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いい声と話し方

2010.05.08 (土)


こんな風に話せたらいいなと思う人が2人いる。

1人は、チンパンジー研究者のイギリス人 Jane Goodall.

76歳なのでちょっとしわがれてきたが、彼女の落ち着いた話し方がいい。若いときのビデオでもとても穏やか。気負いも飾り気もない。研究や動物に対する情熱と忍耐が伝わってくる。

もう1人は、NPRラジオのベテラン・ジャーナリスト Nina Totenberg.

彼女はニューヨーク生まれ。法務が専門なので、最高裁判事のやり取りなどを声色を混ぜつつレポートするのだが、難しい話なのになぜか楽しい。声が明るい。

明瞭でわかりやすい、ゆっくりめの英語。自分が何を話しているのかよくわかっているという自信が漂う(持ち上げすぎかな)。声だけでファンになった。

若い声だが、66歳。彼女が出ると、ながら視聴をやめてちゃんと聞く。

彼女のジャーナリストとしての能力を判断するほど、私はものを知らない。単に声と話し方に好感を持っている。

日本人でこういう対象が見つかればいいのだが、思いつかない。

         *

醜い顔は目をそむければ見えないが、悪声は届く。

なぜかアメリカではアナウンサーでも声の悪い人(声の質が悪い、発音がはっきりしない、しょっちゅう原稿につまづく、奇妙な癖がある、など)がいる。

外見がよくても聞きづらいと消す。車の中で、「この人、声がよくない。」と言ってはラジオのチャンネルを変える。だみ声を聞くと、口直しならぬ、耳直しをしたくなる。

子どもたちは、「お母さんの基準が厳しすぎるんだよ。」と言うが、私は耳障りな音や声にはこらえ性がない。騒音もだめなので、アパート暮らしには向かない。

音感もよくないし、歌も下手だし、そんなに音楽が好きなわけでもない。単に神経質な性格が災いしているだけかもしれない。日本の駅のホームやデパートのアナウンスは、時として拷問に近い。

しかし、耳栓もうっとうしいのだ。耳栓をすると、かえって聞きたくないその音だけが聞こえたりして(たとえば、夫の口笛)、発狂しそうになる。

だから、夫には「口笛やめて。」と言い、子どもたちには「テレビを消して。音を下げて。」と命じ、プレイデートに来る子のお迎えが待ち遠しいのである。

        *

もう1人、声だけ聞いてファンになった人がいた。正確には、たった1つの文章を読む声だった。

数年前、BBC ワールドサービスでは、時報の前に各国のアナウンスを入れていた。"This is the BBC World Service from..." というせりふを現地の人が読む趣向である。

それぞれのアクセントや特徴がおもしろかった。ニューヨークは早口でピシッとして、ロサンゼルスはサラリとしてお気楽な感じだった。英語圏だけではない。上海とかサンパウロとかソフィアとか、その日によって3~4か所が選ばれた。

その中で、モスクワの男性が実にいい声だった

低すぎず、高すぎず、適度な響き、つやがあり、クールな色気と包容力を感じさせた。ロシア風のアクセントがまたよかった。

私は from Moscow を心待ちにしていたが、毎日ではないし、時間によって出る国が違うので、なかなか難しかった。

あとでわかったことだが、彼はアナウンサーではなくて製作スタッフで、番組を持っていたのではなかった。ある日、オフィスでたまたまアナウンスの録音を頼まれただけらしい。

いつしか無機質なロシア女性に代わってしまい、録音しておけばよかったなあとがっかりした(今はもうやっていないと思う)。

しばらくして、それは私だけではなかったことがわかった。

リスナーからの問い合わせに答える番組の中で、「彼のファンの皆さん、ご心配なく。Mr. Moscow はまだBBC モスクワ支局で働いています。」という報告がなされた。

彼は思いがけない反響に驚いたということだった。名前も公表されたが、忘れてしまった。

声だけでモテる人はいるのだ。Mr. Moscow の声は密かに人気を博していたらしい。彼に番組を持たせたら、視聴率があがったのにと思う。

ネットで探せば顔写真が見つかるかもしれないが、美化したイメージと違っていたらいやなので、声だけで想像するに留めている。


<今日の英語>

It hasn't really sunk in yet.
本当にまだピンと来ません。


記録的なスコアを出した石川遼のコメント(の英訳)がNYタイムズに出ていた。大きなニュースだったらしいが、私はゴルフには興味がないのでわからない。日本語の新聞には、「自分が優勝したのが信じられない。今の段階では重みも分からず、実感もない。」と書いてあった。sunk は sink (沈む、沁みこむ)の過去分詞形。



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 |  社会  |  コメント(5)

Comment

数年に一度ですけど、帰国した時に聞かされる「女性の甘ったるい声」と「センテンス最終尾の母音を引張り揚げる喋り方」を聞くと、耳を塞ぎたくなるわ。
あと一つは、男性が喋る間合いに「すぅ~」すする音を聞くと悪寒が走るの。あなたは如何?
yumiko |  2010.05.08(土) 03:12 | URL |  【編集】

選挙期間の演説中のオバマの声は声帯の響きがかなりアピールがあったのに、昨今、さっぱりなのは何故なのかしら?
ゲスト |  2010.05.08(土) 06:38 | URL |  【編集】

こんにちは。愛人ごっこの続きを心待ちにしているものです。早く続きが読みたいです!
らら |  2010.05.08(土) 09:44 | URL |  【編集】

私は・・・日本の洋服屋の店員の「どうぞご覧くださいませ~」を聞くと見る気が失せます。誰に言うわけでもなく、感情もなく、ただ決まりだから発声しているだけ。
第一、なんの効果があるのか全くわからない。
私もラジオで聴くある特徴のある発音の人のファン。彼はただ、「このラジオは○○ヘルツで放送しています云々」を言うだけ。めったにニュースは読まない。でも彼の明るく弾むような発音が大好き。
ひまわり |  2010.05.08(土) 13:42 | URL |  【編集】

アメリカ人の大きな声で、だらだらと話すのが嫌いで、大仰なsincereじゃないコンプリメントも嫌いです。ジェーングダールさんは実際に講演に伺ったことがあります。もちろんやっておられることがやっておられることなので好感を持ちました。顔つきも素敵です。DVDもあるので、また見てみます。
声、私も気をつけてみたいと思います。アメリカ女に負けたくないので(笑)。
A |  2010.05.09(日) 02:17 | URL |  【編集】

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