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戻ってきた小包

2010.05.03 (月)


郵便受けの中に小さめの段ボール箱が入っていた。

日本から?と一瞬喜んだけれど、いつもはゆうパックか封筒だからちがう。夫が本かゲームを注文したのかなと思い、箱を引っ張り出した。かなり大きい郵便受けなのに、ギリギリに入るくらいの大きさ。

ラベルに Romania と書いてあった。ルーマニアからいったい何を送ってきたんだろう。

でも、よく見ると、これは夫の字だ。Romania は宛先のレベルで、Felicia という女性の名前がある。箱の左上には、発送人である夫の名前と住所が貼ってあった。

夫の出した小包が戻ってきたらしい

箱をひっくり返すと、フランス語で項目がいくつか書いてあり、Non Reclame に印が付けてある。受取人が取りに来なかったということだ。航空便でアメリカを出たものの、ルーマニア国内で行方不明になったか、住所が間違っていたか、受取人に通知できなかったのか。

ともかく、受取人の手元には届かず、保管期限が切れて返送されてきた。消印は1月18日。この箱は3ヶ月以上かけて大西洋を往復したらしい。

関税の書類には夫の字で electronic calculator つまり電卓と書いてある。

ルーマニアにだって電卓くらい売っているだろうに。いや、平均月収が250ドルの国である。電卓はぜいたく品なのだろうか。

もしかして、先日夫が郵便局に1人で行ってきたのは、この荷物が届かなくて再度送るためだったのかもしれない。

それにしても、電卓一つにしては箱が大きいし、軽い。

箱にはアマゾンのロゴが書いてあり、夫はかなりきっちりテープをしてある。どこかの税関が開けた形跡はない。

        *

ふだん郵便物を持ってくるのは長男の役目だが、たまたま私が何の気なしに取ってきた。偶然にしては出来過ぎである。

私はすぐに夫に見せずに、いったん車のトランクに隠すことにした。

そのまま夫に渡すこともできるが、こういう証拠品が手に入る確率は低い。せっかく誰にも知られずに入手できたのに、あっさり引き渡すのはもったいない。

荷物の中に手紙でも入っているかもしれない。関税書類に嘘を書くとは思えないから、たぶん電卓だろうが、気になる。

日本から来る荷物も、ごくたまに開封されたあとがある。このルーマニア行きの荷物が開けられてもおかしくない。とくに、引き取り手がなくおそらく1ヶ月は保管された荷物である。

私が開けてみて、また封をしたらバレるだろうか。

夫は、まさか荷物が返送されたとは予想していないと思う。慌てることはない。この箱はしばらく隠しておいて、どうするか考えよう。

      *

夫が大金持ちならば、毎月1万ドル送っても私はたぶん気にしない。

大金持ちでなくても、もし子どもが独立していて、夫が以前のようにフルタイムで働いていれば、嫌味を言いつつ、おそらく見のがしてあげる。

1ヶ月に500ドルあげたとして、1年で6000ドル。非常に惜しいが、今でも払えない額ではない。株価が少し上がればそれくらいは(紙の上だけの話だが)わりと簡単に儲かる。

お金のことは一切私に任せている夫でも見当がつくはずで、だからこそ1回に500ドルなのだ。

だいたい夫が療養中なのに、私はいまだに専業主婦のままでぼんやり過ごしている。それでも、たいして貯金を崩さずに生活できる。ふだんから贅沢には縁がないし、私は借金が大きらいで貯金が好き。それくらいの蓄えはしてきた。

でも、外国でほかに頼れる人もない私にとっては、100ドルでも多くお金を貯めたいことに変わりはない。

これというのも、夫が私に隠し事をするからいけないのである

夫の場合、隠し事にはなっていない。私はこれだけ情報をつかんでいるのだ。隠し事の下手な人が何か隠そうとするほど、間抜けなことはない。

私を不愉快にさせてまで送金したり、物を送ったりするほど、夫にとって重要なこととはいったい何だろう。

マリウスと、彼のガールフレンドらしきステフ、そして電卓の受取人であるフェリシアの関係はどうなっているんだろう。マリウスはただの隠れ蓑で、本当はフェリシアにお金をあげているんだろうか。

私に白状しないところからして、夫がなにか後ろめたいことをしているのは確かだ。しかし、夫の作り話もそろそろ限界に近づいている。

      *

タイ女の騒動が起きる前は、こういう隠し事はなかった。

お互いに相手に言わないことはもちろんあったが、率直に何でも話す間柄だった。いまでも軽口をたたくし、思ったことをずばりと言う(ただし、夫婦関係についての話題を除く)が、根本的な信頼関係は失われてしまった気がする。

でも、そういう状態がもう10年も続いているので、特別それが変わっているとも思わないのだ。ブログを読んだ人からコメントをもらって、「世間から見たら、これは普通じゃないのかもしれない。」と気がつくありさまである。

暴力もなく、義理の家族との問題もなく、家のローンがあと3年くらいで終われば借金はない。夫の躁うつ病は落ち着き、子どもたちはゲームをやりすぎだけれど問題児でもなく、健康だし、私は毎日お気楽に暮らしている。

その代償として、これくらいの隠し事はほうっておけばいいのかもしれないが、まだそこまで割り切れない。




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 |   |  コメント(4)

Comment

electronic calculatorとは

パソコンではないかと思います。以前勤めていた日系の会社でパソコンを税関への届出なしで国際便に入れるのは違法とかで、electronic calculatorと記載していました。箱の大きさは大きいのでしょうか?
シネマガール |  2010.05.03(月) 10:35 | URL |  【編集】

アメリカ発日本着の小包が日本税関で開封された経験があります。
その時、日本税関オリジナルの梱包テープで再梱包されていました。
アメリカ税関でも職務権限などのためにそういうテープを使っている可能性あります。その事実確認とご主人の知識(事実有りで、そのことをご主人が知ってたりするとマズイ)の把握を怠りなく!
山婆 |  2010.05.03(月) 13:41 | URL |  【編集】

初めまして。
小包の中身が気になるでしょうが、開封はいつでも可能です。
ここぞ!という時まで、誰にも見つからないように保管しておいた方が賢明です。
リラクマ46952 |  2010.05.04(火) 02:16 | URL |  【編集】

シネマガールさんになるほど。。。。

そうかもしれませんね。electronic calculatorとはよく言ったもので、パソコンと聞こえないこともありませんね。それにしても、皆さんの細かく且つ賢いアドバイスに笑えました。
Yukstar |  2010.05.05(水) 12:21 | URL |  【編集】

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