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クルム伊達公子のインタビュー

2010.05.27 (木)


昨年末にサフィンが引退してから、いまいちテニス観戦に身が入らない。

なにごともご贔屓があってこそ熱中できるものだ。

それでもフレンチオープンはネットとテレビで毎日追っている。プレミアムのテニス・チャネルは、うちにはない。もっぱら ESPN で録画を見る。

今年はデルポトロが欠場。去年の全米オープンでフェデラーを破って優勝して以来、お気に入りだったので(そのときの過去記事はこちら)、残念である。

その代わりといってはなんだが、去年の全仏オープンでナダルを破り、決勝でフェデラーに負けたロビン・ソデルリングに勝たせたい。彼の試合ぶりもいいが、静かな話し方もいい。 ああいうのは melodic (メロディーのよう)な声というのだそうだ。

ベラルーシのヴィクトリア・アザレンカが初戦で敗退して記者会見をすっぽかし、4000ドルの罰金を課されたとか、錦織圭が初戦を突破したとか、アンディ・マリーが危ないところで勝ち抜いたとか、1回戦からおもしろいことがいろいろあったのだが、サフィナとクルム伊達の試合で、すっかりかすんでしまった。

   
       *


私は伊達選手が出場していることも、ましてや初戦の相手がサフィナだとも知らなかった。

去年のウィンブルドンで17歳のカロライン・ウォズニアキに初戦で負けたとき、伊達選手のかなりブロークンな英語を初めて読んだ(記者会見でのやり取りを書き起こしたもので、音声はなかった。そのときの過去記事はこちら)。

ただし、あの試合はそれほどニュースにならず、インタビューも短かった。

ところが、今回は元ランキング1位で去年の全仏準優勝者サフィナが相手。しかも、背中の怪我で長い間休んでいた彼女が、例によって自滅してしまった(気の毒で見ていられない)。それも、優勝決定戦ならともかく、1回戦で。

伊達選手はふくらはぎに怪我をして、3回もタイムアウトを取り、歩くのも難儀そう。しかも、彼女はあと数ヶ月で Big Four Oh つまり40歳になる。

このコートでは次にナダルが試合をするとあって、サフィナ・伊達の3セット目には観客席が満員となった。

注目度が違う。


       *


大会公式サイトにある伊達選手の記者会見ファイルは、なぜか今年もトランスクリプトだけで、音声はない。他の選手と同様に、彼女の発言をほぼそのまま再現している。

基本的な文法の間違いが目立つ。たとえば、

He love the tennis.  (loves.  the は付けない)
What you mean?  (What do you mean?)
Last year I play Saint Gaudens.  (played
Even when I lost, much better feeling, my feeling. (I felt much better. )


時制や数、冠詞が混乱する。前置詞や主語を忘れる。名詞を動詞の代わりにする。「それで、それから」と言いたげに、So, Then, And が頻繁に出てくる。

頭に浮かぶ日本語をそのまま英単語にしている感じがする

つまり、これが典型的な日本人英語なのだ。

疲れているときにちょっと込み入った話を夫にすると、「おかあさん、今の英語、めちゃくちゃだったよ。」とよく長男に指摘されるが、きっとこんな感じになるのだろう。

言わんとするところはわかるが、これだけ崩れた英語はイメージがよくない。想定できる質問が多いので、少し練習すればかなりちがうと思う。

クルム氏もこの記者会見の部屋にいたらしい。聞かれもしないのに、子どもができなかったことを "Then we tried to make a baby, but nothing happened. "(文法は正しい)と伊達選手は説明したのだが、「レーサーの夫は困惑した表情だった。」とある記者が書いていた。

ふつうは have a baby  という(子どもたちによると、make だと両手で粘土でもこねてチマチマ作るイメージが浮かぶそうだ)。そもそも、そんな事情を説明する必要はない。


         *


それにしても、この記者会見では彼女の冗長な返答にも驚いた。興奮していたのか、延々としゃべり続けている印象を受けた(映像を見ていないので本当のところはわからない)。

ナダルなど英語の下手な選手は少なくないが、たいてい簡潔に答える。

長々としゃべると、言わなくてもいいことを口にしたりして、それだけボロが出るし、何が言いたいのかわからなくなってくる。

伊達選手は気にしていないのかもしれないが、これだけ大きなニュースになった試合の後である。不正確な英語で長々としゃべるのは得策ではない

他の選手は、そのあたりのマネージメントもできているように見える。

もちろん、ふてくされた態度で記者会見に臨む選手もいるが、批判されるとたいてい次は謙虚にふるまう。英語があまり話せなくても、基本的なことはきちんと言えるように準備してくる。勝つことはもちろん大事だけれど、トップレベルになればなるほどテニス以外の部分もチェックされる。

あの記者会見ではもったいないなと思う。




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 |  言語  |  コメント(13)

Comment

私も同じような事を、昨年のアカデミー賞で感じました。“おくりびと”の監督が演壇でほとんどまともな英語が話せなかったとこが、アメリカから応援してた私にはとっても残念でした。
受賞も視野に入れ、少しは準備をしておくべきだったと感じました。

世界で活躍する日本人には、もうすこしこの辺りに目を向けて欲しいです。
tt |  2010.05.27(木) 06:32 | URL |  【編集】

日本の政治家の英語は?

前麻生首相、鳩山首相などお歴々の方々の英語を聞いて、もっと練習なさってもらいたいと思いました。
piko |  2010.05.27(木) 18:19 | URL |  【編集】

同感

子供の事なんてたずねられても、サラッと流して答えなくてもいい。パートナーはさぞかし不快だったに違いない。ペラペラ喋りすぎは、マネジメントができていないと私もおもうわ。
ゲスト |  2010.05.27(木) 23:15 | URL |  【編集】

インタビュー動画

ダテキミコ |  2010.05.28(金) 05:26 | URL |  【編集】

確かに興奮しすぎておしゃべりがすぎるけれど、私は好きです。
彼女をマネージメント出来るようなつわものはなかなか現れないんでしょうね。
英語ができる方達は耳で覚えたようなやっつけ英語は耳障りかもしれません。
でも日本人は間違いを恐れずしゃべるべきだと言われたり、もっと勉強しろと言われたりすると、
ますます自信が無くなるのは私だけでしょうか?
ひまわり |  2010.05.28(金) 08:15 | URL |  【編集】

私もひまわりさんに同感です。

通訳なしで答えているんですよ。
立派じゃないですか。海外で活躍しているスポーツプレーヤーたとえば、メジャーリーガーになった松井(来米して何年にもなるのに未だに通訳なしでインタービュー受けているのをみたことありません。)

確かに文法をきちんとした教養のある英語を話した方が良いのはわかります。でも、たとえブロークンでも自分の思いを伝えたいという情熱が彼女のインタビューからは伝わってきます。少なくとも昔の彼女は英語ができないというコンプレックスから、インタビューさえ拒否していた時代がありましたからね。成長したと思います。

首相や要人が責任ある話をするのとは違うと思います。みなさん、もっと広い気持ちを持てませんか?

日本にいる外国人選手の”日本語”は、愛嬌があって許せてしまうのでしょうか?



ラズベリー |  2010.05.28(金) 08:58 | URL |  【編集】

上記のインタビュー動画を見せていただきました。見るまでは、いったいどんな英語だったんだろう?と、思ってましたが、一生懸命、しゃべっていてふつうの日本人の英語じゃん。。。って感じですよ。恥ずかしながら。。。こちらに10年住んでますが私の英語のほうがひどいです。しゃべるのが仕事じゃないんだから、そんなに気にしなくていいんじゃないでしょうか?下手な英語だからシャイになるのではなく、言いたいことを伝えたいこれも立派な英語だと思います。
コロラド |  2010.05.28(金) 10:06 | URL |  【編集】

どんない酷いかと思って動画を見ましたが、何人かの方々が仰っているように、言わんとしていることはよく伝わっているし、私には逆に飾り気のない好感の持てる内容に思えました。
sungoesup |  2010.05.28(金) 19:55 | URL |  【編集】

私も正しい英語でインタビューに答えるとうのは大して彼女にとって重要なことではないと思います。気持ちが伝わってきてかえってそれでいいんじゃないの?と思いました。あと、アメリカで活躍する人はもっと英語を上手に話すべきだとありますが、彼らは英語が上手くてアメリカで活躍しているわけではなくて、言語と文化の壁を乗り越えて、認められた人たちだからそれだけで日本人として、人前にでてろくな英語を話せない日本人と恥じるのではなくて、日本人として誇りに思うべきだと思うのですが。
Hannah |  2010.05.28(金) 21:18 | URL |  【編集】

グルム氏って?

コメットさんの昨年の記事を読みました。
伊達さんの復帰は、世界のテニス界で暖かく受け入れられてないのかしら。

伊達さんにアドバイスをする人がいないのか、彼女が聞く耳を持たないのかわかりませんが、子供のことを話題にするような失礼な話は、するほうもおかしいし、無視しないほうもおかしいと思います。

グルム氏もスポーツマンなら、彼女にいろいろアドバイスをしないのかしら。このご主人に、とてもいやな感じを持ちました。

日本語を話す外国人のご主人は、3文安!!!
みなさん  ごめん!

piko |  2010.05.29(土) 06:54 | URL |  【編集】

論争になってますね!コメットさんのいわんとなさるところわかります。
日本語と英語では話し方だけでなく考え方、話の運び方も違ってくるので、日本語の思考回路のまま英語で話すのを聞いてると、ダラダラしてしまってて、英語の不達者感が気の毒に思えるし、日本人だけに「気持ちは何とか伝わってくる」ので、なおさら日本語のアクセントも手伝って気恥ずかしいんですよねー。しかも自分の不達者ぶりを理解して控えめに話すならともかく、長々と話してると、この人あまり頭よさそうにみえないなー、とおもってしまったり。そんなことは伊達さんだけでなく一般によくあることで、それも別の外国人よりも日本人に多いのか、日本人に目が言ってしまうかわかりません。ちなみにうちの旦那はベトナム系ですが、ベトナム人のアクセントの英語を聞くと、他のアクセントよりも恥ずかしいそうです。自国語だからでしょうかね。

シネマガール |  2010.05.29(土) 13:45 | URL |  【編集】

インタビューのトランスクリプトを読んでみただけなんですが、ザンネンな感じが漂いますね・・・。インタビュアーの悪意さえ感じるのは私だけでしょうか。選手として頑張ってるとか、人柄がいい選手だとか、彼女に思い入れのある方であれば「彼女らしくて」ってことになると思うんですけれど。
ラオスに学校を建てた話で、インタビュー上の彼女の発言をそのまま受けとると、「日本から近いからラオスに建てたの!!」って印象だけが残ってしまいました。もちろん彼女にとってもそれだけが理由だけではないはずで、komettoさんの受けられた印象と同様、貴重な公式な場なので、もう少しうまくアピールできないのかな、とは感じました。素晴らしい選手なのですからなおさらです。良いマネージメントがつくことを願っています。
mom |  2010.05.29(土) 15:15 | URL |  【編集】

こんにちは。いつも楽しく拝読しております。

伊達さん。試合後のインタビューではありませんが広尾のレストランで一度パーティーが隣り合わせだったことがあります。

歓談の雰囲気から「すべての場面においてこの英語で事足りてしまうんだろうな」と正直感じてしまったのを思い出しました。




jec |  2010.06.01(火) 16:45 | URL |  【編集】

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