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英語の中に出てくるラテン語

2010.05.22 (土)


NYタイムズを読んでいると、たびたびラテン語にぶつかる。

PBSラジオやちょっと真面目なテレビ番組のインタビューなどでも耳にするし、業界によってはラテン語で言うのが普通という言葉もある。

ちょっとスノッブで知的な感じがするが、「無理して気取っちゃって。ひけらかしたいのね。」と思わせる人もいる。

私はラテン語の知識がないので、慣れるまでは辞書を引いていた。

英語だけでも苦労しているのに、なんでラテン語を混ぜるのよ?
と思ったが、そうも言っていられないので、一つずつ覚えていった。文法をゼロから学ぶ苦労もないし、言葉が好きな私には趣味の範疇である。

中には英語から意味が想像できるものもある(むしろ、ラテン語起源の英単語があるからというべきか)。たとえば、

ad infinitum  無限に
alter ego  もう1人の私
de facto  事実上 

法律やビジネスに関する話だったら、

ad hoc    限定目的の
bona fide  善意の、真実の 
mea culpa  私の過ち 
per diem  1日につき、日割りで 
pro bono   無料の、奉仕の
quid pro quo  代償、見返り 
sine qua non   必須条件


こういうのは暗記するしかないが、よく出るのは決まりきった10個くらいなので、たいしたことはない。それに、他のフレーズでも ad や per など共通部分があれば、とっつきやすくなる。

中でも、 pro bono(プロ・ボノ。弁護士などの専門家が無償で行う公共的活動。pro bono publico の省略)や bona fide (ボナ・ファイド)を見聞きしない日はないくらいである。per diem (パー・ディエム)は求人欄でも見る。
【注: カタカナ表記は私の耳に聞こえるアメリカ人の発音】

それでも、ラテン語を混ぜて話すのは、ある程度の生活レベルまたは知的レベル以上の人に限られる。たとえば、ハイスクール中退者が気安く使うとは思えない。


          *


すでに英語になっているものもある。英語になるというのはおかしいが、日本語の中の外来語みたいな位置づけじゃないかと思う。ラテン語だという意識なしで使うから。

ad lib      アドリブ  (ad libitum 思うままにの省略形)
et cetra    エトセトラ
in vitro     体外で (in vitro fertilization は体外受精)
per capita   一人当たり
status quo  現状
versus      対 (たとえば、US vs Russia)
veto       拒否権

大学を優秀な成績で卒業すると、summa cum laude (最優等で)、magna cum laude (優等で)などが証書に書かれる。すると、NYタイムズの結婚アナウンスメント欄に、「花嫁はハーバード大学を summa cum laude で卒業し」という紹介文を出す。

書き言葉でよく見るのは、sic。引用した文章の間違いを正さずに原文のまま載せる場合、間違った語のすぐ後に [sic] と表記する。日本語なら、[ママ]と小さく書くところだ。

古いアメリカ映画に "Quo Vadis" というスペクタクル作品があった。

日本語のタイトルはそのまま「クオ・ヴァディス」。ラテン語の意味は、「あなたはどこへ行くのか?」 これもラテン語だからこそ格調高い響きがするのであって、英語にしたら台無しである。

そういえば、Corpus Christi (キリストの聖体)という地名がテキサス州にある。初めて聞いたときはぎょっとした。そういう名付け感覚は理解できない。

私が好きなのは persona non grata. 日本語では「好ましからざる人物」。外交用語なので、日常使う機会がないのは残念である。


        *


夫は大学の必修外国語でギリシャ語を選択した。

まあ古典の教養として勉強したんだろうが、30年も経った今はほとんど覚えていないと思われる。

高校時代のフランス語もまるでだめ。非常に苦労したらしい。スペイン語でなくフランス語を選ばせた母親が悪いんだそうだ。

そうして、「自分には語学の才能がない。」を言い訳に、子ども2人と猫2匹が日本語を理解する家に住みながら、夫だけは日本語を覚えないまま10年、20年が経過したのである。私はもう何も期待していない。

日本はもちろん、どこの国へ出張しても誰かが英語を話してくれる。たぶん当たり前すぎて、疑いもしない。

英語のネイティブ・スピーカーというだけで、どれほどラクをしているか
自覚はあるのかね


今日も、前置詞の to を入れ忘れたのを夫に指摘された私は考える。

そして、長男に「こういうとき、本当に to を入れないとダメなの?」と聞くと、
「うん、ぜったい入れる。」 20年アメリカに住んでも、こんな間違いをしでかしている。

ラテン語で遊んでる場合じゃない。


<今日の英語>

Count your blessings.
悪いことばかりじゃないと思いなさい。


友達はみんな理想の家が買えないといつも嘆いているのに、自分は近々遺産がもらえることになった。もし私だけが素敵な家を買ったら、きっとみんなの気分を害するだろう。どうやって彼らに対応したらいいかという相談に、「まだ家を見つけてもいないのに、そんな心配は無用です。むしろ、自分がどれだけラッキーか考えなさい。」というアドバイス。

文字通りには、自分が受けているお恵みを数え上げる。



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 |  言語  |  コメント(3)

Comment

alter ego
この言葉、とても素敵ですね。
もう一人の私…。
ブログのタイトルに、この言葉を使わせて頂きたいと思います。
まだまだurlを貼り付けられるような内容を書く事が出来ていないので、
恥ずかしくて思いつきのニックネームしか残していないのですが
いつかコメットさんが、思わず覗きたくなるような記事を書けるようになりたいです。
コメットさんの英文はとても参考になります!
教科書類には記載されていないような、けれどいざという時に、知っていたら嬉しい内容です。
栄恵 |  2010.05.23(日) 09:12 | URL |  【編集】

関係ないですが

今、テレビで世界卓球を見ています。日本の対戦相手は何とベラルーシ!!
思わずコメントに書かせてもらいました(笑)
こはる |  2010.05.23(日) 21:22 | URL |  【編集】

ラテン語

やっとノートに書き写しました。<今日の英語>楽しみにしてますが、覚えたそばから忘れるんです。笑
piko |  2010.05.25(火) 19:15 | URL |  【編集】

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