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空の巣 疑似体験

2010.05.30 (日)


先に長男を登録したコンピュータ・キャンプに、次男も登録した。

友だちのニックといっしょに行くと言いながら、二人とも行動が遅い。私はてっきりその話は立ち消えになったと思っていた。

少し前、ニックのお母さんが次男を迎えに来てくれたことがあり(ありがたい送迎つきのプレイデートだった)、彼女はキャンプのカタログを手に持って、「ニックは次男君と行きたいと言ってるんだけど、いつがいいかしら。」

うちはいつでもいいので、お宅の都合に合わせますと答えたのだが、その後も連絡がなかった。

次男とニックは学校で毎日顔を合わせるし、自宅でもメッセンジャーやゲームでしょっちゅう話をしている。それなのに、こういう大事なキャンプの打ち合わせをしないのだ。

「早くしないと、空きがなくなるわよ。」と私は何度もせっついたが、そのうちアホらしくなってやめた。

親がそこまで言ってやらないと行動しないなら、すごく行きたいというわけではないのだろう。別にあんな高いキャンプに兄弟そろって行ってもらわなくてもなくてもいいのだ。

そうしたら、夕方ニックから「キャンプを決めよう。」という電話がかかってきた。ニックのお母さんの声が電話の向こうから聞こえる。あちらも、やいのやいの言ったのだろう。

クレジットカードの番号がいるので、私のPCでキャンプのウェブサイトを開いた。

次男は、「ニック、どれにする? Half-Life 2? OK. いつ? 最初の週? 次の週? ぼくはどっちでもいいよ。じゃあ、最初の週。OK、じゃあね。」

1分もかからないで、決まった。

兄弟割引と友達割引で合計100ドル安くなる。それでも1300ドルかかる。長男が1400ドルだから、2人合わせて2700ドル。これをたった1週間で使い果たしてくれるのか。


         *


次の日、キャンプの運営会社から電話があり、次男とニックの申し込んだプログラムは1人分しか空きがないと言われた。ニックの家にはすでに留守電を残したそうだ。

その週の他のコースにするか、今のコースで翌週にするか。

翌週なら、長男と同じ時期となる。私としては、送り迎えが1回で済むから都合がいい。でも、早くしないと翌週の枠もどんどん埋まってしまう。

キャンプの人が、「とりあえず次男くんだけ、同じコースの翌週に動かしましょう。そうすれば、あとでニックを動かすときに1人分だけ確保できればいいので。」

早く申し込まないから、こういうことになるのだ。

これが女の子たちだったら、ちゃんと相談して、さっさと申し込んで、今頃は何を持っていくか話し合っているころじゃないかなあと、女の子を産まなかった私は思う。

小さいころから、どうも女の子のほうが精神的な成長が早い気がする。

男の子は育つのが遅い。うちなんか、特に生活面で幼稚園児と変わらない思考・行動をしてくれて、ときどき私は愕然とする。

学校から帰った次男に事情を説明し、まもなくニックから電話がかかり、2人とも同じコースで2週目に登録し直した。

というわけで、7月の第2週は長男も次男もキャンプで寝泊りすることになった。そのあいだ、この家には夫と私と猫2匹だけが残される


          *


子どもたちが初めて1週間の寝泊りキャンプに行ったのは、5年くらい前だった。

最悪の修羅場からすでに数年が経っていたので、夫と私の間はもう落ち着いていた。寝室は別だし、セックスレスだし、ハグもキスもなかったが、言い争いも涙も怒鳴り声もなかった。表面的には穏やかな毎日だった。

子どもたちを1時間半離れたキャンプ施設に送り届けて、夫と私は家に向かった。私は疲れていたので、夕食を食べて帰ろうと提案した。

うちから30分くらい離れたところに、このへんでは珍しくまともなレストランがあり、何度かランチを食べたことがあった。

少し時間が早かったせいか、私たちのほかにはちらほらとお客がいるだけで静かだった。

私たちはメニューを見て注文し、料理が来るまで、キャンプのことを話した。傍目には、たぶんうまくやっている中年夫婦に見えたと思う。子どもをベビーシッターに預けて、ディナー・デイト? 

私たちはふだんそんなことはしない。だから、急に2人だけで外食すると、居心地が悪い。なんだか芝居をしているような気持ちになる

家に向かう途中もたいして話すことはないのに(本当に話すべきことには触れない)、夫は沈黙がいやなのか、どうでもいいことをしゃべる。そして、家の中に入ると、子どもたちがいないので、しーんとしている。

そっと現れた猫たちを見て、私たちは「子どもたちがいなくて、猫ものんびりできるだろう。」というようなことを話した。そして、夫は自室でパソコンを始め、私は自分のベッドで本を読んだ。


        *


それまでも子どもたちが友だちの家で寝泊りしたり、地元のキャンプで同時に1泊したりということはあったが、2人とも丸々1週間いないのは初めてだった。

「空の巣」の疑似体験となった。

子どもたちが家を出たら、夫と私はどうするのか。私は具体的なことは考えられず、夫は何も言わなかった

そうして何の話もしないまま1週間が過ぎ、夫と私は子どもたちを迎えに行った。



<今日の英語>

He practices what he preaches.
彼は、自分の教えを自らも実践する。


経済アナリストがある投資家を評した一言。「彼はリーマンショック以後も慌てて株を売却しなかったので、当時の損失は50%だったが、いまは10%まで持ち直している。いつも人に説いている考えを自分でも実行する人だ。」




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 |  わたし  |  コメント(3)

Comment

はじめまして。いつも拝読させていただいています。

私がこのブログを読むのはリアリティーがあるからです。それは真実でもなく、道徳的正しさでもなく、善悪でもなく、同調でもなく、生存に有利な思考でもないと感じています。

リアリティーのない環境にずっと身をおいていると、私は死にたくなります。
だからこのブログが好きです。
ありがとう。
ゼブラ |  2010.05.30(日) 14:27 | URL |  【編集】

段取りの悪いぼくちゃん達には将来しっかりした女がつくから、ほっておけば大丈夫。
ゲスト |  2010.05.30(日) 22:59 | URL |  【編集】

二人だけのぎこちなさ・・・、よく分ります。このままでいいはずが無いといつも思ってはいるのですが、きっとこのままなんだと思う・・・。
りゅうこ |  2010.05.31(月) 08:45 | URL |  【編集】

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