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勝手に200ドル、ありえない300ドル

2010.04.30 (金)


夫がさりげない風を装って言った。

「言い忘れてたけど、昨日200ドル引き出したから。」

「どういう意味? 何に使うの?」

「ATMで。当座から。それくらい置いてあるだろう。」

「この頃は300ドルも入れてません。利子がつかないんだから。」

どうして引き出す前に残高照会しないのよ。

これまではいつも私に確認していたのに、事後報告ときた。しかも、使い道は言わない。つまり、言えないということだ。夫はまだルーマニア人にお金を送っている

ふだんはほとんどクレジットカードだから、現金は必要ない。ピザだって散髪だってクレジットカード。田舎の駐車場は無料。まとまった現金を用意するのは、ちょっと遠くに出かけるときだけである。

オンラインで残高を調べたら、100ドルだった。さすがにそれでは緊急時に困る。他の銀行から500ドルを移した。それが昨日のこと。

      *

今日の午後、買出しから戻ると、不安そうな夫が待ち受けていた。

これから外出するという格好をしている。私以上に出かけない夫はいつもジャージーやよれたシャツを着ているので、出かけるときはすぐわかる。

「すごくナーバスになってるんだよ。」

パニック・アタック? うつ状態? またER? ドキッとした私に夫は言った。

「..友だちの....が強盗にあったんだ。」 モゴモゴ言うので、よく聞こえない。

「強盗? 友だちって言った? 誰?」

「マリウス。ルーマニアの。」

その人が強盗にあって、どうしてあなたがナーバスになるわけ? 夫の精神状態を心配した私はほっとしたけれど、いやな予感がした。

「彼に300ドル送りたいんだ。明日がアパートの家賃の支払日なのに、お金がないんだそうだ。彼はこれまで一度もうそをついたことがない。それに、とてもいい友だちだし。」

この人はいったい何を考えてるんだろう。

「昨日200ドル出したんでしょ。そのお金を使えばいいじゃない。」

「あれは、PayPalに入れてしまった。そちらから出すと2、3日かかるから、間に合わない。」

「じゃあ、奥さんや友だちに借りたら? 1か月分の家賃くらい貯金してないの? なんで遠いアメリカに頼むの。」

「奥さんはいない。あれはガールフレンドだ。それに、マリウスは銀行口座を持っていない。」

「一昨日、あなたが私に言わないで200ドルも引き出したから、500ドル入れたばかりだけど、まだ引き出せないと思う。」

もう引き出せるのはわかっていたが、うそをついた。でも、夫はしつこい。

「普通預金にはあるんだろう。ミニマムしか入れてないのはわかってるけど、300ドル動かしてくれないか。手数料はがまんして。」

なんでそんなことで銀行にもうけさせなくちゃいけないのよ。とりあえず銀行に行って、当座から引き出せるか聞いてみれば、と突き放した。

「明日必要なお金をどうやってヨーロッパに送るのよ。まあ、あなたはこれまで何回もやっただろうから、私より詳しいでしょうけどね。」と嫌味を言ってみた。

「うーん、ウェスタン・ユニオンでやればすぐだ。」 

やっぱりこれまでもそうしていたのだ。私は20年以上アメリカに住みながら、ウェスタンユニオンで送金したことはない。きっとスーパーのカスタマー・サービスでできるのだろう。

国際為替を郵送したのではないとしたら、郵便局から出したものは何? 

       *

夫が出かけてから、ふと思いついて、ルーマニアのアパートの家賃を検索してみた。ピンきりだったが、アメリカに比べたら信じられないくらい安い。首都ブカレストでそれだから、マリウスが住んでいる地方はもっと安いはずだ。

前に、ルーマニア在住の人からコメントをもらったことを思い出した。夫が500ドルを送金したときの話だったか、それはルーマニアの平均収入ですと教えてくれた。

あるサイトでルーマニアの2007年度平均月収は200ユーロという統計を見つけた。今日のレートで265ドル。500ドルはかなり高給取りということか。

銀行口座を持っていないマリウスの家賃が300ドルということはありえない。平均月収以上も払えるわけがない。旧共産圏の暮らしはわからないが、それが払えるくらいの収入なら、強盗にあってもどこかに貯金があるはずだ。

強盗も作り話だと思ったが、家賃が払えないなんてばからしい理由を持ち出したもんだ。タイ女のときだって、私の調査能力に脱帽したと言っていたのに、こんな下手なうそで私を騙せると思っているなんて。アイビーリーグでなにを勉強してきたのよ。

夫は帰宅して、そそくさと自分の部屋にこもった。

さて、300ドルの家賃という矛盾をどうやって説明してあげようか。

そして、勝手に引き出した200ドルと合わせて500ドルを送金したと私は読んでいるから、ウェスタンユニオンの送金用紙を見せてもらおうかな。そうすると、200ドルをPayPalに入れたといううそもばれるから、夫は抵抗する。つまり、見せても見せなくても、うそをついていたということになる。

強盗と家賃の組み合わせ。夫は知恵を絞ったつもりなのだろう。この次はどういう言い訳を考えてくるのか。夫は私が怒ると知っていて、どうしてこんなことを続けるんだろう。

夫は私がマリウスと話してもいいと言っていた。どうせ口裏を合わせている相手に聞いてもしかたない。




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 |   |  コメント(4)

Comment

とうとう来たか、という感じがします。

でも、あり得ないことですよね、つくづく。。。ご主人と一体どういう関係にある人(たち)なのでしょうか、そんなお金を送ってくれと頼んでくる人(たち)とは。。。

ルーマニアの経済水準がkomatta3さんが調べられたようなものであるのなら、尚更おかしいです。 200ドル、300ドルというと、米国(日本もそうですが)の金銭感覚だと見逃せなくもない微妙な額ですが、それを承知の上でそのような額を言ってきたのでしょうか。でもよく考えてみると、北米感覚に換算したら数千ドルレベルになるお金ですよね。どこの誰にどういう風に頼めばそんなお金を用立ててくれるのか、私も知りたいです。
a Greenwich Villager |  2010.05.01(土) 04:23 | URL |  【編集】

komatta3は旦那様に、500$払って何の見返りがあるのか(無償の奉仕?)、アイビーリーグで一体何を学んできたのか、と言っても良いのでは?ご主人は心を一人では満たせなくてお金を通して誰かと深く関わることで心の隙間を埋めようとしているようですね。近所のボランティア活動とかではだめなのでしょうか?或いは毎月40$ほどで1年間だけどこかの里親になるとか、、。500$支払った所で彼(マリウス)が救われるとは到底思えません。またお金を要求されるだけのような気がします。食い止める方法があると良いのですが、、。
Hakusai |  2010.05.01(土) 06:40 | URL |  【編集】

旦那さん、絶対だまされています。
シネマガール |  2010.05.01(土) 11:59 | URL |  【編集】

とても心配です。人のいい旦那さまがルーマニア人に騙されてしまっているように思います。
もうこのあたりで終わらせないと“たかり”がずるずると続きそうなので、一旦その手の専門家に任せると言うのはどうでしょうか?つまり、弁護士のような方に合理性を持って旦那さまを説得してもらうか、もしくは探偵のような方に調査をしてもらい事実を説明してもらうか……。私は詳しくないのですが、そういったことを専門にしている職業の人がかならずいると思うのです。
旦那さまは一度他人に預けて、突き放した方がいいかもしれません。

そして、↑のコメントでHakusaiさんがおっしゃっているように、ボランティア活動や里親制度などに登録して正当な人助けをしていった方がいいように思います。
おっせかいでごめんなさい。良い方向に向かっていくことを祈っています。
うさ |  2010.05.01(土) 14:30 | URL |  【編集】

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