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夫の携帯テキスト履歴

2010.06.24 (木)



夫が最後にルーマニアへ送金してから6週間が過ぎた。

その後、お金の話は出ていない。クレジットカードにもそれらしき名目はない(ただし、オンライン支払い代行業者を通しての49ドル、79ドルのチャージはまだある。定期的だから、なにかのメンバーシップかもしれない)。

先週、G氏のスタートアップは、投資家やクライアントになりそうな会社と大きなミーティングを行った。夫は正式に働いていないので、そういう場には顔を出さない。

G氏の計画がどれくらいうまく進んでいるのかわからないが、プロジェクトは大きくなるばかりで、夫は私も知っている友人2人に協力を頼んでいる

まだ利益が出ていないのに、どういう条件で仕事をしてもらうのだろう。

そのうちの1人DHは中西部でセミリタイアメントの生活なので、おもしろければ参加するかもしれない。

もう1人DLはコンピュータの専門家だったのに、大会社を辞めて、小さい会社に移り、その会社がつぶれたのか、今はESLの先生をしているという。

そういえば、DHもDLも、私が日本にいたころからの知り合いで、唯一いまだに何らかのコンタクトがある人たちである

でも、それも年に1回夫宛にメールがあるかどうかで、DLにいたっては、おそらく夫も5年くらい連絡を取っていなかったと思う。

私だったら、今さら彼らに話をもちかけるのはためらわれる(DHは、私が思い出したくない日本人やアメリカ人の近況を共通の知り合いだというだけでわざわざ教えてくれるので、避けたいくらいだ)。そういうところは、男のほうがあっさりしているのかもしれない。


        *


夫は相変わらず自室のドアを閉める。エアコンがあっても暑いらしく、たまには開け放すが、電話あるいはテキストでチャットするときは鍵までかける。

そうまでして話をしたいのか。

送金は今のところ止まったが、ルーマニア人とのつながりは切れていない

次男が卒業するミドルスクールでセレモニーがあった。生徒たちは4時45分集合。8年生だけとはいえ、生徒全員に親兄弟や祖父母らも見に来る。お迎えですれ違わないように、次男に携帯を持たせようと思った。

次男は携帯を持っていない。長男は友だちの家に行っていたので、借りることができない。私はもちろん自分の携帯が必要だ。

夫の部屋をノックして聞いた。

次男にあなたの携帯を貸したいんだけど。」

ドアが開いて、夫が「まずいな」という顔をした。夫はDHと電話中だった。

ふだんは夫の携帯を借りることはめったにない。夫も携帯を持たずに出かけることがしょっちゅうだった。

でも、最近の夫は携帯をいつも自室に置いているし、頻繁に充電しているし、前に送受信記録を覗いたら、ルーマニアの電話番号があったし、携帯で連絡を取り合っていることは明らかだ

でも、今日は断ることができない。しぶしぶ私に渡した。


         *


セレモニーが終わって、無事に次男と落ち合うことができ、7時半すぎに家に戻った。夫はまだ電話をしているらしかった。

ふと思いついて、夫の携帯の送受信履歴をもう一度見てみた

原始的な携帯なので、あまり詳しくは出ない。

Voice には自宅といくつか州外の番号があっただけだった。

ところが、Text の記録を見たら、23件入っていた。夫が出したものは2件ほどで、ほとんどはルーマニア人とおぼしき人たちからだ。前に、夫が閉め忘れたヤフーチャットの画面に出ていたのと同じような名前が見える。

「ハーイ!」という挨拶だけのものもあれば、「だいじょうぶ?」とか「もう寝なくちゃ。」とか短いメッセージもあった。「お金は受け取った。」というのも1つあった。そして、「いま、電話してくれる?」というのがかなりあった。

おそらく夫は携帯に入ってくるテキストを読んで、スカイプかヤフーチャットを始めるのだろう。

送信者のID(ニックネーム?)を紙に書き写していると、

「携帯の何を書いてるの?」と長男。

いろいろ。あとで必要になるかもしれないから。」

紙を折りたたんで、ショルダーバッグにしまい、携帯はオフにして、台所のカウンターに置いた。


       *


ほどなく、夫が2階から下りてきた。

「携帯は?」

セレモニーの話より携帯のほうが大事なのか。

「ここに置いてあるわよ。」と手渡した。

すると、夫は電源を入れ、その場で何かをチェックした。ルーマニアからのテキストだったら、今日は入ってませんよ。

「充電したほうがいいんじゃない?」と私。

その必要はないと知っていたが、ひとこと言いたくなった

「いや、まだ大丈夫だよ。」

「そう? この頃よく充電してるみたいだから充電したいのかと思って。」

「どうかした? なにか怒ってるの?」

「なんでもない。」

「その "Nothing" は知ってるよ。なんでもなくないだろう。なにかあったのか。」

「オーディトリアムで2時間も座っていたからよ。疲れてるの。」と私。

つとめて冷静に嫌味を言ったつもりだったが、私の顔や口調に不愉快さが表れていたのだろう。なにかって、原因は自分が作ってるんじゃないの

夫は今後は携帯を隠すようになるかもしれない。あるいは履歴を消すかもしれない。

紙に書き写した情報をパソコンに入れておこう。これまでに入手した情報と照合しなくてはならない。

でも、お金が出て行かないならほっておこう、どうでもいいじゃないのとも思うのだ。

それより、家の修理とか子どもの大学とか貯金とか、もっと重要で差し迫ったことがある。夫と私の話は今すぐどうのこうのという問題だろうか、それらが片付いてからでもいいじゃないかという気持ちになってきた。




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