手にできる気がするから。それでお腹を壊したことはない。

それでも、「アメリカの卵は生で食べると危ない。」ということはかなり前から知っていた。

だから、どんびえを日本から運んで来て、自家製アイスクリームを作ろうと思ったが、生卵をそのまま使うところで諦めた。

アメリカにもアイスクリーム・メーカーは売っている。そして、生卵の代わりに、殺菌した液体卵(白身だけ。牛乳のようなカートンに入っている)を使ったり、どうやるのか知らないが、いったん生卵に火を通して冷ましてから使ったりする方式だった。そこまでして自家製アイスクリームを食べたいという情熱はなかった。

もともと卵かけご飯は好きではないのでいいのだが、オムレツや炒り卵は半熟で、ゆで卵の黄身は真ん中がトロリとしていてほしい

20年以上アメリカでそうやって卵を食べてきた。食中毒にならなかったのはラッキーだったのかもしれないが、安全のために火の通り過ぎた不味い卵を食べるのはいやなのだ。


          *


アメリカでは卵の生食を前提としていないので、鶏に抗生物質を与えたり、殺菌処理をしたりという日本ではたぶん当たり前の衛生管理ができていないらしい。

売っている卵はまあ普通にきれいに洗ってはあるのだが、「購入者は食べる前に完全に火を通す」のが暗黙の了解か。

「ロッキー」で早朝トレーニングに出る前のシルベスター・スタローンがコップに生卵を何個か割り入れて、そのまま飲み込むシーンがあった。私は気持ち悪いなと思っただけで、サルモネラ菌は連想しなかった。その頃はまだ日本に住んでいたから。

アメリカ人はあのシーンでまず "Salmonella!" と思ったのだろうか。

日本でも、梅雨時の食中毒とか、修学旅行先での集団感染とか、O157の騒ぎとか、たまにニュースで見かけるが、アメリカでのサルモネラ菌や大腸菌感染のほうが被害の範囲も程度も大きい気がする。

生産や流通管理の問題もあるのだろうが、アメリカ人が野菜や手を洗うところを見ていると、日本人よりかなり大雑把だ。鶏肉を切ったまな板を洗わずに、そのままジャガイモを切ったりする。かと思うと、洗剤が少しばかりお皿に残っていても平気だったりする。

だいたいスーパーの店頭で、ブドウをちぎって(もちろん洗わずに)味見をしている人が1人や2人ではないのである

数年前にチリ産のブドウがやはりサルモネラ菌に汚染されてニュースになったのに、気にしないのか。水で洗ったところでサルモネラ菌は消えないのかもしれないが、ぶどう園からスーパーまでにどれほどホコリやバイ菌がつくかも考えないのだろう。

盗み食いをしたという罪の意識なんか、当然のことながらこれっぽちもない。

先週はブルーベリーのプラスチックのケースを開けて食べている人を見た。おもむろにフタをして、そのまま棚に戻して立ち去った。


           *


アメリカの食中毒の話で思い出すのは、小さい女の子が汚染されたレタスを食べて腎臓をやられ、歩くことも話すこともできない障害者になってしまったケースだ。

その頃、うちの息子たちは生野菜を拒否して私は苦労していたので、「ちゃんと野菜を食べるいい子がどうしてこんなことに。」と思った。

彼女のお母さんは、pre-washed と呼ばれる洗浄済みの袋入りサラダを買い、そのままお皿にのせて出した。

ところが、そのレタスの産地は、養豚場(養鶏場だったかもしれない)の近くで土地が汚染されていた。いちおう工場で洗って出荷したのだろうが、除去できていなかった。全国的に有名な会社の製品だった。

お母さんは、「あのとき自分がちゃんとレタスを洗っていれば。」と自分を責めた。もちろん訴訟があって、億単位の補償金が出たが、あの女の子は一生介護の必要な人生になってしまった。

私はあの事件が起きる前から、切って洗ってビニール袋に入っているレタス類はめったに買わなかった。

なにやら独特の気体(窒素?)の匂いがするし、開けた翌日からベトベトしてくる。いろんな葉っぱが入っているのは魅力だが、食べきれないうちに腐ってしまってもったいない。

それで、玉のレタスを買って、葉を1枚ずつはがして洗って千切る。

でも、baby carrots という生食用のニンジンは洗うときもそのまま食べるときもある。小指くらいの大きさで一袋に両手一杯くらいの量がある。皮はあるかないかわからないくらい薄い。

そういえば、あのニンジンも大腸菌汚染でリコールされたことがあったのだ。私はすぐ忘れてしまう。やっぱり洗おう。

余談だが、たまに sushi-grade tuna (お寿司用と同等の品質レベルの新鮮なマグロ)とのふれ込みで、マグロの赤身がスーパーの魚売り場に並ぶ。

目にした途端、「あれを生で食べたら危ない。」と私の頭の中で警報が鳴る。そして、アメリカの魚売りはすごい自信だなと妙に感心する。

でも、私は騙されないぞと思う。


<今日の英語>

You can spit it out if you don’t like it.
好きじゃなかったら、吐き出していいのよ。


偏食の子どもに新しいものを試しに食べさせようと、話しかけた母親の一言。




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 |  社会  |  コメント(5)

Comment

あなた、トマト(傷ついたの)も気をつけなさいね。
yumiko |  2010.08.23(月) 01:01 | URL |  【編集】

コメントを見ていると、まるで洋画の字幕のような口調が多くて驚きます。

アメリカ人や、アメリカで暮らしている日本の人達は本当に字幕のような語り口調で会話をしているのでしょうか。
栄恵 |  2010.08.23(月) 12:38 | URL |  【編集】

アメリカに来て1年半になります。はじめてコメントを投稿します。
卵ご飯は何度も食べていますが今のところセーフです。
インターネットのあるサイトによるとアメリカの卵のサルモネラ汚染は2万個に1個ということです。日本のサルモネラの頻度はいまのところわかりませんが、日本の病院で救急外来に訪れる食中毒は卵の生食によるものがかなりの割合を占めているらしく、日本でもそれほど安全ではないという話をききます。
tunaは一度刺身を試してみたところ大丈夫でしたが、あまりおいしくありませんでした。flatfishは刺身おいしいです。
日本人ほど魚などの生食にこだわる人種はいないのかなと思っていましたが、あるスペイン人も刺身が大好きで、魚のさばき方さえ学べれば刺身が食べられるのに、、、と言っていました。
ゲスト |  2010.08.24(火) 01:21 | URL |  【編集】

少し前にテレビで、日本の卵は殺菌処理をしてあるが、海外は生で食べる習慣がなく、殺菌処理をしてないか、ほとんどしてない,と言うような内容をやっていましたよ。
マイ |  2010.08.24(火) 03:10 | URL |  【編集】

ロッキー

私も 映画のその場面を覚えています

最初のロッキーでした

その時、外国人も生食するんだと驚いたのを覚えています

やはり、アメリカでは生食はしないのが普通なのですね

あらためて、納得しました

マギー |  2013.04.26(金) 20:02 | URL |  【編集】

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