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やっぱり私に聞いてほしい夫

2010.08.14 (土)



朝早く台所のカウンターでパソコンをしていると、夫がやってきて言った。

「少しは気分がよくなったかね。」

昨日は特に何もなかった。小さなことにいらついたりしたが、普通にふるまっていた(つまり、いくらか文句を言った)つもりだったし、右ひじは完治していないが、体調は悪くなかった。

"Just fine." という返事しか思いつかない。

私の朝一番の楽しみで、紅茶を飲みながらNPRラジオを聞きつつNYタイムズを読んでいる。

子どもがまだ起きて来ない静かな時間は貴重である。それに、いくら慣れても、英語を読むには日本語の何倍も集中しなくてはならない。なんで邪魔をする?

私は生返事をして画面に戻った。


            *


夫は睡眠パターンと同じく、食事もかなり不規則である。減量が一段落してからは、もうセロリとハマスだけという極端なことはしなくなったが、早朝や深夜にターキーとチーズのサンドイッチを作ったりする。

私はモニターの文字を黙って追っていた。夫はサンドイッチを作り始めた。

「昨日はまたおかしな夢を見たよ。でも、眠れないっていうことはなかったな。」と独り言みたいにしゃべり始めた。私は、「ふーん。」くらいの相槌をした。

しばらく間があって、夫が私に聞いた。

きみはぼくがどういう気分か、ぜんぜん聞かないね。」

あーあ、また始まった。こういう話は定期的に持ち上がる。

「何を聞けばいいのか、わからないのよ。子どもたちに聞いてもらったら?」

「まだグーグー寝てるよ。それに、あいつらじゃどうしようもない。内容はなんだっていいんだ。昨日は眠れたの? 3時間ずつかな。それは大変だったわね。いや、そうでもないよ。気分はどう?落ち着いてる。それはよかったわね。G氏のスタートアップはどんな具合?まあまあかな。」

一人二役の会話を延々と続ける夫

「ほら、なんでもいいんだよ。君がそういうことに興味がないのはわかってるけど。」


         *


やはり夫はアメリカ人と結婚すべきだったのではないかと思う瞬間である。私はいっしょに住んでいる人に向かって、毎朝そんな質問をする気になれない。

日本人でもそれらしい会話ができる人はいるだろうし、努力してできるようになる場合もあるだろうが、私はそうではない。

私だって時には「何か聞いてあげなくちゃ!」と自分に言い聞かせ、覚えているときはあれこれ夫に聞いてみる。でも、あまり関心がないので、長続きしない。それに、聞いた内容もすぐ忘れる。

そうでなくても、夫の返事に対して答えようがないときがよくある。

だいたい夫は私に自分が見た夢について詳しく話したがる。私が聞かなくても言う。私はあいづちを打ちながらも、ぜんぜん聞いていない。支離滅裂なありえない話はおもしろくない。

私には共感とか思いやりとかいう資質が欠けている。つまり、利己的なのだ。興味があるふりだけでもすればいいのだろうが、そういうエネルギーや時間が惜しくなる。

それに、私は夫にきょうの気分はどうのこうのと聞かれると、うっとうしい。単なる挨拶がわりの How're you feeling today? であっても、なんらかの返事をせねばならない気になる。それも、めんどくさくい。

もしかしてこういう情緒的な冷たさには正式な名称(診断?)があるのかもしれない。

しかし、こんな私でも非常に関心のあるものは存在するのだから、夫がその対象でないのが問題なのか。


          *


私が夫に関心があるかないか、その気持ちを言葉に出すか出さないかという話は、これまでにも何度もあった。夫は深刻な口調のときもからかっているときもあった。

それにしても、結婚して21年も経ったのに、今だにそういうことを持ち出す夫のしつこさには驚く

私が「察しの文化」で生まれ育ったことは、夫は頭では充分わかっている。そして、私という個人の性格もよーくわかっているはずである。

いいかげん慣れるとか諦めるとかしてもよさそうだが、この調子では、30年や40年いっしょに住んでも、同じ要求をしてくる可能性が高い。

しかし、夫にとっては大事な問題らしい。

「じゃあ、こういうアイディアはどう?」と私は提案した。

「あなたが私に聞いてもらいたいことを1件ずつ小さい紙に書いて、箱に入れる。私はその箱から毎日1枚取り出して、それを読み上げる。くじ引きみたいに。」

そうすれば、私は何をどう聞けばいいのか迷わないし、多少変則的ではあるが、夫の望みもかなう。

本気でそんなことをするつもりはない。夫が一人二役でいやみったらしく会話をしてみせたので、私はカチンと来たのだ。

私のアイディアを黙って聞いていた夫は、いかにもがっかりした顔で言った。

"Just one?"

冗談半分、本気半分といったところか。

せっかく妥協案を出したのに。こういうことを言われると、私は今週はわざと何も聞いてやらないぞと思う。

【関連記事】
他人を退屈させる3大トピック 2009.09.21
どうしてぼくのことを聞いてくれないんだ? 2009.10.14



<今日の英語>

He polished off the meal.
あいつは、食事をあっという間に平らげた。


次男の食べっぷりを評した夫の一言。



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 |   |  コメント(6)

Comment

それって

自分に無関心な相手を一生養わないといけない旦那さんが可哀想。その日の出来事や気持ちをお互いに聞いたり話すのって、夫婦間のコミュニケーションの大切な部分だと思います。日本人、アメリカ人関係なく。
えと |  2010.08.15(日) 00:25 | URL |  【編集】

英語の訳の質問なんですが・・
例えば「少しは気分がよくなったかね」は「少しは気分はよくなった?」って言っている可能性もあるんでしょうか?ご主人がコメットさんを呼ぶとき「きみが」っていっているのは「お前が」とか「あなたが」とかどういう感じでわかるんですか?うまく質問ができないんですが。英語って単語がすくないから、外国人どうしはどうやって言葉の違いがわかるんですか?コメットさん的にはご主人は「きみ」って呼んでいるように聞こえるんですか?逆にコメットさんは「あなた」と呼んでいても、もしかしたらご主人は「きみ」って言われてるつもりもあるのでしょうか?
本題とまったく違う書き込みですみません。アメリカ人はどうやって言葉で理解しているんだろうと昔から疑問で(ー'`ー;)
でも「YOU」一つでも「きみ」「おまえ」で、かなり言われた感じ方が違いますよね。
自分で聞きたいことがうまく表現できなくてごめんなさい。お暇な時にでも英語はどういう風に聴こえるのか教えて下さるとうれしいです。
りんご |  2010.08.15(日) 01:12 | URL |  【編集】

私も同類です

いつも読み逃げさせていただいています。私もアメリカ人の彼氏は、kometto3さんと同じことでウザイと感じます。黙っていると「俺と一緒で楽しくないの?」みたいな。。。。同僚もそうです。いちいち「週末はどうだった?」と、聞かれるのがウザイ!人の過去の週末の過ごし方を聞いてどうするのか?と、思います。だって、私は別に知りたくも興味もないし!

十人十色ですよ!
cocoriru |  2010.08.15(日) 07:25 | URL |  【編集】

私も感じていたのですが、旦那さんの話し言葉の日本語訳が夫婦というよりも先生と生徒という感じに聞こえることがあります。

夫婦だと、会話の最後に、honey とか dear ってつけるんですが、我が家では、日本人の私が使うとジョークになったり、あるいは、その後に続く会話が要注意だったりするときです。
あみぃ |  2010.08.15(日) 19:33 | URL |  【編集】

知人夫婦もそんな感じです。
でも、そんな夫婦でも恋愛し結婚するほど
お互いを欲した時期があったわけですよね。
出会った頃はご主人と英語で会話するのも、苦にならないほど
彼の全てに興味津々だったろうと想像します。

自由に生き生きと魅力的に泳ぐ魚も、釣って陸にあげた
口をパクパクし、のた打ち回る魚も同じ魚なのに
男女の仲は不可解ですね。
そういう気質 |  2010.08.16(月) 09:32 | URL |  【編集】

すごくすごく同感です。
私のオーストラリア人の彼も朝起きた瞬間から昨夜の夢を語り始めます。興味ないよなんて言えないので、空返事です。
今日一日の出来事報告ももう面倒くさい。そんなに毎日変わったことも起きないよみたいな。でもあちらは次から次に話が出てくるんですよね。本当に返事に困る話題ばっかり。どーでもいいーーみたいな。

って、愚痴になってしまいました。
chunchun |  2010.08.18(水) 12:47 | URL |  【編集】

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