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「不幸な日本人妻」

2010.08.20 (金)



最近、初めて私のブログに迷い込んだらしい女性から、こんなコメントが寄せられた。

今までに不幸な日本人妻を嫌というほど見てきました。幸せな人より多いと思います。

なるほど私のブログは、


『スイートなダーリンとラブラブ(もうこんな言い方はしないのか)で、とってもハッピー エキサイティングでステキなアメリカ生活をエンジョイ&充実してま~す!今日はここでランチを食べて~あっちとそっちへ行って~こんなものを見て~これを買って、大満足! はいっ、世界一幸せな私の証拠写真!!』


という類とは対極にある。

でも、私は自分が「不幸な日本人妻」だと思っていないので、傍からはそう見えるのかとちょっと驚いた。
 
「日本人」をはずして、単なる「不幸な妻」だったらどうかと考えてみたが、それもピンと来ない。そんなに不幸な気がしないのだ

夫は躁鬱病で、休職中で、給料は半額になって、短気で、物を溜め込み、私に隠れてよろしくないことをやっていて、私たちはセックスレスで、私は抗うつ剤を手放せず、用事がなければ外出せず、友達もいなくて、仕事もなく、いつもお金のことを心配している。

こうやって羅列すると、一般的には不幸な人の部類に入るのかもしれない。

でも、精神的な不安定さや高血圧や高コレステロールなどの問題はあっても、まあみんな(猫も含む)健康体だ。夫のヘルニア専門医には予約を入れた。

現時点でのキャッシュフローは少ないが、こつこつ貯めて増やした資産はかなりある。家のローンはあと3年で支払いが終わるし、ほかに借金はない。子どもたちは飛びぬけて優秀ではないが、日本語を覚えてくれたし、友だちにも恵まれ、トラブルに巻き込まれることもない。

私はご飯やお菓子を作ったり、ちょこっと掃除や洗濯をしたり、子どもの送り迎えをしたりする。それ以外は、本を読んだり、パソコンをしたりする時間となる。

気分の波があったり、ちょっとしたきっかけで悲観的になったりもするが、私は自分の好きなように適当に毎日を過ごしている。

抗うつ剤で精神の均衡が一定に保たれているのか、不快や失望というネガティブなことがあっても、ふわふわした気分の中をなんとなく漂っているような感じがいつもあるのだ

だから、「不幸」がピンと来ないのかもしれない。


           *


私は難しいことを考えて生きているのではない。自信も目標も野心もない。

強いて言えば、苦しみたくないだけである。

私の人生を知らない赤の他人に、妻失格、親失格と断罪されるまでもなく、利己的で怠け者で無能だと自覚している。それなのに、夫や子どもや義父母を自分勝手な私の人生に巻き込んでしまって、ときおりそのことに思いを馳せて愕然とする。

どこかで私が別の(正しい)選択をしていればと思うが、もう遅い。

私のブログ記事は長い。それに、本当は右腕を休ませねばならないのに、けっこう頻繁に更新している。

書くことが私の存在の一部になってきたかなと思う

それでも、ブログに私の24/7の生活は書けない。書くつもりもない。

毎日いろんなことが起き、いろんな思考や感情の交流がある。深く考えずに、その中でほんの一つか二つを気分で選び、私の記憶に残った部分を私の解釈で独善的に書く。

夫や子どもたちやその他のアメリカ人の英語は、日本語だったらこんな感じに聞えるかなと、これも適当に想像する。もちろん録音した会話を再生して書き起こすなんてことはしていないので、イメージでとらえる。

結局、どれも一面的で断片的な記事になってしまう。

そして、読む人は、限定された情報をこれまた自分の方法で短絡的に解釈し、時には共感や反感を表明し、要望し、糾弾し、自分語りさえする。

このブログは学術論文ではなく、損益とも無縁で、何のしがらみもない、ただの作文にすぎない

「へえ、そういう風に受け取られるのか。」と思うこともあるが、情報をたくさん追加すればどうなるものでもなし、誤解や曲解や思い込みをいちいち修正するのは無駄だ。

しょせんは仮想世界での匿名ブログなのだ。

読むも読まないも自由だし、読ませるも読ませないもまた自由

私の底意地の悪さは筋金入りである。


           *


そもそも、一主婦のくだらないゴタゴタ話なんかどうして読むのかなと思う。

もっと有益で、愛想がよくて、おもしろいブログはいくらでもある。

そういえば、かなり前に、「他人の不幸は蜜の味。おほほ~。」という一言を残した人がいた。なぜかよく覚えている。

わざわざコメントするなんてご苦労なこったと思ったが、あれは私を「不幸な日本人女性」と位置づけていたのか。そして、私の「不幸な話」を読んで憂さ晴らしをしていたのか。

そういう読み方もあるかもしれない。

もっとも、肝心の私がそんなに不幸だと思っていないのは皮肉だ。

夫との間にいろいろあっても、毎日はたいてい平穏であり、節約しつつも衣食住には困らず、まあ人生こんなもんだろうと思う。

でも、「夫がもっと穏やかな人だったらよかったなあ。」と思ったことは何度もある。夫の短気と激昂は、結婚生活の始まりから濃い影を落としてきたから。

あるいは、私が偏食でなくて社交的で子育てが上手だったらとか、私がうつにならなかったらとか、私たちの間に溝ができていなかったらとか、私にキャリアがあったらとか。

でも、細かいことを言い出せばキリがない。

実生活の私は、ごく普通のお気楽主婦に見えるだろう。私の実生活での知り合いが、kometto3 と私を結びつけることはまずできないと思う。

ブログなんてそんなもんだ。本当のことなんか、わかりはしない。私のブログに限らず、どんなブログでも同じこと。

読む人には単なるエンタテインメントでしかない

読み終えたら、「…というのは、ただの夢でした。めでたしめでたし。」というセリフを読み手が自分で付け加えるべきだというのが、私の持論である。

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 |  わたし  |  コメント(13)

Comment

このブログは大好きで毎日楽しみにしています。
kometto3さんのブログを読むと、共感する部分が多いのです。
同じように思っていたことや、私がなんとなく感じていたことが
(きっと頭の中で整理はできていないはず)
kometto3さんにかかると、文章で上手に小気味よく表現してくれるのです。
さすがだなぁと思っています。

りりな |  2010.08.20(金) 08:50 | URL |  【編集】

長い間、こちらのブログを読ませていただいていましたが、
コメントするのは初めてです。
いつも文章がとても上手で読んでいて気持ちいいです。
そんな理由で毎日楽しみにしている人も
多いのではないかと思います。
このブログが大好きです。


ゲスト |  2010.08.20(金) 09:37 | URL |  【編集】

一番上の幸せな文章が、ちょっと無理してるのがわかって、面白いです。(^^♪
ゆずき |  2010.08.20(金) 10:16 | URL |  【編集】

何を持って不幸というのか

決めるのは他人ではなく自分。
幸せな結婚生活なんて日本人同士でも絶滅の危機に瀕してるのでは無いでしょうか?
カテゴライズは人の好きにさせといて、kometto3さんがおっしゃる通り ご自分の気になる事柄について書けば良いんじゃないでしょうか?結局ブログなんて独り言のようなものですから…。
mia |  2010.08.20(金) 10:21 | URL |  【編集】

筋金入りの・・・

kometto3の筋金入りの底意地の悪さが、なんとも面白いのです。
ご主人あての手紙をカウンターのど真ん中に置いてみたり、自分以外に興味が無いと断言してみたり・・・。
でも息子さんをバイリンガルに育てた事は本当に素晴らしい功績としてどうぞ鼻高々でいらしてくださいませ。
ところで24/7とはどういう意味なのでしょうか?
ひまわり |  2010.08.20(金) 11:51 | URL |  【編集】

替わりに・・24/7の意味でしたら
24時間と7日間との意味なので一日中
という感じでしょうか。
ume |  2010.08.20(金) 12:08 | URL |  【編集】

私は海外で貧乏暮らしをしています。ただそれでも今の人生で満足していればいいのではないかと思います。私もはたから見ればそんな思いまでして、国際結婚なのって言われそうですが満足しているので、構いません。幸せって外からでは見えませんよね。
貧乏主婦 |  2010.08.20(金) 14:02 | URL |  【編集】

外国に暮らして数年、すでにリタイアした主人共々。日本人以外のご主人を持った奥さんの、多くのかたの共通項は、ここでの幸せというより、日本に向けての幸せ発信。うまくいえないが、例え旦那は金なし、職なし、前妻にたくさんの子供ありでも、日本の友達や知り合いにはわからないから、幸せ奥さんを演じられる。
日本で暮らす人たちも、演技者だから、どうこう言えないかもね。
菜々 |  2010.08.20(金) 14:07 | URL |  【編集】

反論したくなったのですね。
気にもとめない強さを持ってくださいね。
バックス |  2010.08.20(金) 21:02 | URL |  【編集】

日本語のサイトを徘徊していてたまたまどこかから辿り着きました。パラパラとコメント自体を読んでみました。むしろ励ましてさえいるようなコメントと受け取れました。みんなそれぞれに大変なことがあるからがんばってという。自分は離婚後も気楽にやっていると言いつつご自分のことを不幸な日本人妻というカテゴライズしていらして、そこにkometto3をアイデンティファイしていらっしゃるよう。

わたしにはkometto3が不幸な妻という印象はありませんでした。エルサレム暮らし17年です。日本人妻さんたちにもお会いして来て、母国や母語を離れそれぞれが言葉の壁と向かいそれぞれの現実を生きている。場所は違えどそういう現実にいらっしゃるおひとりだという印象でした。


Sarah |  2010.08.21(土) 01:04 | URL |  【編集】

コメントで、母親として失格などと言う方って、よっぽど素晴らしい人格者なんでしょうね。お見それ致します。


Kometto3は、誰に媚び売る事無く自由に書けばいいと思います。


不快に思われたら、削除して下さいね。




ゆう |  2010.08.21(土) 04:23 | URL |  【編集】

コメットさんの文章、ブログが好きで毎日覗きに来ている者です。

私は今、夫と二人で幸せに暮らしているんですが、周りの人から見ると“不幸”に思われることもよくあります。
とくに、子持ちのご夫婦や定職(公務員など)についている旦那さんを持っている奥さまからは、よく「かわいそうね」とか「大変ね」「よくやってるわね」なんて言われれしまいます。

最初は、プライドも傷ついたしもう会いたくないって思ったんですが、今ではだいぶ慣れました。
だって、別に私は自分たちを不幸だなんてぜんぜん思っていないんですもん。
夫は優しいし、自由業ですが頑張って働いてくれています。子どもは欲しかったけど、DINKSも思ったより快適でいいな~なんて最近思い始めています。

人は勝手に判断するんですよ。でも、人間死ぬ時に「イイ人生だったな」と思えればいいんだと思います。今、他人に不幸だと思われたって、その“自称・勝ち組”の人たちがどこで転んでしまうかもわかりません。

人は、すぐ羨ましがって妬みますよね。だから、私は“下”に思われている方が楽でいいなと最近思うようになりました。
実際、心の豊かさは保ちながらも、誰にも変に嫉妬されない生活ってかなり気に入っています。

すみません、私ごとばかりだらだら書いてしまいました。

コメットさんのブログ、これからも楽しみしていますね!
うさ |  2010.08.21(土) 10:56 | URL |  【編集】

間違っても、Kometto3がそうだということではないですよ。

私はかくいうその自分を可愛そうだと思っている「日本人妻」なのですが、、、。

確かに、周りには、「私ってすっごく幸せっ!!」っていう「日本人妻」にはあまり遭遇しませんね。
でも、それって、どこの国でもなに人でも不幸な人はいますよね?

気の持ちようと、結局はこのブログのタイトルと同じで、誰にもわからないということでしょうか。。。
きっちょむ |  2010.08.23(月) 19:52 | URL |  【編集】

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