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井戸水フィルター

2010.07.02 (金)



出先から戻ったらしいダレルから電話があった。

「メッセージ受け取りました。オフィスから別の請求書を郵送します。」

「500ドルが正しいんですね。」と私。

「うちは実際にかかった費用しか請求しません。」とダレル。どうしてオフィスが2倍も請求したのか、彼は言い訳もしないが、謝罪もしない

しかし、こんなことで原因究明しようとしても無駄である。「うちの手違いですみません。」なんて言葉はどこを押しても出てこないことはわかりきっている。

郵便で正しい請求書が届くのを待つことにして、電話を切った。屋根の修理は、これが片付いてからだ。


      *


うちは上下水道とも「自前」である

飲料水は井戸水をモーターで汲み上げて地下室のタンクへ貯め、下水は裏庭に埋めてある浄化槽へ行く。

井戸水用のタンクにはポットくらいの大きさの濾過装置が横についていて、定期的にフィルターを換えなければならない(浄化槽も何年かに1回はクリーニングが必要だが、これは専門の業者に頼む)。

この家に住み始めた頃、水道の蛇口から細かい土みたいなもの(夫はこれを silt  沈泥と呼ぶ)が混じって出てきた。

井戸堀りの会社の人が「深すぎたかもしれません。しばらくすれば消えますよ。」といい加減なことを言って、採水点を何フィートか持ち上げた。

それなのに、15年経った今でも、フィルターにはかなりの量が残る

井戸水タンクのフィルターだけでは心配なので、台所の蛇口には Brita をつけている。

      *


フィルター交換は最初のうちは夫がやって、私はただの助手だった。ペーパータオルを渡したり、バケツを支えたりしただけで、ぼんやり見ていた。

まず、タンクやボイラーにつながるレバーをいくつか締めたり開けたりするのだが、どれがなんだか私にはよくわからず、理解したくもなかった。下手な事をして壊すのが怖かったし、汚いのもいやで、夫に任せていた。

でも、夫がフィルターを換えて装置を元に戻すと、なぜか必ず水が漏れてしまい、何度もやり直すはめになった。そのたびに夫はののしり、わめいた。

「私のせいではない」と頭ではわかっていても、見ていただけの私は夫に責められているような気がした。

私はそれを聞くのがいやで、夫に「そろそろ井戸水のフィルターを換えて。」と頼むのもいやで、換えたあと夫がいかにも大仕事をしたという態度になるのがいやで、何年か経ったある日、自分でやろうと決意した

「もしうまく行かなかったら、呼ぶから。」と念のため事前に夫に通告しておいた。夫は「わかった。」と言いつつ、いっしょに地下室へ来ようとはしなかった。

私は説明書を初めてじっくり読んだ。装置についているゴム製のリングに Vaseline (ワセリン)を塗ると、水が漏れないと書いてあった。夫はそんなことは一度もやらず、力任せに締めていたのだ。

どの順番でどのレバーを開閉するのかも覚え、多少の水漏れにも対処できるようになり(一度でできなければ、黙って自分でやり直せばいい。たいてい2度目でうまくいく)、ここ10年くらいは私の担当になった。

こうやって、不愉快なできごとが一つ減った


        *


井戸水なので、水温は非常に低い。真冬はもちろん、夏でも決して楽しい作業ではない。それでも、夫のののしり声を聞くよりマシだ。

フィルターをはずすと、これまでに貯まった泥や濾過中の水でずっしりと重い。

そうでなくても、「使う人のことをほんの少しでも考えたら、こんなものを売るはずがない。」と思わせるくらい、やりにくい。

日本ほどの決め細やかさは求めないが、「もう少しどうにかならんのか?」というものがアメリカには多すぎる。最近でこそ、多少使い勝手のいいデザインも出回ってきたが、10年前の製品には情けないものがある。

しかし、そんなことは言っていられない。

フィルターは半年に1回の交換がお勧めと書いてあるし、沈泥が混じる家の場合はもっと頻繁にやるべきなのだ。

困ったことに、私の右腕の痛みはいっこうによくならない。力仕事ができる状態ではない。

子どもたちは今まで一度もフィルター交換をしたことがない。それどころか、私は彼らが学校に行っている静かなときに済ませていたので、手順を見る機会すらなかったと思う。

子どもたちは要領が悪いが、私より背が高く、なにしろ若い。

夫に期待できない今、子どもたちに覚えてもらうしかない


       *


先週も、天井に付いているセントラル・エアコンのフィルター交換を長男に初めてやらせた。

本当は前にやったことのある次男を呼んだのだが、「次男はいま戦っているから(=ゲームの真っ最中)、ぼくがやるよ。」と長男が代理で現れた。

その代わり、長男がゲームで正念場のときに私が何か頼めば、今度は次男が代わりにやるという暗黙の了解らしい。「ゲームのためなら麗しき兄弟愛」の2人。

フィルター交換は2人がかりになりそうだが、彼らが大人になってもしかして井戸水の家に住まないとも限らない。

夫みたいに下手なやり方をしてわめかないように教育しておくのも、私の仕事である。


<今日の英語>

It's now or never.
やるなら今だ。


ウィンブルドン女子準決勝で、勝敗を左右しそうなポイントを前にコメンテーターの一言。グランドスラムで決勝に進めるチャンスはめったにない。今やらないと一生やらないで終わる。相手に行動を促すときに言うせりふ。



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