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800ドル却下

2010.05.11 (火)


私がパソコンに向かっていたら、夫が部屋に入ってきた。

「あのー、きみが怒るのはわかっているんだけど。」

もう何も言わないでも、そぶりでわかる。わかっているなら、やめたら?

「800ドル、都合してくれないかな。」

できません。」と顔も上げない私。

「うーん、じゃあ700ドル?」

ノー。」

「600ドル? いや、500ドルでもいい。」

だめです。煙突を立てるのに一万ドル払うのよ。それに、そんなお金があるなら、大学資金に回します。この間、株がどーんと下がったでしょう。」

「あれ、戻ってきたんじゃなかったのか。」

「戻ったけど、また下がりました。」

不安定な株価も、こういうときは便利だ。

「だいたい、あなたは理由も説明しないじゃないの。」

「彼が歯を折ったんだ。スポーツで。」

「…。家賃も払えないのに、スポーツする余裕はあるわけね。」 そうでなくても、なんで私たちが治療費を払ってあげなくちゃいけないの? 

「助けてあげたいんだよ。」

とにかく、お金は出しません。」

夫はあきらめきれないようすで、「ちょっと考えておいてくれ」と言い残して、出て行った。

      *

平均月収が250ドルの国で、歯を直すのに800ドルもかかるわけがない。夫は tooth (1本)と言ったのか、teeth(複数)と言ったのか。

こんな話をブログに書いているのが、我ながら信じられない。私には創作の才能はないので、事実を記録しているだけなのだが、それにしても夫はもう少しまともな話を作れないのだろうか

なぜか夫はいきなり800ドルという、これまでの2倍以上の金額を持ち出した。そのために、かえってあっさり却下できた。でも、夫はこのまま引き下がるかどうかわからない。

何時間かして、夫がまた通りがかりに言った。

「さっきの話、もう一度考え直してくれないか。スポーツといっても、彼は大学でスポーツの勉強をしているんだ。スポーツ医学。それに、パヴェルとちがって、授業料を払ってるんだ。」

私は無視した。

関係ないパヴェルを引き合いに出されて、私はむかついた

パヴェルは私のお気に入りで、お金を貸したことがあるから、そこをつつこうと思っているのだろうか。

じゃあパヴェルみたいにドイツ語を勉強して、ドイツの大学に行けばいいのだ。あの子はビザのために私たちのお金を1ヶ月借りただけで、入学手続きが終わったら、すぐに全額返した。そのあとは、バースデーに少し現金を贈った以外、お金はあげてない。授業料はほとんど無料だったらしいけど、生活費も教材費も自分でアルバイトして稼いでた。困ったらいつでも貸すと言ったのに、一度だってねだったことはない。卒業したら大学寮を出て何かと物入りだろうからとお祝いにお金を贈ろうとしたら、それも遠慮されて私はまだ何もあげてない。

ルーマニアのごろつきといっしょにしないでよ、と心の中でののしった。

      *

あとで長男と次男に聞いてみた。

「また、ダディがお金を送りたいんだって。今度はいくらだと思う?」

「…500ドル?」と長男。私の顔つきで、かなり多いと予想したらしい。次男はゲームの山場だそうで、答えない。

「800ドルよ!むちゃくちゃでしょ。だから、ダメだって言ったの。しかも、理由がなんだと思う? 歯を折ったんだって。そんなのルーマニアの保険でやってよね。あー、やだやだ。」

長男も次男も無言だった。彼らにとっては800ドルは大金なのだ。ちょっと呆然としている。800ドルあれば、パソコンもゲームも買える。

「お母さん、やっぱり誰かに話しなよ。」と長男。

「だから、あんたたちに話してるでしょ。」

「ぼくたち、何もできないよ。直せないよ。ダディをどこかに連れて行けば?」

「あんたに直してもらおうなんて思ってないわよ。それに、ダディはどこかに連れて行っても話す人じゃないの。それこそお金と時間の無駄じゃない。」

「じゃあ、なんでぼくたちに言うの?」と長男。

あんたたちがそこにいるから、でしょ。」

次男がわーはっはと笑う。まったくコイツは。なにがおかしい?

「それに、こういう話は知っておいたほうがいいと思わない? あんたたちがパソコン買いたいとか大学に行きたいというときになって、お金はありません、ダディがルーマニアに送っちゃったから、なんていきなり言われるよりいいんじゃない?」

次男が口を挟んだ。

「ぼく、いいアイディアがある。Webcam でマリウスに歯を見せてって聞いたら? ほんとに歯が折れてるかどうか、それでわかるよ。」

なかなか悪知恵が働くじゃないの。

でも、明らかな嘘だから、きっと夫は嘘の重ね塗りをするだけだ。


<今日の英語>

There is always next year.
いつだって来年はある。


近々、学校予算の投票が周辺地域で行われるので、ローカルな議論が盛んになってきた。「確かに税金は高いけど、今年はそうも言っていられない。減税はひとまず置いておこうじゃないか。来年があるんだから、そのとき再検討すればいい。」という予算承認派の一言。私は市民権を持っていないので、投票できない。



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 |   |  コメント(6)

Comment

だまされるのは幸せ

うちの主人の場合は、だまされている間はとても幸せ、だから後でだまされたってわれに返っても、認めたくないのよね。

詐欺師が後を絶たないのは、幸せを売ってるからかもしれない。

永遠に引き取ってくれる詐欺師にめぐり会ってもらいたい。
piko |  2010.05.11(火) 17:13 | URL |  【編集】

振り込め詐欺

これは、振り込め詐欺じゃないですか!!

komatta3もご存知と思いますが、信じられませんが、日本では振り込め詐欺が大問題になっています。数百万円もどうしてふりこんでしまうのかと思いますが、振り込んでしまうみたいです。

ご主人の場合、金額が段々増えています。カモにされています。

真面目でやさしい人ほどだまされやすいのかもしれません。でも、ご主人はそのことに全く気がついていません。

出せる金額だからどうにかしてあげようと思うのでしょう。80,000ドルだったら考えますよね。相手の上手いところです。

「だまされてるのよ!!気がつかないの!!」って、日本の振り込め詐欺のすごさを例に、ご主人の目を覚まさせてあげて下さい。

帰ってきた郵便物も、相手はうその住所を教えて品物を送らせて、信用させようとしているのかもしれません。疑い始めたらそれで終わりにしようと思っているのかも。

白いねこ |  2010.05.11(火) 17:31 | URL |  【編集】

私の夫も日本人ではないですが、お金の管理は夫だし、いつ誰に送金しようが何に使おうが私は全く知らずにいると思います。
でも自他共に認めるどケチなので、そんな見ず知らずの人にお金を送るなんて想像もできない事。
だからcomatta3のご主人の行動は未だに信じられないです。
元々お金には無頓着でcomatta3が全て管理していらっしゃるようですが、余程巧妙な手口で騙されているのだとしか思えないですから早く手を打ったほうが良いと思います。
sam |  2010.05.12(水) 00:25 | URL |  【編集】

戻ってきた箱を見せて、旦那さんに「あなたはだまされているわ。どうしてわからないの?」と言ってみてはいかがですか?そして「あなたが心配だから今回は箱を開けさせて貰ったわ。もし今あなたがいやな思いをしていたら、それと同じ位私もいやな思いをしてるのよ。だからネットで誰かと関わって物やお金を送るのはもうやめて」等言ってみるとか、、。
Hakusai |  2010.05.12(水) 05:32 | URL |  【編集】

けちな旦那

うちの旦那はけちですが、だまされてお金をバンバン人にあげますよ。
妻の私や子供にけちなだけ。
自分の旦那に困っているのに、アドバイスはできません。

komatta3のご主人の場合も同じように、これは病気としか言いようがないのです。

どなたか、こんな病気をどうしたらいいか
教えてください。笑
piko |  2010.05.12(水) 07:45 | URL |  【編集】

騙されてると思います

私も読んでいて旦那さんの送金の頻度と金額にはびっくりします。

旦那さんはお金があるから、そのルーマニア人に頼られるから余計に何かしてあげたい様に思います。

彼自身頼られることで自分の価値を確認してるのかも知れません。

でも旦那さんはいいカモにされています。
一度komatta3さんがマリウスに話をして、お金の都合は余り出来ないが、相談には乗ると説明してみてはどうでしょうか。
旦那さんと一緒にたまには助けれるけど毎月は無理と言ってしまうのもいいかもしれないです。要はkomatta3さんが嘘でもマリウスと連絡をとって矛盾している事を言ってみるのもいいかもしれません。
旦那さんに言って無理なら本人と勝負です。頑張ってください
mako |  2010.05.12(水) 08:59 | URL |  【編集】

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