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躁鬱病と生命保険

2010.07.11 (日)



夫と私は2つの生命保険に入っていた。

1つは夫の会社が保険会社と提携しているもので、もう1つは夫の所属するある団体で申し込めるものだった。どちらもグループ割引の料金だったが、会社のほうがもっと優遇されていた。

両方合わせればまあまあの金額ではあったが、もっと増やそうかなと考えているうちに夫はパニック・アタックで休職扱いとなり、しばらくして躁鬱病と診断された。

給与は short-term disability の3ヶ月間は100%支払ってもらえたが、それからは long-term disability という長期の規則が適用されて、半額になった。また、401Kには新たに1ドルも入れられなくなった(これまで貯めた分はもちろんそのまま残っている)。

でも、健康保険が引き続き同じ条件で使えるのはありがたかった。アメリカの保険問題を初めて身近に感じた。

生命保険については、保険料の通知が何度か来た。夫に聞くと、「会社を辞めたら保険も切られるだろう。」とのことだった。私は健康保険と同じく、保険料も給与から差し引かれているとなぜか思い込んだ。


      *


保険会社から、保険料未払いにつき契約打ち切りという知らせが来た。ただし、書類を提出し、審査に合格すれば従業員として再度加入を認めるとある。

夫はこういうことに関わりたがらないが、私が代わりに電話すると「本人ではない」と言う理由で相手は何も教えてくれない。

夫のいる前で私が電話し、担当者が出たら、夫に受話器を渡し、私が代理で話をしてよいという許可を出してもらわねばならない。なぜか夫はそれさえもいやがった。

やっとのことで話ができた。やはり会社は天引きしていなかった。とりあえず審査の書類を送ってもらうことにした。会社が提供する保険では、既往症があっても入れることにはなっているが、保証はない。

不安になって、うちの自動車保険と火災保険を任せている代理店のミシェルにメールした。彼女は有能で率直で信頼できる。

「夫と私の生命保険の見積もりをお願いします。夫はパニックアタックと躁鬱病で休職中ですが、保険に入れるでしょうか。」

しばらくして、ミシェルから電話が来た。

「ご主人はどんな薬を飲んでますか。」

私はすぐに答えられない。何種類も試した上に、どの薬が何のためなのか覚え切れない。

「夫に確認してメールします。躁鬱病だと、生命保険に新たに加入するのは無理ですか。」

「状況によりますね。薬の種類、どれくらいの期間か、自殺しようとしたことがあるか、入院したことはあるか、現在の症状はどうか。一概には言えません。」

「夫は会社を休んでいるんですが、その場合はどうなりますか。」

「絶対無理とは言いませんが、難しいですよ。でも、うちには生命保険の専門家がいますから、ご相談に乗ることはできます。」

私は電話を切った。

ミシェルの口調から、夫が復職するまではまずだめだろうと思った。

夫はなぜか平気そうだ。最初からあきらめていたのだろうか。

夫が死んだら、あとのことは残される私と子どもたちの問題だ。少なくとも、彼らが大学を卒業して就職するまでは、いろんな意味で夫の後ろ盾が要る。


          *


躁鬱病の人も加入できる生命保険を調べてみた。

あることはあったが、いくつかの条件をクリアしていないと話にもならない。そして、4つも5つも申請してすべて断られたという人たちの相談があちこちに出ていた。

夫のように long-term disability で働いていないケースはまず却下される。カウンセリングは毎週、精神科医には隔週で通院している点もマイナス。

自殺をほのめかした夫をERに連れて行ったのも、だめらしい。入院をしないで帰ってきたのはまだしもよかったと思われるが、「ERに行ったという事実」がいけないのだろう。

夫が復職して、2~3年間は仕事を休まず、入院もせず、投薬で症状がコントロールされ、家族や友人らのサポートがある場合に限って、おそらく高めのレートで加入できる。運がよければ。

ミシェルには連絡しないことにした。たぶん彼女も何も言って来ないだろう。

「誰でも自殺で死亡した場合は生命保険が下りないはずなのに、自殺の可能性が高いという理由で躁鬱病の人が加入できないのはおかしい。」という怒りのコメントをたくさん読んだ。

うつ病の場合はどうか。躁鬱病よりは軽症と見られているのだろうか。リサーチ疲れでまだ調べる気になれない。

どっちにしろ、体の病気よりもメンタルな問題を抱える人に世間は厳しい。これだけ抗うつ剤が処方されているアメリカでも、私は誰にも自分の病歴を話さない。

私は最初からそんなに高額の保険には入っていなかった。無収入の私が死んでも、夫と子どもの生活に金銭的な影響は少ないから。

もし今から加入金額を上げようとしたら、審査に通るだろうか。私はもう10年も抗うつ剤を飲んでいるのだ。

主治医のいうように、服用を止めたほうがいいのか。今は一錠20mg。半分に減らしたことはあるが、元に戻した。あれほど抵抗のあった抗うつ剤なのに、今は中止するのに二の足を踏む


         *


退職した場合の生命保険について、夫の会社のサイトで読んだ。あまり詳しく書いてない。

退職時の年齢が65歳ならば、退職と同時に5000ドルに減らされる。65歳未満ならば、退職直前の加入金額の50%(ただし最大は2万5千ドル)になり、65歳になったらやはり5000ドルに下がる。毎月の保険料がいくらになるのかは書いてない。

5000ドル? 44万円? 葬式代だけは出すということか。

でも、2006年度のニューヨーク州での成人葬儀代金は平均7150ドルだったというデータがある。これはフルサービスの場合で、通夜と葬儀の手配一切、遺体の輸送、エンバーミングその他の準備、施設の使用料、霊柩車、リムジン、棺を含む。ただし、お墓の費用は含まれない。

私は葬式もお墓も要らないが、死体の火葬は必要だから、運送料と火葬代金と骨壷は払わねばならない。

私は死んだら土に戻りたいので、裏庭に埋めてもらえたらいいのだが、遺言にちゃんとそう書いたかどうか思い出せない。

生命保険のことから始まって、「死」の事務的なことをあれこれ考えた日だった。


<今日の英語>

Don't lose sleep over it.
眠れないほど心配するな。


自分の結婚式の細かい段取りで悩んでいる女性に、「そんなに気にしないで大丈夫。どっちの親族が何人来て誰が誰と入場したかなんて、あなたと花婿以外はすぐ忘れますから。」とアドバイザーの一言。



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 |   |  コメント(2)

Comment

いいタイミングでした。

1週間後に結婚式を控え、ナーバスになっている息子に、<今日の英語>メールしました。
Piko |  2010.07.11(日) 07:53 | URL |  【編集】

いつも参考にしております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
生命保険の選び方 |  2010.07.17(土) 22:21 | URL |  【編集】

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