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平行線

2010.05.12 (水)


1人でお昼ご飯を食べていたら、夫がやってきた。

「500ドル引き出していいかな。」

「よくありません。歯医者は自分でどうにかしてもらって。うちだって、まだ医療費の請求書がいくつも来てるくらいなんだから。」

今週、私は請求書をわざと台所のカウンターに広げておいたのだ。

「それは知ってるよ。彼は友だちに頼んで650ドル集めたんだそうだ。だから、ぼくが500ドルあげると、治療費がカバーできる。」

「ルーマニアで歯を1本治すのに、15ドルなんですってね。」

「いや、彼はクラウンやインプラントをしなくちゃいけないし、それに保険がないんだよ。」

「じゃあ、自分で払える範囲で治療したら? それに、歯医者の見積もりは見せてくれた? だいたい月収250ドルの国で、よく650ドルも集めたもんねえ。」

なんだか、議論するのがばからしくなってきた。

その人、どう考えてもペテン師じゃないの。」

「いや、そうじゃない。もう1年以上も知り合いなんだし、彼の言うことは筋が通っている。」

知り合いって、オンラインで会っただけでしょ。

「ともかく、私は納得してません。今までいったいいくらあげたと思ってるの? なんでうちに頼るのよ。」

「ぼくは彼を助けたい。500ドルだけだ。ぼくが勝手にATMから出してくることもできるけど、そうするときみのやっている家計管理に支障が出るし、手数料がかかるだろう。だから、理解してもらってからやりたいんだよ。」

「これが最後って言いながら、ぜんぜん終わりがないじゃない。どうやったらこんなこと理解できるのよ。常識で考えてみてよ。」

「彼はもうすぐ試験なんだ。10科目もあるんだよ。歯のせいで集中できないだろう。」

そんなことどうでもいい。

夫は人のいいところがあるが、それだけが理由ではないと私は直感した。夫が彼らの「ビジネス」に手を貸している? 何かをネタにゆすられている? 騙されているだけにしては、話がおかしすぎる。

「ルーマニアの人と何をしているのか、ぜんぶ正直に話す気はないの?」

「だから、ぜんぶ話してるよ。」

電卓が戻ってきたのを夫は知らない。本当に苦学生を助けるだけなら、たった15ドルの電卓を贈ったことを隠すだろうか。

夫が主体的に彼らに関わっているように思える

       *

こんなことを15分も話したが、私も夫も譲らず、平行線をたどるだけ。ただし、私たちはどなりあったりしない。

「じゃあ、マリウスと話をさせて。どういうことだか、私が直接聞くから。歯も見せてもらいたいもんだわ。」

「じゃあ、歯の写真を送らせよう。」

「写真じゃどうでもごまかせるじゃない。直接スカイプに出てもらいます。」

夫は一瞬ためらった。

「うーん、そりゃいいけど。あんまり怒らないで話をしてくれ。」

「ルーマニアは夜7時か8時でしょ。いますぐ話しましょう。」

夫が自室に入り、私は食べかけの食事をそのままにして、後に続いた。

「彼はいまパソコンをやってないみたいだ。チャット画面に出ないから。」

ちがう。これは時間稼ぎだ。話のつじつまを合わせるために、夫はマリウスに先にあれこれ指示を出したいのだろう。

「電話して呼び出したら?」

「電話番号は持ってない。いつもスカイプだから。」

また嘘をついている。ウェスタンユニオンで、おそらく何千ドルもあげたはずの相手の電話番号を知らないわけがない。

結局、今日はマリウスと話せなかった。

夫は、私とこの話をすることが非常にストレスだと恨めしそうに言った。私は、そのセリフをそっくり返した。




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 |   |  コメント(3)

Comment

見返りは・・・何?

旦那が、お金や物を送っているのは、何かの見返りなんだと思うけど、それが何かを突き止めないと。

彼女が美人で、ルーマニアから愛をこめてなんて言ってるとか?笑

いっそ、ルーマニアに行かせて、その間に
家を売って貯金を持って逃げるとか。

アメリカは広いしね。
piko |  2010.05.12(水) 15:12 | URL |  【編集】

そうですか~

困りましたね~。

『送る!』『だめ!』では、平行線のままですかぁ~。

ご主人は、だまされてるなんてつゆも思わず、信用しきっているみたいですね。

振り込め詐欺でも、ATMコーナーで警官が「詐欺かもしれないからやめなさい」との制止を振り切ってまでも振り込むらしいです。

困りましたね・・・
お二人が自分の意見だけ主張すれば、平行線のままです。そこで、ご主人の考えをじっくり聞いてみるのはどうでしょう。『だめ!』でなく、まず『そうね』『どうして?』作戦でいってみませんか?

反対されていると思うと反発しますから、心配されている・認めらていると感じてもらう作戦です。

「そうね。その人とはどうやって、いつ知合ったの?職業は?何が信用できるの?」とか、いろいろ聞き出していくうちに、『あれ、それって変じゃない?』という点がでてくると思います。ご主人が自分で変だなと気づいてくれたら成功です。

Noと言わずに、ひたすらご主人の思いを引き出すのは、かなり大変かもしれませんが。

これまでは、komatta3が密かに情報収集してきましたが、ご主人から直接聞くのもいいんじゃないでしょうか?

作戦後、komatta3が「それはお金を送るべきだわ」とミイラ取りがミイラにならないことを祈ってます。
白いねこ |  2010.05.13(木) 02:52 | URL |  【編集】

旦那さんかなり動揺していますね。彼の病気に差し障るかどうかは分かりませんが、きちんと旦那さんに話をするのは大切だと思います。

ルーマニアの人とは今後も旦那さんは付き合っていくのでしょうから、komatta3さんがきちんと話す機会が必要だと思います。
出来るならしっかり係わった方がいいと思います。大変とは思いますが、旦那さんは今盲目になっています。
komatta3さんがストレスを溜めない様にここは頑張って抵抗してください!!!!!
mako |  2010.05.13(木) 03:03 | URL |  【編集】

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