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怪しい封筒

2010.08.15 (日)



差出人の名前がない白い角封筒が郵便受けに入っていた。

セキュリティ封筒という、中身が透けないタイプのものだ。受取人は夫。差出人の住所は私書箱になっている。

薄くて硬い四角いものが手に触れた。プラスチックか。番号が並んでいる感触がある。いやな予感がした。

助手席に座っていた次男に聞いてみる。

「この中身なんだと思う?」

「クレジットカードじゃない?」

夫は私に内緒で新しいクレジットカードを作ったのだろうか。あるいは、どこかのメンバーシップ・カードだろうか。

私は最近夫の携帯の履歴を見ていないが、夫は相変わらずしょっちゅう充電している。週2回のお医者の予約以外はめったに家を出ないくせに、家にいる間もずっと自室に持ち込み、つけっぱなしにしているせいだ。

いつものマスターカードの明細には、ルーマニアの生花店での2回の買い物以来、それらしきものはない。

私がお金の管理をしているので、夫の動きは逐一わかる。クレジッドカードだけでなく、銀行からの現金引き出しも、私に見つからずにやることはほぼ不可能である。

勝手に開封して、届かなかったことにしようかと迷ったが、台所のカウンターの上に目立つように置いた。夕方には封筒が消えていた。

夫は何も言わない。


         *


夫が台所にいて、子どもたちもリビングルームでこちらの会話が聞える場所にいたとき、私は夫に聞いてみた。

「ここにあった封筒、開けたの? 次男がクレジットカードみたいだって言ってたけど。」

「あれは間違いなんだ。申し込むつもりじゃなかった。キャンセルしたと思ったけど、できてなかったのかな。これからキャンセルするから。」

また見え透いた嘘をつく夫

クレジットカードの申し込みには、いろんな情報を入力しなくてはならない。うっかり申し込むなんてありえないし、そもそも申し込みを試みたことで「有罪」なのだ。

すでにうちにはクレジットカードが2枚ある。キャッシュバックのためにそれだけにチャージしている。新しいカードを作る必要は全くない。

これは、夫がルーマニアに使うための口座だ。支払いは PayPal か。あるいは、夫がタイ女のときに作った銀行口座にいくらか残りがあるのか。全部は閉鎖しなかったのかもしれない。

「クレジットカードを作ったり、すぐキャンセルしたりすると、クレジットスコアに響くじゃないの。」

私はわざとルーマニアの件を持ち出さなかった。

「いや、大丈夫だよ。心配しなくていい。」

そう言って、夫はそそくさと2階へ上がって行った。


         *


どうしてあんなことをするんだろう。

ルーマニア女とチャットしたければすればいい。でも、お金を渡すとなると、話がちがう。

長期療養中の間は、これまでの半額しか給料がもらえない。しかも、来年3月には職場復帰を要請されるかもしれない。でも、夫の部署はレイオフばかりで、夫のかつてのポジションはもうない。

G氏のスタートアップはまだ利益を出していないし、先行きがどうなるかわからない。そうでなくても、私がお金のことでいつも不安になるのを夫は知っている。

「夫の稼いだお金だから。」と、見て見ないふりをしようとしても、夫がコソコソやっていることの一つ一つが、私の心の底に溜まっていく

夫が自室に鍵をかけるのも不愉快だが、私はふだんは自由にさせている。

急ぎの場合などでノックしても反応がなかったり、ドアが開くのが遅かったりすると、「鍵をかける必要があるの?」と嫌味を言うくらいだ。でも、夫はやめようとしない。


         *


夫のクレジット・レポートを取り寄せれば、たぶんこの新しいカードの発行人や使用額がわかる。もしかしたら、私の知らない銀行口座やカードの情報もレポートに載るかもしれない。

新しいカードがクレジットカードである証拠はない。

やはり開封すべきだったか。そして配達ミスだと知らん顔しておけばよかったのだ。

夫がシャワーに入っている間に、財布の中を調べるという手もある。精神衰弱でERに連れて行かれたときも、財布を私に渡そうとしなかった夫である。私に見られたくないものがいろいろ入っている。

でも、子どもたちが夏休みで家にいる間は、夫の部屋で探しものはできない。

私がルーマニア人への「献金」をどう思っているか、彼らは知っている。以前はいろいろ話したが、もう子どもたちを巻き込まないことにしたのだ。

他の誰にもこんな相談はできない。

このブログだけが私の confidant (秘密を打ち明けられる相手)である。




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 |   |  コメント(5)

Comment

男って、お金があってもなくても、女におぼれちゃうのよね。
有名人はスキャンダルになって、どちらかが、もしくは誰かが得をするんだけど。

男性のコメントがほしいわね。
Piko |  2010.08.15(日) 13:33 | URL |  【編集】

kometto3にとってこのblogが心をopenにすることが出来るものならば、彼のそれはなんでしょうか。別れるつもりはないとおっしゃる。少なくとも、kometto3が受け取るだろう遺族年金は彼が長年働いてくれたものからでるものですよね。kometto3はご自分で岸から遠くへ遠くへ離れようとしているように見えます。同じ、二人で行く生活ならば少しでも楽しいほうが良くはないですか。彼は良いhusbandですよ。きっと必ず、静かな老後がありますよ。
ぐらんちゃちゃ |  2010.08.15(日) 22:17 | URL |  【編集】

感謝と愛情表現って、お互いに示しあって初めて相乗効果が期待できるものですよね・・・。

過ぎ去ってしまわないと「過去」にはできないものだし・・・。

と・・・思いました。
りゅうこ |  2010.08.16(月) 09:05 | URL |  【編集】

ご主人のお仕事が安定したらKommet3の気持ちも落ち着くのかなぁ? と考えてみました。
ブログの更新いつも楽しみにさせてもらっています。
タラレバ |  2010.08.16(月) 13:41 | URL |  【編集】

今日、自分とこもけんかして、こちらがやむ負えず折れての謝罪。Kometto3の忍耐に敬服。やはりご主人のお仕事が安定すると新たな展開があるのかなぁ?
いろは |  2010.08.16(月) 22:07 | URL |  【編集】

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